第2898回で軽自動車の普及台数が増えたことを喜びました。これからは、小さくて軽くて燃費の良い車に乗り換えることがステータスになって欲しいと思っているのですが、そんな私を又してもほくそえませる記事がありました。
「米国民はSUVと決別せよ」 エドワーズ候補が主張 2007.08.30
フロリダ州レークブエナビスタ(AP) 米国民はSUV(スポーツ用多目的車)とおさらばせよーー。来年の米大統領選の民主党指名候補を争うエドワーズ元上院議員が28日、労働組合主催の集会でそんな発言をし、注目を集めている。
米国ではSUVが人気で、こうした発言に対する反発も予想される。
エドワーズ氏はこの日、機械工作者の国際労組が開いた討論会に参加。「米国民には、犠牲を払おうという気持ちがあると思う」と述べ、「私たちに求められていることの一つは、より燃費のいい車を運転することだ」と話した。参加者から、SUVを手放せと言うのかと問われると、「そうだ」と答えた。
エドワーズ氏は「米国民は地球上で最悪の汚染者だ。世界の人口の4%でしかないのに、世界の温室効果ガスの25%を排出している。米国は変わらなくてはならない」と主張。大統領になれば、エネルギー保護を国民に求めるとともに、二酸化炭素の排出量を規制する考えを表明した。
自分は豪邸に住みながら国民には犠牲を求めるのか、との参加者からの質問には、「私が人生でこれまでしてきたことについては、何の弁明も必要ない」「この国では偉大なことをするチャンスがある」などと答えた。
良いですね、アメリカでここまで言うのは勇気がいるかもしれませんね。しかし、こうした発言が出てくることはそれだけアメリカでも環境問題が大きな争点になってきている証拠でしょう。
しかし、「SUVにおさらばせよ」はアメリカ以上に狭い国土の日本にこそ必要な言葉じゃないでしょうか。
こうした言葉は日本の政治家にこそ言って欲しかったですね。何故か池田首相の「貧乏人は麦を食え」を思い出してしまいました。
さしずめ、「貧乏人は軽に乗れ」なんてどうでしょう。ちょっと顰蹙を買いそうですね。もうすこし、刺激を少なく「環境を考える人は軽に乗る」なんてのはどうでしょうか。
兎に角、でかくて燃費の悪い車に乗ることは恥ずかしいことだという認識を広め、でかいクルマに乗ることは肩身が狭いと思わせないといけませんね。
そんなことできるかな!