昨日もちょっと触れましたが、毒餃子問題を契機に日本の食糧自給に懸念を抱く人が増えています。日本政府もこの機会に日本の農業を見直し日本の自給率を高める政策でも進めるのかと期待していたのですが、政権争いばかりで日本の未来にはどこの政党も興味はなさそうです。やはり戦略なき国はそう簡単には変わらないようです。
しかし、そんなことを言っている場合ではないはずです。第1999回や第2949回でも取り上げたフードマイレージを取り入れて地産地消を促進することで日本の農業を見直す最高の機会ではないでしょうか。
時代は変わったのです。今なら、農産物の自由化に対して言い訳も立とうと言うものです。何と言っても環境問題を全面に押し出せば世界も反対しづらいのじゃないでしょうか。
今やらないと毒餃子も日本人の熱しやすくさめ易い性格から機運の盛り上がりに欠けてきそうです。まずは米の需要を見直すことから始めたいですね。
戦後のアメリカの戦略に乗って、パン食に取って代わられた唯一自給率100%と言われている米をもう一度主食に帰り咲かせるのです。
まずは、半分になってしまった米の消費量をもう一度1人年間2俵に戻しましょう。そして、今なら少し高くても安全な食品を食べたいという要求に乗っかって米価を少しアップして日本の農業がある程度成り立つようにしましょう。
とは言いながら、私も今や米は夜に一膳だけという体たらくですから一番の責任者かもしれません。香川の場合讃岐うどんがあるので米の消費は他府県よりも悪いかもしれませんね。しかし、これも値段が高くなっても国産の小麦に切り替えれば二毛作の復活にもなり農家の収入も増えそうです。
いずれにしても、日本の農業の再生と食糧自給こそ戦略が必要でしょう。
今がチャンス!