家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

講師は渡辺誠弥さん

2013-06-08 07:36:38 | Weblog
講師は渡辺誠弥さん。

これで「のぶや」と読む。

もとNHKアナウンサーだったので滑舌は流石だ。

しかし年を取れば忘れることも多い。

話が途中でそれると「なんの話だっけ」と元に戻れなくなる。

一つ一つのエピソードは詳細にわたり人の名前もきちんと出てくる。

本人は「ヨタ話ですが」と言うが説得力のある実話だった。

だが「話には少しの嘘を入れたほうが面白くなりますよ」ともいう。

松尾芭蕉も、そうだったと。

職業上各界の超人たちとの交流があり、だから話題が豊富で深い。

説教じみた話ではなく楽しく聞かせてくれる。

ともするとスーッと流れてしまいそうになる。

だが濃い内容だし忘れてはならない話だ。

言葉としても人の「縁が円になった」とか

「人生はいつでも愛(あい)より始まり運(う)は縁(え)に支えられ恩(お)を忘れる
な」と母音のあいうえおを並べてみせる。

知識と経験がぎっしり詰まっていて、さらに自分をよくわかっているので良い方向に行動されている。

人生を楽しんでいることこの上ない感じだ。

「人生は思い通りになる、望まなかったらならない」

確かに岐路では自分の望む方向を選んでいて、人生は岐路で出来ているし、その集大成が今なのだ。

「神様に願い事を10ほど言いなさい」

つまり10くらいは常に願いを持ち、その実現方向を向いていろということだ。

神様には、お礼だけを述べて願い事などするなという考えだった私だが、つまりは神様にお願いしたいほどのものがないともとれる。

つまり人生をもったいなく生きていたのかもしれない。

「暗示があった時に立ち止まって考えるかどうかで、その人の人生をを左右する」という。

暗示を見逃さないようにしたいものだ。

渡辺氏の話も、うっかりすると笑うばかりで宝を掴み損なうところだった。