入院以来、退院しても全く動かなくなってし まった私としては、今や、一番気になるのが、このまま寝たきりになるのじゃないかと言うことです。それなら、動けば良い のですが、やはり、ネット巡回が唯一の楽しみの渡してしては、今の生活も結構気に入っているのです。
それだけに、第 5108回の「外国には寝たきり老人がいない」で取り上げた記事が、何時も頭にあります。何とか、寝たきり にならずに、マウスを握って、ニヤリと笑いながら死にたいものだと考えています。
さて、その記事が本になったそうです。
読 売新聞(ヨミドクター)より 6月5日(金)
寝 たきり老人がいない欧米、日本とどこが違うのか(1)
世界一の長寿を誇る日本は、医療技術が進歩したばかりに、高齢者が意識のない状態で何年間も寝たきりになる国でもあ る。読売新聞の医療サイ ト「ヨミドクター」でそんな状況に疑問を投げかけ、反響を呼んだブログ「今こそ考えよう 高齢者の終末期医療」。このブ ログに大幅加筆して、『欧米に寝た きり老人はいない―自分で決める人生最後の医療』(中央公論新社、税抜き1400円)を6月10日に出版する内科医、宮 本顕二・礼子夫妻に話を聞いた。 (ヨミドクター編集長・岩永直子)
――なぜこのテーマで書かれたのですか?
夫妻「日本では高齢者が終末期に食べられなくなると、点滴や経管栄養(鼻チューブ、胃ろう)で水分と栄養が補給され ます。本人は何もわから ないだけでなく、とても苦しいたんの吸引をされ、床ずれもできます。栄養の管を抜かないように手が縛られることもありま す。人生の終わりがこれでよいのだ ろうかとブログで発信すると、多くの読者から体験に基づいた切実な意見が寄せられました。これを本にして多くの人に紹介 し、高齢者の延命問題を一緒に考え たいと思いました」
…中略
――2007年にスウェーデンに終末期医療の視察に行かれて、先生方の意識も変わられたのですね。何が一番印象的でしたか。
礼子「スウェーデンが初めての海外視察だったのですが、食べなくなった高齢者に点滴も経管栄養もしないで、食べるだ け、飲めるだけで看取 (みと)るということが衝撃的でしたね。脱水、低栄養になっても患者は苦しまない。かえって楽に死ねるとわかり、夫と私 の常識はひっくり返ったのです。そ して施設入所者は、住んでいるところで看取られるということも、日本の常識とは違うので驚きました。視察先の医師も、自 分の父親が肺がんで亡くなった時 に、亡くなる数日前まで普通に話をしていて、食べるだけ、飲めるだけで穏やかに逝ったと言っていました」
顕二「日本では、高齢で飲み込む力が衰えた人は、口内の細菌や食べ物が肺に入って起きる『誤嚥ごえん性肺炎』を繰り返して亡くなることが多 いです。誤嚥(ごえん)性肺炎の論文もほとんど日本人の研究者が書いているのです。当時も今も誤嚥性肺炎対策が高齢者医 療の重要なテーマです。この誤嚥性 肺炎について、スウェーデンで尋ねたら、『何それ?』ときょとんとされたのが衝撃でした。スウェーデンでは、誤嚥性肺炎 を繰り返すような悪い状態になる前 に亡くなっているので、あまり問題にならないのです。延命処置で病気を作って、かえって患者を苦しめている日本の現状を 強く認識しました」
――日本の終末期医療とは全く違うと感じたのですね。
礼子「180度違いました。日本は終末期の高齢者であっても、医療の内容を変えることはありません。一方スウェーデンでは、緩和医療に徹しています」
顕二「肺炎でも点滴も注射もしない。それは日本とは全く違うので驚きでした。スウェーデンは、当初、認知症治療がどうなっているのかを見る のが目的だったのです。しかし、終末期医療の違いにびっくりして、次のオーストラリア視察は、終末期医療の視察に目的が 変わりました」
礼子「オーストラリアに行った理由は、緩和医療に熱心に取り組んでいる国と聞いたからです。しかし正直なところ、ス ウェーデンがあまりにも 日本と違うことをしているので、スウェーデンだけが特殊な国ではないかと思い、他の国の実態を確かめに行ったのです。そ うしたら、日本のほうが特殊な国 だった。ただ、よく考えてみると、日本も昔はスウェーデンと同じで、食べられなくなった高齢者はリンゴの搾り汁を口に含 む程度で、家で穏やかに亡くなって いました。昔の日本の終末期医療は、今のスウェーデンやオーストラリアと同じであったことに気がつきました」
顕二「スウェーデンに行った時、研修医の時にお世話になった、ベテランの副院長のことを思い出しました。僕ら研修医 はがんがん延命処置をす るわけですが、副院長は当時の僕から見たらのらりくらりで何もしない。しかし、僕ら研修医が手を尽くした患者さんが亡く なった時、その患者さんの状況はと いうと悲惨なのです。血が飛び散って、点滴によるむくみもひどい。だから、看護師が家族をいったん外に出し、患者さんの 体をきれいにしてから対面させたも のです。一方、副院長が看取った患者さんは皆きれいで穏やかでした。当時の副院長の思いが、今になってわかりました」
礼子「帰国後に、以前勤めていた病院で報告会をしたんです。その病院は、99歳でも胃ろうを作るし、終末期であっても人工呼吸器をつけたり 血液透析をしたりする、スウェーデンとは正反対の病院でした。点滴や気管に入っている管を抜かないように、体がベッドに 縛り付けられる患者さんの姿に、 『年を取るのが恐ろしい』、『このようなことが許されるのか。医療が高齢者を食い物にしている』と怒っていた看護師もい ました。そのためか、私の報告に対 して、現場の看護師から称賛の声が上がりました。『私も年を取った時に、こういう亡くなり方をしたい』と。海外視察で、 日本の高齢者の終末期の悲惨さは許 されないことであることに気づき、この現状を変えるために何かしようと思い始めたのです」
――スウェーデン、オーストラリア、オーストリア、オランダ、スペイン、アメリカと6か国の終末期医療を視察し、そ の様子が本の中で詳しく 紹介されています。無意味な延命治療をしないというプラス面も書かれていますが、必要な治療が受けられないなどの、マイ ナス面も書かれています。
礼子「医療は過少でも過剰でもないことが理想ですが、その国の医療制度が反映されるので、その実現はなかなか難しいです。良いことばかりで はないです。日本ならば助かる肺炎の患者さんも、この国では亡くなるだろうと思いました。そのため、諸外国のまねをする のではなく、日本の終末期医療のあ り方を模索することが大事だと思います。
顕二「海外の医療状況を紹介している本を読んでみても、いいことしか書かれていない。リハビリが素晴らしい、とか。でも日本のリハビリだっ て素晴らしいし、決して欧米にひけを取らない。そもそも根本から、終末期医療の考え方が違うということをこの本で伝えた かったんです」
「延命処置をしないというと勘違いされるのですが、何もしないわけじゃない。延命処置はしなくても、緩和医療には手を尽くす。延命処置をする時間があっ たら、緩和医療に時間や人を割こうというのが、海外視察を通じて学んだことです」
――海外に比べ、日本は終末期の緩和医療はおろそかにされていますか?
顕二「海外では、がん以外の患者にもモルヒネを使い、痛みや苦しさを緩和することを重視していますが、日本ではあま り使いません。また、日 本では延命処置をしないことが緩和医療につながると理解している医療者は少ないです。点滴の針を刺したり、尿道にカテー テルを入れて、つらい思いをさせま す。水分も過剰に投与するので、痰(たん)が多く、痰を吸引する苦しみを与えています。ストレスから消化管出血もよく起 こします。誤嚥性肺炎を繰り返し、 発熱や呼吸困難が起きます。問題は濃厚な延命処置を行って、患者を苦しめていることに気がついていない、あるいは気がつ いても目をつぶっていることと思い ます。その視点に立つと、日本では緩和医療がおろそかにされていると思います」
宮 本顕二・礼子夫妻(2)なぜ、自然死ができないのか
結構長いですが、是非リンク元で全文を読んでください。日本人みんながこの意識を共有すべきだと思います。
私も、今回痛さに辛抱できずに病院に行きましたが、それが無ければ絶対に行かなかったでしょう。先生にも、良く辛抱 したものだと感心されました。やはり、痛みには勝てませんでした。
その先生に、これは死ぬこともある恐ろしい病気だと脅され、折角助けたのだから、長生きしてくれとも言われました が、冗談めかして、痛みさえなければ何時死んでも良いんですがと言って、苦笑されました。
入院して実感しましたが、無駄な治療費のことを考えても、つくづく延命治療だけは止めるべきだと思いました。この治 療費を若者に負担させるのは余りにも酷と言うものです。
痛みを辛抱する根性はないので、痛みだけ取って貰えればあとは放って於いてもらいたい。
日本で、こうした無駄な延命治療が無くなれば、病院は経営的に困るかもしれませんが、増える一方の医療費が大幅に削 減されるでしょう。そうやって、余った予算をもっと有効なことに使って欲しいものです。
悪魔に魂を売った男、河野・村山達の悪巧みの 最初からを「二階堂ドットコム」が参考記事を取り上げて詳細に書いてくれています。これを読むと何が行われて来たかが良 く分かります。
あの談話を出す時に何とも姑息なだまし討ちをやっているそうです。これを読むと、完全に日本人をどうやって貶めるか を計画的にやったことに驚かされます。まさに、確信犯です。売国奴そのものです。一体どうやれば、ここまで卑劣な人間に なれるのでしょうか。
二階堂さんを長く見てきましたが、こんな長いのは初めてだったような気がします。前半の主要なところだけ取り上げて いますので、後半はリンク元で読んでください。
二階堂ドットコムより 2015年6月12日
【必見】く たばりぞこないの老害二人がだまし討ちで通した一方的謝罪談話
総理就任当時から成立をめざしてきた謝罪決議が否決されそうになるや、大ウソをついて反対派を永田町から人払いした村山氏。万全を期して召集をかけた李高 順衆議院議長。拉致被害者の存在を否定するだけではなかった、祖国への立派な忠君愛国ぶりでしたね。
工作員がだまし討ちで決めた、あんな談話なぞ聞く必要はない。さきがけの武村?北朝鮮のスパイだってペンタゴンに名 指しされてただろうに。
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【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】真実ゆがめる朝日報道
2014/03/03 産経新聞 東京朝刊 1ページ 2218文字
2月21日、「朝日新聞」が掲載した「米国から見る安倍政権1年」という大型インタビュー記事には思わず苦笑した。 在米の作家、冷泉彰彦氏が安倍晋三首相の政治外交に米国の懐疑と警戒が強まっているとして、こう指摘する。
「ジョン・ダワー氏の言うように、日本は『敗北を抱きしめて』まともな国になったはず」なのに、安倍首相は「米国が 主導して作り上げた戦後の国際秩 序」を乱している。ダワー氏の偏見と事実誤認に満ちた書を後生大事にするこうした記事をはじめ、社説、「天声人語」、読 者投稿などを駆使した朝日の紙面構 成には疑問を抱かざるを得ない。朝日は、メディアの役割として「不偏不党」「真実の公正敏速な報道」をうたう。にもかか わらずその報道は往々にして事実に 基づいていない。むしろ真実をゆがめ、結果として中国や韓国の利益を代表するかのような報道があふれている。
中国では「抗日戦争勝利記念日」と「南京大虐殺犠牲者国家追悼日」がおのおの9月3日と12月13日に定められ、習 近平政権の歴史問題での対日強硬路線がより強化されつつある。日本企業を相手どった訴訟は、中韓両国で連発されると考え られる。
中国の得意とする3戦、世論戦、法律戦、心理戦の内、少なくとも前2者の戦いが日本相手に全面展開中である。
こうしたときこそ、事実の確認が重要である。だが、朝日の報道は無責任にも逆方向に向かっている。3月1日の朝日朝 刊4面の「河野談話 先見えぬ検 証」の記事である。菅義偉官房長官が河野官房長官談話の作成過程を検証する考えを表明したことを伝える同記事の隣に「河 野洋平氏・政権にクギ」という囲み 記事を朝日は並べた。
河野氏が「前のめりの方々、昔の人たちの経験談をよく聞き、間違いのない政治をやってほしいと」と語ったことを紹介 し、これを安倍政権へのクギと解説 したのだ。が、前のめりで慰安婦談話を出したのが河野氏であり、捏造(ねつぞう)記事でお先棒を担いだのが朝日だったの ではないか。この記事はそんな自分 たちの過ちに口を拭うものだ。
91年8月11日、大阪朝日の社会面一面で、植村隆氏が「『女子挺身隊』の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春 行為を強いられた『朝鮮人従軍慰安婦』」を報じた。
この女性、金学順氏は後に東京地裁に訴えを起こし、訴状で、14歳で継父に40円で売られ、3年後、17歳のとき再 び継父に売られたなどと書いてい る。植村氏は彼女が人身売買の犠牲者であるという重要な点を報じず、慰安婦とは無関係の「女子挺身隊」と慰安婦が同じで あるかのように報じた。それを朝日 は訂正もせず、大々的に紙面化、社説でも取り上げた。捏造を朝日は全社挙げて広げたのである。
この延長線上に93年の河野談話がある。談話は元慰安婦16人に聞き取りを行った上で出されたが、その1人が金学順 氏だ。なぜ、継父に売られた彼女が日本政府や軍による慰安婦の強制連行の証人なのか。そのことの検証もなしに誰よりも 「前のめり」になったのが河野氏だ。
日本国内における談話作成のプロセスの検証を、朴槿恵大統領は「3・1独立運動」の記念式典で強く牽制(けんせい) した。朝日は3月2日、早速、「河 野談話再検証の動きなどがこのまま続けば、関係改善の糸口を見つけるのはさらに困難」になると報じた。同じ4面に前田直 人編集委員が集団的自衛権に関して 「安倍さん、イケイケドンドンですか」「民主主義は手続きが大事だ」と強調するコラムを書いた。
なんとも嫌みな紙面構成である。だが、言っていることは正しい。手続きは大事なのだ。そこで朝日に問いたい。河野談 話作成の手続きだけでなく村山談話国会決議の手続きの不透明さをなぜ、追及しないのかと。
村山富市氏は首相就任当初から、日本国政府の歴史に関する謝罪決議採択を目指した。反対論が強く、決議案否決の読み が確定したとき、村山氏らは驚く一 手を使った。西村眞悟衆議院議員が05年7月号の『諸君!』に詳述したが、6月9日、金曜日夕刻、衆議院内に「本日は本 会議は開会されない、各議員は選挙 区に戻られたし」という通知が配られたそうだ。
騙(だま)し討ちが計画されているとは露(つゆ)ほども知らない、決議反対派の議員の多くが永田町を後にした午後7 時53分、突然、土井たか子衆議院議長が本会議開催のベルを押した。出席議員は230名、欠席議員は265名だった。
官報によると、本会議は午後7時53分開会、7時59分散会となっている。電光石火の6分間の勝負だった。
これが選良たちの行動か。とまれ、同決議をもとに、極秘に作業が進められ、約2カ月後の8月15日、村山談話は突然 閣議決定された。
世紀の企(たくら)みのご当人はいま、河野談話策定過程の検証について「事実がなかったとあげつらって何の意味があ るのか」、村山談話は「日本の国是」と語る。
こうした恥ずべき言動は殆(ほとん)ど検証せず、朝日は安倍政権叩(たた)きを続ける。そこに、毎日新聞、東京中 日、共同通信、米国のリベラル系人脈が加わり、中韓両国に吸い寄せられたような論調が築かれていくのはどうしたことか。
メディアは何よりもいま、事実関係の特定に力を注ぐべきではないのか。朝日の綱領は単なるスローガンか。こうしたメ ディアの無責任を放置すれば、日本は中韓の仕掛ける世論戦、法律戦の戦いに敗れかねないだろう。
【阿比留瑠比の極言御免】村山談話のうさん臭さ
2015/02/05 産経新聞 東京朝刊 5ページ 1321文字
これは異なことを耳にすると驚いた。自民党の二階俊博総務会長が3日、安倍晋三首相が今夏に発表する戦後70年談話 について、こう述べたからだ。
「できれば全党一致が望ましい。各党と調整を図るのが当然だ。(共産、社民両党とも)私なら話し合いをする」
はて、過去の首相談話で野党と事前に協議した例があったかしらんと考えたがとんと思い浮かばない。植民地支配と侵略 を謝罪した戦後50年の「村山談話」も戦後60年の「小泉談話」も、野党と調整したなんて話は聞いたことがない。
そもそも、歴史観も国際認識も目指す社会も全く異なる政党の意見・主張を取り入れて、一体どうするというのか。そん なことが可能で有意義だと本気で考えているのか-。
◆閣僚にもだまし討ち
一方、1月29日付毎日新聞夕刊の記事「『戦後70年談話』は必要か」には、村山談話発表時の政府高官(匿名)のこ んなコメントが載っていた。
「あの談話は、自民党単独でも社会党単独でもなく、いろんな思想の人たちが集まって決定しました。(中略)村山(富 市首相)さんの熱意が大きかったの は確かですが、決して個人の思想などではなく、心ある政治家たちや、行政の人たちの思いが一つになった内閣総理大臣談話 なんです」
これにも強い違和感を覚えた。この政府高官は、あたかも衆知を結集して談話を作成したかのように語っているが、実際 はごく一部の人間で話を進めていた。
それどころか、村山内閣の閣僚すら事前に談話が発表されることも知らされていなかったのである。村山内閣の総務庁長 官だった江藤隆美氏と運輸相だった平沼赳夫氏はかつて、産経新聞の取材にそれぞれ次のように証言している。
「(8月15日の)閣議で突然、首相談話が出てきて仰天した」(江藤氏)
「事前の相談は全くなく、唐突に出た。(村山氏は)社会党出身とはいえ、何でこんなの出すのかなと思った」(平沼 氏)
村山氏は自らの内閣の閣僚に対してすら、だまし討ちをかけたといえる。しかも当時の野坂浩賢官房長官は著書で「異議 を申し立てる閣僚がいれば、内閣の方針に合わないということで即刻、罷免するつもりでいた」と明かしている。
心ある政治家の正体
また、村山談話をめぐっては河野洋平元官房長官が平成21年7月29日付朝日新聞朝刊で、こんな「告白」をしてい る。
「村山・河野・武村(正義さきがけ代表)の3者が手を握り、戦後50年の村山首相談話を作った」
これがくだんの政府高官のいう「心ある政治家たち」の正体ということだろう。毎日新聞はこうした事実関係を無視し て、村山談話の聖典化でも図るつもりかと勘ぐりたくなる。
村山氏自身は『村山富市の証言録』(新生舎出版)の中で、後の首相も村山談話を踏襲すると思ったかと聞かれ、こう答 えている。
「いやいや、そんなことまでは想定してませんでしたね。(中略)後の首相がそれを踏襲してくれるだろうというよう な、期待はあったにしても、誰がなるかわからないのでね、そこまで考えて談話を出したわけではないね」
もとより、その程度の話なのである。村山談話を絶対視し、金科玉条のように扱う人々は、どこか政治的意図をうかがわ せてうさん臭い。(政治部編集委員)
…以下略
よくも、こんな奴らに政権を取らしたものです。今度の鳩・菅と全く同じですね。日本にはこんな政治家しかいないので しょうか。
産経抄も経過を書いてくれています。そして、二階堂さんも書いている武村が又、出て来たようです。
産経ニュースより 2015.6.13
【産 経抄】
梅雨本番のじめじめした日が続くと、戦後もっとも醜悪だった政権交代劇を思い出す。今から21年前、当 時は実力者だった小沢一郎氏の強権的手法に反発して社会党が連立与党を離脱、行き詰まった羽田孜内閣は総辞職し、6月 29日に首相指名選挙を迎えた。
このとき、自民党総裁だった河野洋平氏は、社会党の村山富市委員長を首相に推した。反発した海部俊樹元首相が自民党 を離党、小沢氏らによって瞬く間に対抗馬に担ぎ上げられ、僅差で村山氏が勝った。自民、社会両党とさきがけによる自社さ 連立政権が誕生した。
数合わせの離合集散は、政界の習いとはいえ、これほどの野合はかつてなかった。主義主張がまったく異なる自民党と社 会党が手を組んだのだから、両党の熱心な支持者はあっけにとられた。政治不信が一気に進み、村山氏は首相在任中、衆院を 解散して国民に信を問えなかった。
そんな河野、村山両氏が先日、仲良く並んで日本記者クラブで会見した。ご両人とも高齢にもかかわらずお元気で何より だが、独善ぶりは相変わらずだった。
お年寄りの中には、自分たちがしたことが最高で、若い世代がやろうとすることは何でも気にくわない、という方がおら れる。ご両人はその典型で、20年 前に出した自虐史観丸出しの「村山談話」と慰安婦問題に関する「河野談話」を互いに褒め合い、安倍晋三首相に継承するよ う迫った。
河野氏と同世代で、自社さ政権樹立にうごめいた武村正義、亀井静香両氏も安全保障関連法案に反対を表明した。山崎拓 氏を含めた彼らに共通するのは、現 政権への憎しみが強く、中国や北朝鮮・韓国に異様に寛容な点である。「老兵は死なず、ただ文句を言うのみ」では、あまり に情けない。
又、古いのばかりが湧いて出ましたね。亀井なんかはまだ現役ですから、流石、日本の有権者は懲りていないようです。
SankeiBizより 2015.6.12
山 崎拓、亀井静香ら4長老が安倍政権に反対表明 安保法制「大きな禍根を残す」
山崎拓元自民党副総裁と亀井静香元金融担当相、藤井裕久元財務相、武村正義元官房長官が12日、東京都 千代田区の日本記者クラブで記者会 見し、安倍晋三政権が進める集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制の整備について「国民は納得しておらず、大きな禍 根を残す」と反対の姿勢をアピール した。
山崎氏は安保法制の整備で自衛隊の他国軍への後方支援が随時可能になることを引き合いに、「自衛隊が血を流し、相手 方も血を流させることになるのは間 違いなく、必要のない法改正だ」と主張。亀井氏は「こういう基本的な問題については、国民の意思を問うのが当たり前だ」 と強調した。
また、藤井氏は「世界の警察官をできなくなった米国が日本に肩代わりを求めている」との見方を示した。武村氏は「日 本は専守防衛を貫いたから世界から信頼を得たが、このままでは外国の戦争に巻き込まれる」との懸念を示した。
自民党が単独政権に奢ってどんどん堕落してしまったことがこんな結果を生んだことは間違いないでしょう。本当の2大 政党の政治が実現しない限りこんな問題はこれからも起きる可能性がありそうです。
それにしても、こうやって見ると、80年代に第一線から本田宗一郎さん達戦前の経営者が退いた後の経済界の堕落と そっくりですね。やはり、戦後の GHQによる工作で育った日本人の心を知らない三流の人達が、政・官・財このあたりから実験を握りだしたと言うことのよ うです。
それは、BBさんが 書いてくれているように、今や日本の皇室にも起きているようです。今、目覚めた人達によって日本が再生される可能性はあ るのでしょうか、何とも不安です。
魂を売った男シリーズでは河野・村山コンビのような政治家や学者が多いですが、そんな奴らを跋扈させてきたマスコミも同じでしょう。
そんな、魂を売ったマスコミが絶対に取り上げないのが朝鮮人の犯罪です。その走りにような事件をイギリス人ジャーナリストが書いてくれたいたのだそうです。
このマスコミのやり口は、最近の神社仏閣への油事件など今でも、変わっていません。というか、もっと露骨になっているのかもしれません。
BOOK asahi.comより 2015年06月06日
ルーシー・ブラックマンさん事件「15年目の真実」とは
著者:リチャード ロイド パリー、Richard Lloyd Parry、濱野 大道 出版社:早川書房 価格:¥ 2,484
■著者に会いたい「黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実」
《リチャード・ロイド・パリーさん(46)》
2001年、英国人女性ルーシー・ブラックマンさんが遺体で見つかった事件。発覚当時から事件を追い続けた英国人ジャーナリストが、手記をまとめた。
当時は英インディペンデント紙の特派員。「記事になる話」としか思わなかった。だが、世の関心が薄れても、次第に夢の中にまで事件が出てくるほど入れ 込んだ。イラク戦争の取材中も頭を離れることはなかった。「ただの犯罪の話ではない。私がよく知る日本と英国という二つの社会が交わる物語だと思った」
初来日は16歳の時。クイズショーで優勝して得た日本旅行だった。ヨーロッパとは全く異質の文化に魅了され、英国の大学卒業後、日本で暮らすように。 事件が起きたのは、日本を「第二の家」と思い始めた頃だった。友人らの話から、ルーシーさんが日本で感じた興奮と孤独が自身の体験に重なることに気づい た。
取材を通じ、知らなかった日本の側面も発見した。例えば夜の世界。「ホステス」というルーシーさんの職業が英国では一般的でなく、英国にいる上司から 何度も「売春婦か」と聞かれ、説明に困った。東京・六本木に通い「水商売」の複雑さとあいまいさを知った。原文で一人称「I」を多用したのは、英語の読者 に、自分の戸惑いを通じて日本社会を理解してほしかったからだ。
ルーシーさんらへの準強姦(ごうかん)致死罪などに問われた受刑者の複雑な出自も丁寧に描いた。「すべての社会には摩擦や矛盾があるが、民主主義社会 では問題はオープンに議論して解決するしかない。彼を生んだのは日本社会そのもの。事実に触れないのは責任放棄になる」との思いからだ。
彼は日本に帰化した在日韓国人で、父親は貧しい移民から急激に裕福になった。彼自身はエリートコースを歩んだ。もちろん、出自が犯罪に関係するわけで はないが、容疑者の生い立ちや社会的な背景などが報道されることは少なくない。だがこの事件では、ほとんどの大手メディアは彼の出自に触れることはなかっ た。「日本社会にはタブーがあるとも気がついた」という。
一方、取材した警察官の多くは生い立ちと犯罪を結びつけ、驚くほど差別的な発言をしたという。「日本の差別は表に出ず、隠れている。捜査においては優秀だとされていた日本の警察に、無能な面があることも発見でした」
本書は英語では11年に出版されたが、日本では多くの出版社から断られ、出版が遅れたという。
取材を進める中、ルーシーさんも受刑者も、想像よりはるかに複雑で、多面的な人物だと知った。「最初は彼らを理解できないことが失敗のようにも思えた が、人はあいまいで多くの顔を持つもの。私にできるのは、理解できないことを尊重し、ただそれぞれの人物が抱える物語を伝えることだけなのだと気がつい た」(濱野大道訳、早川書房・2484円)文・守真弓、写真・堀英治
この本を出版したのが朝日の関連会社と言うのが驚きです。一体、何があったのでしょうか。もしかしたら、国民にすり寄っているのでしょうか。それとも、単なる工作か。
と言うか、ネットでは誰もが知っていることなので、それなら、これで儲けてやれとのあさましい根性だったりして。何と言っても、利益の為には国を売る朝日新聞ですから。
いずれにしても、こうした本が出て来ることは、ネットもやらずに未だに目覚めない人達に気が付かせる意味でも大事なことでしょう。
瀬戸さんも取り上げてくれています。
せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』より 2015年06月12日
ルーシー・ブラックマンさん事件「15年目の真実」
ルーシー・ブラックマンさん事件「15年目の真実」 ② 2015年06月14日