久し振りにドイツの太陽光発電の導入量の記事がありました。
太陽光発電の国別累積導入量で、ドイツが286万キロワットと日本の170万キロワットを110万キロワットも大きく引き離し、断トツの世界首位となった。国際エネルギー機関(IEA)の太陽光発電システム研究開発協定がまとめたもので、自然エネルギーからの電力を、電力企業が販売する価格より高い価格で強制買い取りさせる「フィード・イン・タリフ制」で太陽光発電を設置するドイツの伸びが際立ち、逆に補助金の打ち切りや結晶系太陽電池原料の確保難に陥っている日本は伸びの鈍化が目立っている。
IEAは同時に、05年の累積導入量でもドイツが191万キロワットと日本の142万キロワットを50万キロワットも引き離しトップになったとの修正も行った。当初は日本とドイツが拮抗した数値だった。06年までに世界が導入した太陽光発電の累積量は569万キロワットと05年を36%上回った。(更新日 2007年 9月13日)
これは何時の時点の統計なのでしょうか。相変わらずこの手の統計はあいまいですね。それだけ掴み切れないと言うのかもしれません。
05年の数値も修正ですか。数字ばかりを追いかけていても仕方無いと言えば創ですが、やはり、せめて近い数字は早くつかみたいものです。それだけ太陽光発電事自体が急成長にあり業界のまとまりも無くはっきりとした数字が掴みきれないのでしょうか。
尤も、私が、そんな数字に拘泥している間に思っている以上にドイツと日本の差は広がっていたと言うことです。その点では、私の営業時に感じた日本の太陽光発電の停滞は本物だったのかもしれません。
第2861回で取り上げた政府全庁舎屋上への太陽光発電設置など、少しはやる気になっていたようにも見える安倍さんの方針が次の総理に受け継がれるのかこれも心配です。こんなことやっていたら、本当に気がついたときには世界のエネルギー最貧国になっているような気がします。
もう望みはないのかも!