団塊の世代のつぶやき

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月光発電

2008年04月23日 | 太陽光発電

  太陽光発電の弱点は何と言っても太陽が隠れてしまうことです。曇や雨もそうですが決定的なのは夜ですね。夜に太陽に出てくれとお願いしても、こればかりは叶えてくれそうもありません。
  それならば、今度は太陽電池を改良して夜の月や星の明かりでも発電するものはできないものかとバカなことを夢想しています。

  しかし、それも人間が思うことは実現すると言われていますから何時かはそんなものができてくるかもしれません。
  とそんなバカなことを考えていたら、面白そうな記事がありました。

  2008417

  暗所でも鮮明な画像認識が可能!   ロームが産業技術総合研究所と共同で高感度・広帯域イメージセンサを開発!

 ロームと独立行政法人産業技術総合研究所太陽光発電研究センター(茨城県つくば市)08417日、従来のCCDCMOSを用いたイメージセンサと比べて広帯域かつ高感度なCIGS(CuInGaSe2)系イメージセンサの開発に成功し、これまで撮影できなかった0.001ルクス(星明かり程度の明るさ)相当の暗所での画像認識に成功した、と発表した。

 車載分野やセキュリティ分野(暗視カメラ)において一般的に使われているシリコン系のCCDCMOSセンサでは0.1ルクス以下の明るさでは画像認識が難しく、ある程度の明るさを確保するか、高価な赤外線カメラに頼るしかなかった。ロームと産総研では次世代太陽電池の材料として注目されているCIGS(CuInGaSe2)の光の吸収係数がシリコンの約100倍であることに着目し、これを光電変換素子として用いることにより高感度、広帯域のイメージセンサの開発を進めてきた。デバイスの開発については、すでに銅・インジウム・ガリウム・セレンの薄膜の積層に成功して画像の認識が可能であることは確認できていたが、今回材料組成の比率の最適化やプロセス技術の改善により、光子を変換した電荷をデバイス内部で増幅することに成功し、高感度イメージセンサの試作を実現した。これによりCCDCMOSなどシリコン系のイメージセンサに比べ約100倍の大幅な高感度化が可能となった。このイメージセンサは近赤外領域でも画像認識が可能なだけでなく、0.001ルクス(星明かり程度の明るさ)相当の暗所でも高い感度を持つことが可能なため、明るいところから暗所まで認識できる車載カメラ、各種防犯カメラ、虹彩認証、静脈認証などのバイオメトリクス分野への応用が期待できる。ロームでは今後、①微細化による高精細化②プロセス技術の安定化による画素バラつきの低減など商品化に向けた開発をさらに進めていく。

  薄膜太陽電池の材料でこんなことができるのなら、もしかしたら月や星あかりで発電なんてことも夢じゃないかもしれませんね。
  尤も、それなら昼間の変換効率の方がもっと上がりそうなものです。とは言いながらも、夜にも発電する太陽光発電なんてできたら笑っちゃいますね。尤も月光発電になりますか。

実現しないかな!