家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ネックウォーマー争奪戦

2010-02-11 08:27:19 | Weblog

長男はTBSの番組宣伝をしている。

月曜日夜8時からTBS系列で放映中の「ハンチョウ」もその一つだ。

で、その番組視聴率アップグッズ(黒色のネックウォーマー)が送られてきた。

その中の一枚を持って吹き矢に向かった。

いつも通りの練習より少し刺激が加わったほうが楽しいかなと思って、そのネックウォーマー争奪戦を企画した。

皆快く受けてくれて試合が始まった。

参加者は私以外14名だ。賞品は一枚だけだから6位の人が権利者ということになった。

6位というのは「ハンチョウ」が6チャンネルだからだ。

全員吹き終わったところで的の前に立ち矢を抜かないで待つ。

証拠の前で待つということだ。「満天35点の方いますか?」と私が聞くが誰もいない。

「次。それでは33点の方?」と続ける。

皆は互いに顔を見合わせている。

1位から3位までが決まり次が同点で3人いた。

時間が無くて早退したがゲームには入りたいという人がいて、その人も同じ点数を出してあった。

都合4名が同点だ。

「それでは同点決勝を行います」

と私が宣して3人を近くのレーンに寄せた。

この時点で早退者は出席出来ず失格とした。

「今からは1本勝負です。それでは始め」と合図する。

3人は、それぞれに礼をして作法に則り吹く。

観客は近くに寄って固唾を呑んで見守る。

「パーンパーンパーン」と的に矢が刺さる音が静かな中で3回響く。

3人とも真ん中に入り7点だった。

「おおー」と声が上がる。

面白くなってきた。

失敗待ちの様相になった。

「それでは、もう一回行います。始め」

の合図とともに吹き始める。

今度はそれぞれ点が開いた。

結局女性が、その権利を得て私が授与した。

「あとになって申し訳ないけど私とお揃いなんですが」と言った。

「ええーっ」と言われた。


光の変化

2010-02-10 09:02:30 | Weblog
ご利用中の「Yahoo! BB光」サービス終了にともなうサ-ビス変更手続きのご案内
という封書が届いた。

ヤフーの光からNTTの光に変更するようだ。

終了すると言っているのだから重い腰を上げざるを得ない。

ホームページを持っているので、そのままヤフーを使いたい。

またBBフォン同士は無料という特典も捨てがたい。

というわけで全く便利に使っていた電話回線をNTTに戻すことになった。

朝9時前からNTT接続業者が来て外の配線と我が家を繋いだ。

10時6分開通した。

業者が調べて「94メガ出ています」と言って出て行った。

入れ替わりにPC設定業者が来てPCを繋いだ。

「何か質問は、ありますか?」とピアスを外してきたスーツの若者。

料金問題も、もう一台のPCも、今後のサポートも私とは無関係と言う。

かろうじて「私が1人でやらなければいけないこと」を整えた眉毛を動かしながら伝えてくれた。

「あとは自分でやるしかない」という覚悟ができた。

「あとは」というのは今のままだと光電話だからBBフォンの恩恵を受けられない。

ソフトバンクから送られてきてあった「光BBユニット」なる機械を取り付けるのだ。

配線をするだけでいいし、それも絵で表現されているので、すぐに出来た。

ところが接続したとたんに固定電話に繋がらなくなった。

これは、どこに連絡して、どう直せばいいんだ?

しばらく不便になりそうだ。

先日も「電話回線を変更すれば安くなりますよ」という業者がやってきた。

個人宅での電話使用料などたかがしれたものだと思う。

電話を使わない日はあってもインターネットに繋がない日はない。

連絡事項はメールの方がありがたい。

またケータイも同じような機能を持っている。

料金も説明はされているもののはっきりは分からない。

これって便利になったのかい?


ファイヤースチール

2010-02-09 07:49:51 | Weblog
TVのサバイバル番組を見ていると必ず持っている物にファイヤースチールがある。

ファイヤースチールをナイフで擦ると大きな火花がバチバチッと出る。

その火花を燃え易い物に移しそれを順次大きな物に移して利用する。

ショッピングセンターの中のスポーツ用品店で、それらしい物を探したが見つからなかった。

「じゃぁライターのフリントで代用してみるか」と思った。

フリントをレジに持って行って買う前に聞いてみた。

すると男子店員がカタログを持ってきて「これではないですか?」と言う。

「そうそうこれこれ」

というわけで取り寄せしてもらった。

その週のうちに連絡が入った。

1575円だった。

さっそく春野に持って行って試してみた。

線香花火のような火花が華々しく出る。

シチリンを持ち出し、その中に杉の枯葉を入れて、それに向けて発火させてみた。

火花は確かに杉の枯葉に到達するのだが着火しない。

もう少し着火性の良い物を探さなくてはならない。

杉の枯葉は、その次の段階での物だ。

どの物質の着火性が高いのだろうかということを考えながら春野で過ごす。

新しい楽しい「気がかり」が出来た。



水道メーターゼロ

2010-02-08 08:24:09 | Weblog
水道料金の確認電話が入った。

「春野にある家の水道の件ですが○○様ですか?」

と所有者を確認した後本題に入った。

「今回のメーター指針も前回のメーター指針もゼロなんですけど」と言う。

「何かの理由があって水を使わないようにしているのですか?」という質問。

「いや使っていますよ」と答える。

考えてみたら春野に行ってもトイレくらいしか水を使っていなかった。

弁当と一緒に保温水筒を持っていく。

中には自宅で沸いた白湯が入っている。

昼食時のインスタント味噌汁に使い、その後の紅茶に使い残りは作業後の手洗いに使う。

後日春野に行くと郵便受けの中に「使用水量等のお知らせ」が入っていた。

検針員は電話をくれた本人であった。

今回のメーター指針  10m3

前回のメーター指針  10m3

今回のご使用水量   0m3

確かにゼロになっている。

だが残念ながら請求金額はゼロではなく1470円だった。


ミモザ

2010-02-07 09:11:52 | Weblog
気温が低く風も強いこの日に本来なら四国に行くはずだった。

四国の相手が「忙しいから」ということで行かなくなった。

行く気になっていたのが行かなくなって気楽になると同時に手持ち無沙汰のような感覚になった。

それではと妻の友人に会いに甲府まで行こうということになった。

ところが寒波のせいで、それも中止になった。

いつも通り春野に行くのでは面白くない。

植木屋さんをのぞいてから行くことにした。

柑橘類の苗が欲しいと思った。

楽しみ方としては花もあるが実を付ける物もいいなと思っていた。

だがいざ、その柑橘類コーナーをみても「これだ」という物は見つからない。

「何か買ってって」とあからさまな言葉を投げかけたおばさんがいた。

妻が「ミモザある?」と聞いた。

おばさんは頭の中で何かを探してから

「有るよ。アカシアだね」

と言ってスタスタと歩き始めた。

付いておいでとは言われなかったが付いて行った。

同じような植木がいっぱい並んでいる中に入っていって二本の苗木を提げて出てきた。

「これだよ」と言う。

「花芽も、こんなにあるで、咲くよ」と言う。

1本1000円也。

以前から欲しかったミモザだ。

「1本もらうよ」と言うと

「2本買ってって」と言うので妻が「安くしてくれる?」と聞く。

「本当は1本1500円を1000円で売ってるもんでね」と言う。

この寒空に客の姿は少ない。

「800円でいいよ」とおばさんは状況を読み決断した。

「じゃぁ2本で1600円でいいの?」と妻。

「いいよ」とおばさんは腹を括った。

柑橘類のはずがミモザになり他にも見たいという計画を寒いからという理由で割愛して車の中に逃げ込んだ。

春野に持って行き植える場所を考えた。

大きくなる木だからということを考慮に入れて2本を少し放して斜面の上と下に分けて植えた。

楽しみ方として、この春は実を付けない黄色の花にした。

森の探検

2010-02-06 09:41:59 | Weblog
春野の我が家をグーグルマップで見てみた。

どうやら新しい情報を加えたようだ。

以前は何もなかったのに今は家は勿論のこと藤棚まで載っている。

そして地形というところをクリックすると主な道路と建物さらに山や川が書き込まれ、あとは等高線で埋められている。

我が家が約200メートルの高度だということは一目で分かった。

我が家の上に林道が走っているのだが、それが書き込まれていない。

グーグルマップを地図に戻してプリントし、また地形にしてもプリントした。

両方を比較しながら道路部分を割り出した。

道路は我が家から直線距離で250メートル高度は350メートルの位置にある。

つまり250メートルの距離で高度差150メートル。

「たいしたことはないな」と感じた。

実際に登って行ってみた。

我が家の敷地は何度か登ってみたことがあったが、その上を登るのは初めてだ。

他人の土地だが雑木の枝を切り落としながら進む。

帰りに迷子にならないように何度も振り返っては道を記憶する。

「鹿やイノシシと遭遇しないように、だが鹿の角は落ちていて欲しい」など邪念を浮かべて進む。

風で揺れる杉の木の枝同士が重なり合って、けっこう大きな音を立てている。

広く開かれた場所に出ては次に雑木の覆い茂る中をくぐり抜けた。

獣道以外に人が通る道も出てきた。

間違えないように枯れ木で印をした。

岩場の上にカーブミラーが見えた。

到達した。

とうとう林道に出たのだ。

アスファルトが弾力のない、それでいて滑らない不思議な歩き心地に感じた。

ガードレールから下を見ると気田川が見える。

川からの高低差は400メートルだが、けっこう高く感じる。

道路から上を見ると絶壁に近い急斜面に鹿の道を発見した。

この道路を横切って鹿たちは降りてくるのだ。

帰路は1 2度「どっちから来たっけ?」となったが目印のおかげで無事戻れた。






冬のぬた場

2010-02-02 09:32:44 | Weblog
ぬた場に下りてみた。

ぬた場の一部に濁った水が見える。

泥は時間が経過すれば沈殿して水は透き通るはずだ。

だから比較的近い時間に泥水に入ったものと思われる。

この穴の大きさと形が、ちょうど鹿の背中ほどだ。

たぶん鹿がやってきて寝転び背中を泥の中に埋めたのであろう。

また、それを証拠付けるかのように鹿の背丈ほどの高さの草に泥がついている。

そして体をブルブルとやった痕も見つけた。

その辺りの草だけ一面に泥が飛び散り付着している。

この冬にも泥水を浴びていることが分かった。

山を掛け下りてきて熱くなった体を冷やしているのか。

はたまた美容のために入っているのか。

日本人の風呂好きと同じように日本に住む鹿は風呂好きなのかな。





「ふきのとう」とカモシカ

2010-02-01 08:31:03 | Weblog
まだ少し早いと思ったが「ふきのとう」を探してみた。

まず以前見つけておいた場所に行った。

やはり、そこに在った。

そしてその周りで6個見つけた。

まだ蕾のままの物すでに開いている物。

畦道が見えないほど落ちている枯れ葉。

山から染み出た水が少しだけ流れている。

勿論コンクリート製の側溝などなく明確な水路もない。

水は、ただ上から下にという原則を持っているだけだ。

ところどころで決壊しては流れを変えている。

水辺の草が生え枯葉が覆っている中では、しっかり見ないと見落としてしまう。

「おや?」と思ったら枯葉をどけてみる。

草むらに神経を集中していたらカモシカの糞を見つけた。

まだ新しいようだ。

彼らが「ふきのとう」を食すかどうか知らないがライバルだったら手ごわい。

人間は視力と集中力だけで闘わなくてはならない。

彼らは当然でかい鼻の穴を更に広げて捜索するに違いないから。

「ふきのとう」のほろ苦さは大人になってから好きになったが動物は子供の頃から好きなのかなぁと素朴な疑問を持ちながら探した。