家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

北の丸に泊った

2013-09-23 08:48:00 | Weblog
急にいただいたチケットで北の丸に泊れることになった。

二人ではもったいないので友人を誘って4人で楽しんだ。

和風の建物が心を落ち着かせてくれる。

手入れの行き届いた庭に吹く風まで心地よい。

里山は見慣れている私にも不自然さを感じさせない手の入れようだ。

露天風呂から見る景色食事しながら見る景色。

それぞれ完璧だ。

気分は上々で乾杯をする。

従業員の対応も丁寧で気配りを感じさせる。

普段の質より量的な食事内容を反省したくなる。

だが毎日のことなので今日明日だけが特別なのだと自己に言い聞かす。

時間をかけて少しずつ食べては飲み且つ会話を楽しむ余裕。

珠玉の時間だ。

会話の続きは部屋に戻ってから。

初老同士の会話は時間制限を守る。

ゆっくり過ぎた時間は大切に使った時間でもある。

お互いの部屋に分かれて程よい空調でゆったりした眠りについた。

翌朝は風呂に入れる時間の来るのが待ち遠しかった。

日が変わると風呂も変わり昨夜とは違う風呂を楽しむ。

背中に当たる岩の感触が心地よく少し涼しい風を避けて湯船に身を沈める。

朝食の時間も、これまた待ち遠しい。

地産地消という贅沢を存分に味わう。

良いのか悪いのか確実に身になるという実感。

免疫を極端に上げて心身ともに健康になった。

その対価としては申し訳ない程度の出費で済むことがありがたい。

「また来たいね」皆がそう思った。

だがまた来られるかどうかわからない。

安く宿泊できるチケット次第ということだ。

高嶺の花に手が届くのは、めったにあるものではない。