家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

実は木が倒れていた

2013-09-19 07:52:09 | Weblog
昨日に続き今日も春野に行った。

気が付いた。

1本の杉の木が倒れてコナラに寄りかかっている。

「どうしたものか」

そんな時お願いするのはY爺さん。

チェーンソーは、たまたま昨日久しぶりにエンジンをかけた。

いったんかかるが、すぐに切れる。

キャブクリーナーをエアークリーナーの口から吹き込んでやる。

いったんかかっている時をねらってやったのが功を奏したらしい。

今日は1発始動で調子も良い。

力強い排気音でチェーンの回りも良い。

「こりゃあコナラを切っても落ちんかもしれんぞ」と言う。

複雑にからんで止まった杉の木は、その重みが回りの物とバランスしている。

まず、その支えるコナラを切ることに。

左側に落ちてくるはずなのに左側から切れという。

チェーンソーをかけてコナラを切り始める。

「こちら側をある程度切ってから反対側から切る」と独り言。

急に右肩にポンポンとY爺さんの手。

慌てて逃げた。

「今少し木が動いたでなぁ」

少し様子を見て再度切り始める。

再びポンポン。

慌てて逃げる。

杉の木の下敷きになりたくない。

結局らちのあかない私のやり方にしびれを切らせてY爺さんが直接手を下す。

いつも通りだなと感じた。

コナラはあっという間に倒れ私もY爺さんも安全であった。

「どうも切れ方が良くない。片方の刃が研げてないんじゃないか?」

指先で刃に触って研ぎ具合を見る。

私の目立ての下手さが、こういう時に表れてしまう。

「杉の木だったら吸い込まれるように入っていかにゃいかん」と言われた。

「これとこれを細かく切ってここに横にしときゃいいで」と言い残して去って行った。

言われた通り倒れた木の処理をした後念入りに目立てをしてみた。

だがそう簡単に目立てができるわけはない。

森林組合の人が先日Y爺さんの樫の木を切った時には、まるで大根を切るようにすんなり切れたと聞いた。

そこまででなくとも杉の木をすんなり切れるようには研ぎたい。