田母神さんと水島さんの残念な戦いが、とうとう東京地検の捜索まで行きましたね。両名とも、日本の保守にとっては大事な人だけに、何とか話し合いなどで大 きな問題にならなければ良いのだがと心配していましたが、とうとう行き着くところまで行ってしまったようです。
お互いに、譲れなかったのでしょうね。いずれにしても、ここまで行けば、後は、地検に任すしかないのでしょう。どう か、何とか、お二人に傷がつかないように解決してもらいたいものですが。
とは言うものの、こうなると田母神さんに部が悪そうです。次の選挙も、「日本のこころを大切にする党」から立候補し て当選してもらいたかったのですが、どうなるのでしょう。
産経ニュースより 2016.3.7
田 母神俊雄氏の関係先を業務上横領容疑で捜索 東京地検特捜部
平成26年2月の東京都知事選に出馬し落選した元航空幕僚長、田母神(たもがみ)俊雄氏(67)らが政治資金の一部を私的に流用した疑いがあるとして、 東京地検特捜部は7日、業務上横領容疑で東京都千代田区にある田母神氏の資金管理団体の事務所など関係先を家宅捜索し た。特捜部は押収資料を分析し、資金の流れなど実態解明を進める。
関係者によると、田母神氏が代表を務める資金管理団体「田母神としおの会」には都知事選後に約6千万円の残金があっ たが、26年12月の衆院選前には 約1千万円に減少。田母神氏は昨年2月に会見し、調査の結果、会計責任者だった50代男性が横領を認めたと発表した。こ の男性は高級クラブでの遊興費や生活費などに充てていたという。
田母神氏は同3月、寄付などで集まった資金のうち約3千万円を遊興費などに流用していたとして、この男性を業務上横 領罪で警視庁に告訴していた。
その後、同12月、都知事選で田母神氏陣営の選対本部長を務めたテレビ番組制作・衛星放送会社「日本文化チャンネル 桜」の水島総(さとる)社長 (66)ら選対幹部らが、この男性だけでなく、田母神氏本人と選対事務長も流用に関与していた疑いがあるとして、業務上 横領罪で3人を東京地検特捜部に告発していた。
同会の政治資金収支報告書によると、26年に約1億3200万円の収入があり、元会計責任者の資金横領による「使途 不明金」として約5054万円を計 上。関係者によると、使途不明金の一部が、運動員への謝礼に充てられていた可能性があるほか、田母神氏らの個人的な使途 に使われた疑いがあるという。
水島社長は産経新聞の取材に「選挙に関わったスタッフが勇気をもって内部告発した。東京地検特捜部には使途不明金の 全容を解明してほしい」と話した。
産経ニュースより 2016.3.7
東 京地検特捜部が田母神氏を聴取 田母神氏「ごめんなさい、ノーコメント」 業務上横領容疑で関係先捜索
東京地検特捜部が業務上横領容疑で平成26年2月の東京都知事選に出馬し、落選した元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(67)から任意で事情聴取 していたことが7日、関係者への取材で分かった。
田母神氏は7日夜、特捜部が関係先を家宅捜索したことについて自宅前で報道陣に問われると、「ノーコメントです。ご めんなさい」と話した。
その後、インターホンを通じて、任意で事情聴取を受けたことについても記者に問われたが、田母神氏はただひとこと、 「ノーコメント」とだけ語った。
田母神氏は昨年3月、代表を務める資金管理団体「田母神としおの会」で支援者から集めた政治資金の着服があったとし て、会計責任者だった男性を業務上 横領容疑で警視庁に告訴。同会の政治資金収支報告書では、26年度に元会計責任者の資金横領による「使途不明金」として 約5054万円を計上していた。
関係者によると、使途不明金の一部が、運動員への謝礼に充てられていた可能性があるほか、田母神氏らの個人的な使途 に流用された疑いがあるという。
産経ニュースより 2016.3.7
航 空幕僚長から政界へ 田母神俊雄氏、都知事選出馬でカネのトラブル 選対幹部「自分はキャッシュディスペンサー」
田母神(たもがみ)俊雄氏は空自トップの航空幕僚長だった平成20年、先の大戦を日本の侵略とする見方に疑問を示し、集団的自衛権行使容認を求める論文 を公表したことが問題視され更迭された。26年の都知事選と衆院選に出馬し、政界進出を狙うも落選。政治資金を着服した として、元会計責任者を告訴した田 母神氏本人が、今度は選対幹部らから告発されるという異例の展開をたどった。
「日本だけが侵略国家といわれる筋合いもない」
田母神氏は論文で、19世紀後半以降の日本の朝鮮半島や中国への軍事的行動について「相手国の了承を得ないで一方的 に軍を進めたことはない」などと指摘したが、政府見解に反するとして問題視された。
定年退職後は講演活動などを行いながら、テレビ番組制作・衛星放送会社「日本文化チャンネル桜」の水島総(さとる) 社長らと保守系政治団体を結成するなど政界進出をうかがった。
「カネ」をめぐるトラブルの発端は、無所属で出馬し、約61万票を獲得しながら落選した26年2月の東京都知事選 だった。選対本部長を務めていた水島 社長は産経新聞の取材に「事務長は『みんなに謝礼を配りたい』と言ってきて、私にも400万円を渡そうとしたが断った」 と証言した。
関係者によると、元会計責任者は「田母神氏や事務長から言われるまま団体の口座から毎週50万円以上を引き出し、2 人に渡していた。自分はキャッシュディスペンサーのようだった」と話していたという。
ここは、田母神さんが関与していないことを願うしかないですね。もし、本当にやっていて、それが明らかになれば、残 念ながら、田母神さんの今後は相当に厳しいものになるでしょうね。
貴重な保守勢力を失うことになるのは、これからが日本再生の正念場だけに、余りにも、もったいないですね。