太陽の恵みで育てられた野菜でなければ栄養な どに不足があるに違いないと疑いを持っていただけにLEDで育てられた野菜には余り関心が湧かなかったと、 第 5423回の「植物工場で鎖国を目指す」で書きました。ところが、その余りの進歩振りにこれは、もしかした ら見直す必要があるのじゃないかと思い、逆に、これは、日本の弱点である食料自給の解決になるかもしれないと思ったもの です。
それだけに、植物工場なるものを開発した株式会 社みらいにも驚いたものです。ところが、気になる記事が有りました。何と、電気代でコスト割れになると言う ことだそうです。これは、話が違います。もしかしたら、新しい植物工場が開発される前の物か、会社が違うのかもしれませ ん。
SankeiBizよ り 2015.6.15
作 れば作るほど赤字…福島・植物工場で悲鳴 電気代が大きな負担、稼働率50%
東京電力福島第1原発事故で大きな被害を受けた福島県の復興に向け、次世代の農業形態の一つとして期待されるのが植 物工場だ。「安心・安全」な農産物を 生産できる一方で、原価の半分近くを占める電気代など生産コストの高さがネックとなっている。製品の値上げもままなら ず、現場からは悲鳴が上がる。
補助金打ち切りへ
一面に並んだレタスが、発光ダイオード(LED)のライトで妖艶に照らされる。第1原発から30キロ圏内、福島県川 内村にある植物工場「KiMiDoRi」 の光景だ。復興の象徴として2013年春から稼働し、人工光で野菜を栽培する施設としては全国有数の規模を持つ。
完全に密閉された栽培室で野菜の生育を制御。無農薬の水耕栽培で、天候に左右されず常に安定した収穫が見込め、葉先 に細かい切れ込みがあるレタスを1パック150円前後で販売している。
しかし「工場の稼働率は50%ほど」。運営会社の早川昌和社長(58)が打ち明ける。理由は生産コストの高さだ。原 価の約45%を占める電気代が大きな 負担となり、作れば作るほど赤字が増える状態。「値上げすると売れなくなる」。現在は自治体からの補助金があるため事業 を継続できているものの、毎月の実 質的な赤字は200万円を超える。
復興の拠点となるには安定した事業継続が不可欠だが、補助金の一部は本年度で打ち切りが決まっており、今後を見通せ ない。
人材確保にも不安がつきまとう。365日稼働する工場を25人体制で運営しているが、ほとんどがパート従業員。「赤 字の状態では十分に人も採用できない」。早川社長の悩みは深い。
安易な導入に警鐘
放射性物質の影響を受けにくく「安心」な農産物を生産できる植物工場をめぐっては、次世代農業のモデルを模索する国 が熱視線を送る。
福島県沿岸をロボット産業や新エネルギー産業の集積地にすることを目指す「福島・国際研究産業都市(イノベーショ ン・コースト)構想」にも植物工場導入は重点策として盛り込まれている。
福島県では、第1原発が立地する大熊町に避難指示区域としては初の植物工場を建設する計画も進む。人工光を利用する 閉鎖型施設で野菜や花を栽培する。町の担当者は「地域再生の目玉にしたい」と意気込む。来年度中の操業開始を目指してい るという。
栽培した野菜は第1原発で働く作業員向けの食事として東電に提供することも検討しているが、販路の整備はまだこれ からの段階だ。
早川社長は「消費者ニーズに合った設備が必要。そしてコスト高の問題が解消されないと植物工場は生き残っていけな い」と安易な導入に警鐘を鳴らしている。(SANKEI EXPRESS)
■植物工場 施設内の温度や光などの環境条件をコンピューターで制御することで、野菜や花など農産物を計画的に生産 できる施設。太陽光を使わず、閉鎖空 間で発光ダイオード(LED)や蛍光灯を用いて栽培する「人工光型」と、主に太陽光で育てる「太陽光利用型」に大別され る。露地栽培と比べ短期間に安定し て安全な野菜を生産できるが、施設の建設費や光熱費に多額の費用が掛かるのが欠点とされる。
もし、これが本当であれば、根本的に植物工場なるものが成り立たないことになりそうです。太陽光発電と同じで生産を 増やすことでコストダウンを計る段階と言うのなら話も分かりますが、第 5423回では採算が十分に合うと言うことだったので注目したのですがどうなんでしょう。
同じ設備なのかどうか、株式会社みらいと 「KiMiDoRi」を見 てみましたが、どうも分かりません。これは、もう少し、様子を見るしかないですね。もしも、コストが合わないのであれ ば、それをきちんと納得してもらっての導入でない限り、この生産方法自体が消滅することになりそうです。
何時もの宮崎さんのところに気になる読者の声 がありました。ソフトバン クが中国でロボットの製造に乗り出すそうです。ソフトバンクが中国と心中するのは大歓迎なので、これは良いニュースの部 類に入るのかもしれませんが、同時 に日本の企業も進出するところがあるそうなと言うのがどうも気になります。
「宮 崎正弘の国 際ニュース・早読み」より 平成27年(2015)6月18日(木曜日)
…略
(読者の声3)本日(6月17日)の「日本経済新聞」一面トップにソフトバンクが中国の鴻海とロボット量産の合弁を 組むとの記事 が出ています。
1~2週間前にも三菱重工だったと思いますが同じく中国企業とロボットで合弁と報じていました。
しかし不思議なことにこの動きが国家の安全保障問題にどうかかわってくるかの考察が記事には全く欠落しています。国会で は集団的 自由権関連法案の是非で大騒ぎしていますし、武器輸出の話になるとマスコミは敏感に反応しますが、このような国家の安全に絡んで くるはずの先進技術の流失問題には無反応です。
また経済分野でもロボット技術などはブーメランとなって再び日本の製造業を苦しめることになるに違いないにもかかわら ず、全くこ れらに対する国民の反対運動もおこりそうにありません。
この現状をどうとらえるべきでしょうか?
(S・S・A生)
(宮?正弘のコメント)小生も日経一面トップ記事に愕然としました。将来の戦争はロボット兵士の闘いになります。ド ローンで既に 実証済みですが、日本の防衛論議は世界水準より十五周ほど遅れていますね。拙著『軍事ロボット戦争』は1984年の作品ですが、 とうに絶版となりました。
…以下略
早速サーチしてみました。確かにソフトバンクの記事はありましたが、三菱重工の記事は見つけることができませんでし た。
その代わりに、川重と不二越の記事がありました。
日本経済新聞より 2015 年06月17日
ソ フトバンク、鴻海とロボ量産で合弁、年内にも、ヒト型普及へコスト減。
ソフトバンクは電子機器の受託製造サービス世界最大手の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業グループと組み、人工知能を 搭載したヒト型ロボットを量産す る。合弁会社を設立し、年内にも年1万台規模で始めるとみられる。接客や介護など幅広い分野で活躍が期待されるロボット だが、生産コストの高さが普及の課 題となっている。安価で量産できる体制を日台の企業連合で整え、成長領域をいち早く開拓する。
ヒト型ロボットを巡っては、現在、新規参入が相次いでいる。先進国ではスマートフォン(スマホ)やタブレット(多機 能携帯端末)などの普及が一巡しつつあり、次の成長領域として世界のハイテク大手が投資を加速している。
米グーグルは東大OBが立ち上げたロボットベンチャーなどを相次いで買収した。米フェイスブックも開発に動いてい る。ソフトバンクは、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」の大量受注などで実績のある鴻海と組み量産体制を敷 くことで、競争を有利に進める考え。
量産するのはソフトバンクが戦略商品と位置づけるヒト型ロボット「ペッパー」で、機能向上などにも鴻海と共同で取り 組むとみられる。現在、両社は合弁 会社の出資額や比率などの詳細を詰めている。ソフトバンクが製造に深く関わるのは初めて。鴻海は、ロボット事業への出資 を通じて収益基盤を広げる。
ペッパーは小学校低学年生程度の大きさで、人工知能や通信機能を搭載してインターネット上のクラウドシステムなどと 連携する。スマホのようにアプリ (応用ソフト)を取り込むことで機能を多様化できる。例えば高齢者と世間話をしながら薬の飲み忘れを指摘したり、体調の 異変を察知したりする機能を持たせ る。銀行窓口やファストフード店で客の注文を聞くといったことも可能で学習機能で接客能力が向上していく。人手不足が懸 念される分野での利用拡大が期待さ れている。
ソフトバンクは今年2月に開発者向けに1台19万8000円(税抜き)で300台を売り出した。今後、こうした開発 者が作成するアプリなどを軸に用途を広げる。コスト面では課題が多く、製造原価は売価を大幅に上回っているといわれてい る。量産で採算に合うようにする。
今夏から国内に約2700カ所ある系列の携帯ショップとネットで一般販売を始める計画で、月1000~2000台に なるとみられる。さらに3割を出資している中国・アリババ集団を通じた中国販売や米国販売など海外展開も検討する。
ソフトバンクの崩壊のきっかけになってくれれば良いのですが、どうなることやら。
それより、心配なのは日本企業です。川重は新幹線であれだけ痛い目にあったというのにまだ懲りないのでしょうか。も う一度やれば世界に大恥をさらすことになりそうです。
日刊工業新聞より 2015 年06月09日
川 崎重工、中国にSI拠点を新設-11月稼働開始、ロボットで車生産自動化
川崎重工業は年内にも中国で自動車工場向けのライン設計・施工事業を始める。搬送関連設備を手がける現地企業と合弁 会社を設立。自社製ロボットをフル 活用した自動化ラインを供給するため、システム構築(SI)の新会社を重慶市内に設ける。自動化ニーズが急拡大する中国 では、日系ロボットメーカーによる SI拠点の新設が相次いでいる。ターゲットの中国系企業は自動化ノウハウに乏しく現地にはSIの専門企業も少ないため、 ラインごと提供することでロボット の拡販につなげるのが狙いだ。
ロボットや搬送設備をつなげて試運転するSI拠点を11月に稼働開始する計画。搬送などに用いる簡易的なロボットの ノックダウン生産も拠点内で行う。 自前でライン設計・施工部門を持たない中国系の自動車メーカーなどがターゲット。合弁先の顧客網などを活用し、需要の取 り込みを図る。新会社には川重が 50%以上出資する予定。資本金などは今後詰める。
ロボット業界では成長市場の中国でSI機能を強化する動きが活発だ。安川電機は今春、中国3カ所目の SI工場を江蘇省常州市に開設。16 年には広東省広州市付近にも同様の拠点を新設する。ファナックは14年末に上海市に新SI工場を設けた。ラインを設計・ 施工できる専門企業や人材が不足 し、立ち上げまでサポートできるロボットメーカーが選ばれる傾向にあるのが理由だ。
株 式会社不二越より ニュースリリース 2013年5月17日
那 智不二越(江蘇)精密機械有限公司の開所式を開催
株式会社不二越
ナチ不二越は、5月15日、那智不二越(江蘇)精密機械有限公司(中国・江蘇省張家港市)の開所式を開催した。
開所式は、徐美健張家港市書記、姚林栄同市長、張偉同副市長をはじめとした市政府関係者、ならびに日系・中国のお客 様など多数の来賓をお迎えし、総勢300名を超える参列者のもと、盛大に行なわれた。
本間社長は「張家港市の雰囲気や街並み、さらには市の方々の温かい心づかいに接し、当地に中国事業の中核拠点を置く ことにした。この地で無事、竣工で きたことに心からお礼申し上げるとともに、関係者の方々に感謝したい。当工場は、ロボットをはじめ中国市場で不可欠な商 品の生産に加え、プレゼンテーショ ンやR&Dの機能を有した中国・東アジアの中核拠点。まずは今日の一歩、スタートが肝心。自動車や建設機械、工作機械の 高機能化、工場の自動化・ロボット 化、省エネ・環境対応の動きが強まる中国市場で、顧客・サプライヤーの皆様の事業の拡大、技術の発展に貢献していきた い」とあいさつした。…以下略
やはり日本の企業は危機感が無いのでしょうか。それとも、目先の利益に目が眩んで進出して、大きな痛手を被ることに なるとは想像できないのでしょうか。この期に及んでの行動はどうにも理解できません。
サーチにかかった、かなり、古い記事ですが、むやみな進出に警鐘を鳴らしているものがありました。川重、不二越に安 川電機も早くから出て行っているようですね。命取りにならなければ良いのですが。
ロボナブルより 2013.02.08
産 ロボメーカー各社、中国生産にシフト、即納体制を構築へ
産ロボメーカーの中国生産シフトが止まらない。安川電機と不二越は2013年から相次ぎ中国生産をスター ト。川崎重工業も中国生産に向け検 討を進めている(図)。中国は人件費の高騰もあり、ロボット需要が急増中。国際ロボット連盟(IFR)の予測によると、 2014年に3万2,000台が新 規導入される世界最大の需要国となる見通しだ。各社は現地生産による即納性を競い、需要を取り込む。
安川電機は、常州市で同社初の産業用ロボット工場を建設する。すでに現地で生産テストを始めており、6月から量産を 開始。部品の現地調達を拡大し、機械加工品の内製化を高めることで製造コストを抑え、日本製と同様の品質を実現する。
不二越も、2月に稼働する張家港市の油圧機器工場で、産業用ロボットの製造ラインを設置する。当初計画では油圧機器と工具の製造を予定して いたが、現地のロボット需要増加を踏まえ、ロボット製造もスタート。中国生産により同社のロボット生産量は1.5倍に増 加する。
川崎重工業も、蘇州市の油圧機器工場などを候補に検討を進めている。明石工場(兵庫県明石市)でロボット を製造しているが、建物は老朽化し ており拡張余地も少ない。ロボットによる自動生産ラインを構築するスペースもないため、コスト削減やリードタイム短縮の 面からも中国生産は待ったなしの状 況だ。
そのほか、セイコーエプソンやパナソニックなどが小型ロボットや電子部品実装機を中国で生産。JUKIや 東芝機械も中国生産に向けた検討を進めている。
中国生産を始める会社が増える一方、国内生産を堅持する会社もある。ファナックは山梨県忍野村にある月産5,000台のロボット工場から世 界にロボットを供給。稲葉善治社長は「集中生産ロボットによる自動化が最大のコスト削減であり、海外生産は絶対ない」と 断言する。三菱電機も海外生産は行 わず、名古屋製作所のみで小型ロボットを生産する方針だ。
各社が中国生産に踏み切るのは、納期短縮やコスト削減だけが理由ではない。「日本と違いロボットの即納を求めること もある」(安川電機の南 善勝取締役)という中国市場のスピード感と旺盛な需要に応えることがおもな目的だ。ロボットを導入した自動化工場を中国 に設けることで、工場をショールー ムとしてアピールしロボット販売に弾みを付ける狙いもある。
しかし、中国生産には技術・ノウハウの流出リスクがつきまとう。産業用ロボットは比較的日本が優位性を持 つ分野だが、根幹となる技術が流出 すれば優位性が崩れる可能性もある。現地調達、現地生産の拡大に伴い、各社には一層の技術流出対策が求められている。 (取材&テキスト作成:日刊工業新聞社 鳥羽田継之)
こちらも、技術の流出を心配しています。
東洋経済オンラインより 2013年02月24日
ロボメー カーが、中国生産に乗り出す狙い
狙いは地場企業?生産拠点も続々新設 中川 雅博 :週刊東洋経済編集部 記者
日欧の産業用ロボットメーカーが次々と中国生産に乗り出している。
2月の春節明け、産業機械メーカー、不二越は上海近郊の張家港市で産業用ロボットの生産を開始した。もともと精密工 具や油圧機器の新工場を予定していたが、昨夏から中国でのロボット需要が本格的に拡大してきたことを受け、溶接ロボット や搬送ロボットの生産を決めた。
本間博夫社長は「3年ほど前から(ロボットの)中国生産を考えていた」と話す。初年度の生産は1500台。2015 年には3000台に拡大する。今年度の中国での販売台数を前期比約7割増に引き上げる。
産業用ロボット大手の安川電機も6月に上海近郊でロボット工場を稼働する。「溶接を中心とした需要が高い」(同社) ことから、得意とする「アーク溶接ロボット」を中心に生産する。このほか川崎重工業もロボットの中国生産を検討中だ。
日本の「お家芸」ともいえる産業用ロボットは、各メーカーがこれまで国内生産を貫いてきた。コア技術やノウハウが流 出すれば、現在有している優位性が保てなくなるおそれがあるからだ。
豊富で安価な労働力を背景に世界の工場へと成長した中国。経済成長に伴う人件費の高騰や、急速に進む生産年齢人口の 減少によって製造現場での自動化や 省人化の需要が右肩上がり。すでに多くのロボットが導入されている日米欧と違い、中国ではこれから人間がロボットに置き 換わる。成長市場としての魅力は大 きい。
国際ロボット連盟は、15年に中国で導入されるロボットが3万5000台となり、世界最大の需要国となると予測す る。
中国では納期1カ月というスピード勝負を要求されることもあり、納期短縮は必須。価格競争も厳しく、輸出では利益を 生みにくい。技術流出リスクにおびえていてはビジネスの拡大が難しい。
不二越は、第 339回の「中国事業の失敗例」で取り上げた江守グループと同じ福井県の企業のようですが、身近な例を参考 にしないのでしょうか。
もう一つ、中国で痛い目にあった、第 732回の「ポスコと資本関係解消」で取り上げたLIXILの記事が有りました。どうして、こうした企業の 失敗を他山の石としないのでしょうか。
きっと、自分の所は大丈夫と考えているのでしょうね。そんなに甘い考えで良いのでしょうか。
Business Journalよ り 2015/6/18
な ぜLIXILは、つまずいたのか?
5月21日、国内住宅設備最大手のLIXIL(リクシル)グループは、ドイツの現地子会社Joyou(ジョウユウ)の破産手続きを開始する と発表した。ジョウユウはリクシルが昨年買収した独グローエの子会社であり、中国で水栓金具などの製造販売を行ってき た。
今年6月に入り、リクシルはジョウユウの破産を受けて2014~16年3月期の間に、最大で約662億円の損失が発生すると発表した。その 上で、リクシルは「グローバル戦略は変わらず、ビジネス基盤は依然として盤石」とのコメントをリリースした。M&A(合 併・買収)や海外進出の推進は、国 内企業にとって存続にかかわる重要な課題だ。ただ、それには今回の事例のようなリスクが伴う。そのリスクを軽減するため には、経営のガバナンスを強化する ことは不可欠だ。…以下略
日本の企業の経営者には自社利益だけじゃなく日本の将来も考えた戦略を取ってもらいたいものですが、そんな経営者は 80年代を最後に居なくなってしまったのでしょうか。
MERSに関して相変わらず日本のマスコミは、余程韓国に都合の悪いニュースには触れたくないのか、殆ど報道しないようです。
政府の対応も余りにも遅くて、どう考えてもおかしいですね。現実は、いよいよ、深刻なことになってきているようです。何時ものマスコミなら連日の大騒動で五月蠅いはずですが、静かなものです。本当に、腐ってますね。
安倍さんは、もしかしたら7月9日を待っているのでしょうか。しかし、これはチョット問題が違うはずです。のんびりと待っている間に大変なことになる恐れもあるはずです。
ロイター.co.jpより 2015年 06月 18日
MERS監視対象者、計6人が日本に入国=官房長官
[東京 18日 ロイター] - 菅義偉官房長官は18日午後の会見で、中東呼吸器症候群(MERS)に関連して、韓国で監視対象となっていた計6人が日本に入国していたことを明らかにした。
内訳は韓国人3人、日本人3人。このうち4人は、すでに健康監視の対象期間が過ぎているという。残り2人についても、現時点ではいずれも発症には至っていない。…以下略
何で、これを外国のマスコミで知らなければならないのでしょう。
何時もの小坪議員も辛抱できなくなったようです。
小坪しんやのHP~行橋市議会議員より 2015年6月18日
【簡易web署名】韓国への渡航自粛勧告を出すべき!という人はRT
釣りのようなタイトルで申し訳ありません。
ただ、いい加減、我が国は渡航自粛勧告を出すべきだと思います。
左の方々は、こういう時こそ「世界を見習え」と言って頂きたい。
特にアジア圏では渡航自粛勧告や、韓国・MERSを対象とした国家としての方針が明確に示されているではないか。
静観しておりましたが、あまりに遅い。
一介の市議とは言え、政治家として発言したく思った次第です。…以下略
それにしても、韓国はわざと見逃しているとしか思えませんね。完全なテロでしょう。余りに日本を目の敵にするといずれしっぺ返しを食らうことになるでしょう。日本人だって何時までも我慢していませんよ。
その前に、天が罰を与えてくれそうな様子もあります。これも、日本のマスコミは殆ど触れてないのじゃないでしょうか。
聯合ニュースより 2015/06/16
韓国で干ばつ深刻 一部地域では観測史上最低の降水量
【ソウル聯合ニュース】朝鮮半島の中部と北部が雨不足に苦しんでいる。韓国の首都圏を含む中部地方の場合、梅雨入りが遅かった上に空梅雨が予想されており、農業への影響も懸念される。
専門家らは気候変動を原因に挙げる。朝鮮半島の大干ばつ周期説も飛び出している。
江原道の一部で過去最悪の雨不足
韓国気象庁によると、中部地方のソウル、京畿道の年初から今月14日までの降水量は161.5ミリと、平年の55%程度となっている。北部・江原道の 嶺東地域は141.9ミリと平年の39%にとどまる。さらに同道の束草は139.8ミリ、江陵は144.0ミリで、気象観測が始まった1973年以降で降 水量が最も少ない。
気象庁関係者は「韓国の地域的な特性上、もともと冬と春は降水量が少なく乾燥するが、今年は特に雪と雨が少なかった」と説明した。昨年から降水量が少なく、雨不足が一層強く感じられるという。
中部地方は高気圧の影響が大きい。南部地方ではある程度雨が降っているが、水蒸気が山脈を越えず、中部地方に雨を降らせずにいる。
原因は気候変動
専門家は雨不足の原因として、地球温暖化による気候変動を挙げる。
ソウル大地球環境科学部の許昌会(ホ・チャンフェ)教授は、2012年を含む近年の雨不足の原因はまだ明らかでないとしながらも、「地球温暖化により 気候が変わる過程で、不安定になっているとみられる」と話す。春と秋が短くなり、春夏は亜熱帯性気候に変わりつつある。特に、「雨不足だけでなく、集中豪 雨や台風、熱波、寒波など極端な現象が発生している」と指摘した。
韓国気候変化学会の権ウォン台(クォン・ウォンテ) 会長は「韓国周辺の高気圧が長期停滞しており、低気圧が中部地方まで北上できない。昨年から雨が少ない状態が続き、雨不足が深刻化した」と分析した。
一方、気候変動だけでは歴史的に繰り返される雨不足を説明できないとの意見がある。このため朝鮮半島が124年周期の大干ばつ期に入ったという説も関心を集めている。
雨不足、7月にある程度解消か
気象庁は、中部地方に例年よりやや遅く、7月初めに梅雨前線が北上すると予測する。同庁関係者によると、最近は雨が降っても降水量が絶対的に足りないが、7月初めを過ぎれば梅雨前線の影響で雨不足がある程度解消される見通しだ。
しかし、今年に限らず、朝鮮半島が次第に干上がっていくとの懸念の声も強まっている。専門家らは雨不足に対する体系的な備えが必要だとする。
高麗大の崔勝一(チェ・スンイル)教授(環境システム工学)は、一部の官庁が行っている対策は短期的なものにすぎないと指摘する。雨不足地域の周辺の 水源開発にとどまらず、相対的に水資源が豊富なほかの地域の水を利用する方法も考慮する必要があるとした。また、下水の再活用にも目を向けるよう提言し た。
ほかにも、気温の変化に応じ農作物の種類の変更を長期的に検討したり、水の貯蔵施設やダム、貯水池などの整備、これらをコントロールする政府レベルの組織を設けたりする必要性などが指摘されている。
この雨不足による乾燥もMERSの拡散に影響しているのじゃないかとの説もあるようです。もう一つ、これも、ネットで読んだのですが、この韓国の雨不 足は逆に中国の大雨にも繋がり、それが、長江の大洪水を引き起こすという前例があるそうです。ソース元は見つけることができませんでしたが、ありそうな気 もします。
何と、第741回の「みんなにうつしてやる!」で取り上げたあのとんでもない患者が大変なことをやっていたようです。いよいよ、韓国の終わりでしょうか。
FOCUS-ASIA.COMより 6月19日(金)
「ウイルスをまき散らす!」の韓国MERS感染者、済州島に旅行していたことが発覚・・中国ネット民「テロリストみたいだな」「本当に病気な国」
韓国ソウルの病院で中東呼吸器症候群(MERS)の検査を受けた際、「感染したのなら、ウイルスをまき散らす」と言いながら検査結果が出る前にタクシーで 強引に帰宅する騒ぎを起こしたと報じられた同国の男性が、感染確認前の6月上旬、済州島に旅行していたことが分かった。男性は済州島から戻った後の13日 にMERS感染が確認されたが、済州に向かう時点から疑わしい症状が出ていたという。韓国メディアの報道として、中国・人民網が19日伝えた。
報道によると、男性は5日に家族と共に大韓航空機で済州島に入り、8日までホテルに滞在。ホテル内のレストランなどで食事をしたほか、乗馬クラブを訪れるなどしていた。体調が悪かったため、大部分の時間は車の中で過ごしたと話している。
このニュースは中国のインターネット上で物議を醸し、ユーザーたちが続々とコメントを残した。一部を拾ってみる。
「テロリストみたいだな」
「韓国人は21世紀最強の生物化学兵器」
「MERSよりも怖いのは、韓国人がMERSにかかること」
「もう韓国人にはツッコむ気力もない」
「韓国人の精神状態と民度。笑える」
「中国には大気汚染、日本には放射能汚染、そして韓国には韓国人」
「こいつ、韓国の恥だ」
「MERSは韓国起源」
「隔離しても治療しなくてよし」
「韓国人、やっぱり違うなぁ」
「中国人は『民度が低い』なんて卑屈になる必要ないぞ!」
「この国、本当に病気なんだな」
「こいつ、どんだけ陰湿なのか」
「大韓民国の精神:死ぬときは一緒に!」
(編集翻訳 恩田有紀)