団塊の世代のつぶやき

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クリーンエネルギー市場

2008年04月09日 | エネルギー 環境

  

昨日も取り上げた太陽光発電を含む自然エネルギーでの日本の停滞に比べて世界は絶好調のようです。

東京新聞(TOKYO Web)

世界のクリーンエネルギー市場 40%増7.8兆円規模に 200846朝刊

風力やバイオ燃料、太陽光発電などのクリーンエネルギー業界の世界市場規模は二〇〇七年に前年比40%も成長し、七百七十億ドル(約七兆八千億円)超に達したとの調査結果を、米国の調査会社クリーン・エッジ(オレゴン州)が五日、明らかにした。

地球温暖化を招く二酸化炭素(CO2)の排出量が少ないことが評価され、各国政府がクリーンエネルギーの開発計画を次々と打ち出していることなどを背景に、企業の活動が活発化している。

同社は「市場の急拡大は今後も続き、一七年には三倍以上の二千五百四十五億ドル(約二十五兆八千億円)という巨大なビジネスに成長するだろう」と予測した。日本では、海外に比べ風力発電や太陽光発電の伸び悩みが目立つだけに、産業界の取り組み強化が課題になりそうだ。

同社が世界各国の企業のデータを分析した結果、風力発電関連企業の〇七年の総収入は三百一億ドル、バイオ燃料企業は二百五十四億ドル、太陽光関連企業は二百三億ドルと、いずれも急成長。これに燃料電池関連企業の十五億ドルを加えると、クリーンエネルギー関連企業の規模は七百七十三億ドルに達したと推定された。米国や中国、インドなどを中心にベンチャー企業の活動が非常に活発で、企業の投資や政府の計画などからみて、四業種の規模拡大は今後も長期間続きそうだという。

一方で同社は、CO2の排出が多い石炭火力発電所の規模拡大が欧米を中心に鈍り、原発建設も進んでいないことを指摘。「リスクが小さく、建設費用も安いクリーンエネルギーが、投資家にとって魅力的なものとなりつつある」と分析した。

こうなると日本の停滞が余りにも目立ちますね。企業の努力と言うよりやはり政府の無策が足を引っ張っていると取った方が正しいような気がします。
  私は原発を否定するものではありませんが、これ以上増設に力を入れるより今あるものを継続して使い残りは太陽光発電を主力として自然エネルギーで賄って行く方向を目指すべきだと考えます。
  このクリーンエネルギーの世界の伸びを見ると、世界も軸足を移しはじめたと言っても良いのじゃないでしょうか。何時までも原発にこだわって、気がついたら世界の笑いものにのなっていたなんてことになりそうです。
  それにしても、日本の政治はますます悪くなっているような気がするのは私だけでしょうか。どうして本気で日本の将来を考える政治家がいないのでしょうか。

本当に歯がゆい!