2016年2月28日 (日)、第 619回の「緊 急拡散希望《52円切手で日本の誇りを取り戻せます」でとりあげた教科書問題は、取り締まるべき教育委員会 にまで広がったようです。
教育界の腐敗振りがどんどん明るみに出て来るようです。やはり、日本の教育界は完全に腐り切っていますね。
未来を築かなければならない教育界がこの体たらくですから、日本再生が、どれ程困難であるかに気が重くなりますね。
戦後の日本の腐敗は本当に最悪段階まで来ていますね。本当に再生できるのでしょうか。とは言いながら、日本が再生に 失敗すれば、世界も終わりでしょうね。世界は、そこまで解っているでしょうか。
読 売新聞より 2016年03月06日
教 科書3社、教委課長らにも謝礼…6県8人に
教科書の選定(採択)を巡る謝礼問題で、教科書会社が文部科学省に報告した謝礼の提供先に、教育委員会の課長や指導 主事が含まれていることが各教委などへの取材でわかった。
少なくとも3社が2009~14年度に6県内の教委の課長ら計8人に謝礼として現金を渡したとしており、謝礼を受け 取ったかどうかや選定への関与について各教委で確認を進めている。
教委の課長や指導主事は教員を指導する立場にあり、選定の実務に携わるケースもある。教科書会社が教員だけでなく、 教委関係者にまで謝礼攻勢をかけて いたことになり、文科省は「教委の職員は選定の公平性を確保する立場にあり、高い意識が求められる。謝礼の受け取りは極 めて問題だ」としている。
教育界と同じように日本の再生のカギを握っているマスメディアの腐敗も深刻です。戦後、反日売国左翼を放置してきた ことで、日本の危機はここまで来てしまったことに改めて、恐怖を覚えます。
9 日(水)、第 249回の「放送法の理念に反しているのはお前等だ」でも取り上げて来た、高市発言問題を八木さんが鋭く非 難してくれています。
産経ニュースより 2016.3.7
【月 刊正論】 高市総務相批判に異議あり! テレビに偏向放送の自由はない 八木秀次(麗澤大学教授)
あまりに都合が良すぎはしないか。
高市早苗総務大臣が衆議院予算委員会で、放送局が政治的公平を欠く放送を繰り返したと政府・総務省が判断した場合、 放送法4条違反を理由に電波停止を 命じる可能性に言及したことに野党やメディアが批判を強めている。例によって「威圧だ」「放送が委縮する」とのお決まり の批判だ。高市大臣の発言は次の通 りだ。
「放送法4条は単なる倫理規定ではなく、法規範性を持つ。行政が何度要請しても、全く改善しない放送局に何の対応も しないとは約束できない。将来にわたり、可能性が全くないとは言えない」(2月8日)
「放送局が全く公正な放送をせず、改善措置も行わないとき、法律に規定された罰則規定を一切適用しないとは担保でき ない」(2月9日)
放送を規律した放送法は番組の編集に当たって「一、公安及び善良な風俗を害しないこと。二、政治的に公平であるこ と。三、報道は事実をまげないでする こと。四、意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」を求めている(第4 条)。そして高市大臣が言う通り、こ れに繰り返し違反した場合、電波法76条は地上波テレビ局などに「三箇月以内の期間を定めて無線局の運用の停止を命じ、 又は期間を定めて運用許容時間、周 波数若しくは空中線電力を制限することができる」と規定している。
これは「公衆によって直接受信されることを目的とする無線通信の送信」(電波法5条4項、放送法2条1号)と定義さ れる「放送」の影響力の大きさを考 慮したもので、特にテレビ放送が「直接かつ即時に全国の視聴者に到達して強い影響力を有していること」は最高裁判例(平 成2年4月17日)も認めるところ だ。革命に際して、革命勢力は真っ先に放送局を抑える。電波法5条が外国人や外国法人に放送免許を与えないのも、国民の 心理が外国勢力に支配されないよう にするための措置だ。
何より電波は国民の共有財産であり、放送局は国から免許を得てそれを利用している。これが新聞・雑誌などのプリント メディアとの決定的な違いだ。新聞 には規制する法律はないが、放送にはある。それが放送法であり、その基準が同法4条というわけだ。高市大臣の発言を批判 する野党やメディアは、この点を強 調しない。
放送局は国から格安で電波利用枠を割り当てられている。少し古い資料だが、河野太郎衆議院議員がメルマガとブログ (08年2月24日付)で公表したテ レビ局の電波利用料は、NHKが12億1500万円、在京テレビキー局が各局3億1700万円または3億1800万円に 過ぎない。しかも一度放送免許を与 えられれば、事実上、未来永劫、放送事業ができる。新規に放送免許を得ることは難しく、既存の放送局が電波を独占できる 状態が続く。
このような事情の中で、野党や一部の放送関係者は放送法4条を法規範ではなく、倫理規定と解釈しようとする。独占的 に得た電波利用枠を使って、好き勝 手な偏向放送を続けようとする。電波法76条を無実化しようというわけだが、「特に民間放送は、新聞の社説のような意見 を述べることも許される」と、これ を支持する見解を載せる新聞さえある(朝日新聞2月12日付、朝日新聞「報道と人権委員会」、宮川光治委員発言)。虫が 良すぎはしないか。
放送法は、その目的を「放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ること」とし、「放送の不偏不 党、真実及び自律を保障することに よって、放送による表現の自由を確保すること」「放送に携わる者の職責を明らかにすることによって、放送が健全な民主主 義の発達に資するようにすること」 を求めている(第1条)。
ここで言う「表現の自由」は偏向放送をする自由ではない。高市大臣は放送法の趣旨を説明しただけだ。大臣発言を批判 するメディアは偏向放送をしてきた ことを白状したに等しい。放送関係者は先ずは労組や左翼政党、外国勢力からの「不偏不党」「自律」を確立すべきではない か。これこそが放送法が求める表現 の自由を確保し、健全な民主主義の発達に資することになる。 (麗澤大学教授 八木秀次)
戦後の自民党による腰の引けた先送り政治が、ここまで、反日売国左翼を跋扈させてしまったことは間違いないですが、 それを反省して、きちんとした政治をやって貰いたいものですが、自民党内にも同程度の左翼が跋扈しているのですから、安 倍さんの苦労も大変でしょう。
何時になったら、反日売国左翼勢力を日本から一掃できるのでしょうか。とは言いながら、ネットが無ければ、もうとっ くに日本は終わっていたかもしれません。
つまりは、八百万の神はまだ日本を見捨ててなかったと言うことかもしれません。やはり、諦めずに、日本再生を目指さ なくてはならないですね。
ネットでは早くから話題になっていた慰安婦映 画が韓国で大人気のようです。韓国中が大絶賛だそうですから、やはり、日韓合意なんて完全に無視されています。
ここまで、コケにされてもまだ韓国に気を使っているという外務省には本当に頭に来ます。日本国民の気持ちより、韓国 人の気持ちの方が大事なようです。
外務省は、解体して全員、韓国に移住して、向こうの外務省に雇ってもらった方が良さそうです。きっと、元気百倍で、 韓国民のために粉骨砕身頑張ることでしょう。
産経ニュースより 2016.3.5
【ソウルからヨボセヨ】 正 視に耐えぬ最悪の慰安婦映画
慰安婦を主人公にした映画『鬼郷』が人気を集めている。1週間足らずで早くも観客動員100万人突破!などとニュースで大いにもてはやされている。もと もと7万人以上の個人募金を集めて制作された独立プロダクションのキャンペーン映画だが、いわば“時流”に乗り、マスコ ミの宣伝が加わって大衆映画として 大ヒットしている。
しかしこの映画はひどい。1970年代から韓国の映画やテレビ、舞台で数多くの反日ドラマを見てきたが、これは最悪 である。「慰安婦として強制連行さ れた可憐(かれん)な韓国の少女たちと極悪非道の日本兵」という図式で、日本兵による少女たちに対する殴る蹴る引き裂 く…の残虐な暴行、拷問場面の連続は 正視に耐えない。
客席からは悲鳴が上がるほどで、暴行によって少女たちはいつもみんな顔が腫れ上がり、唇は切れ、体は血だらけ、傷だ らけだ。しかも驚くべきことに、日 本兵は慰安所から脱走しようとしたとして少女たちを野原に引き出して全員銃殺し、死体は穴に蹴落とし石油をまいて焼いて しまう。
映画はわざわざ「元慰安婦たちの証言による事実にもとづく」と銘打っている。荒唐無稽なストーリーもさることなが ら、マスコミや識者、文化人から異論や批判はまったく出ず、絶賛一色という知的現実が実に切ない。(黒田勝弘)
韓国大好きの黒田さんが切ないと言うくらいですから、そうとう酷い雰囲気のようですね。
この映画は、BBさんが早くから警鐘を鳴らしていました。大阪の在日が作成したようです。本当に、嫌な奴等ですね。
BBの覚醒記録よ り
在 日たちの反日プロパガンダだった、国辱慰安婦映画 2015-05-20
在 日韓国人による最大ヘイトスピーチ 慰安婦捏造映画「鬼郷」 《拡散希望》 2016-02-02
【ミ サイルと慰安婦】捏造慰安婦映画「鬼郷」に、やはり噛んでいた“北朝鮮” 《転載ご自由に》 2016-02-13
そんなに祖国の為に働きたいのなら、大嫌いな日本になんか住まずに、一日も早く帰国して、向こうで頑張ってくださ い。
今日、高浜原発の停止の大元の原因を作ったア レを全く追求せずに、安倍さんや東電を非難する反日売国左翼マスメディアの代表である朝日新聞を産経が非難してくれた記 事を取り上げました。
ところが、偶然でしょうか、阿比留さんもアレの話題をとりあげてくれていました。
何と、アレと一緒に福島原発の現場に飛んだ斑目氏が、当時をマンガで書いているのだそうです。ところが、アレの顔だけ は余りの拒否反応で書けないのだそ うです。その気持ちは分かりますね。私だって、アレの名前を書くのさえ嫌ですもの。名前を見るだけで怒りが沸いてきます し、ましてや、アレの画像があれば 絶対に見ないようにしています。
何で、アレが、未だに国会議員でございと大きな顔をして生きているかと許せない思いで一杯です。何で、アレを裁くこ とができないのか。それが、行きすぎた民主主義の最大の弱点じゃないでしょうか。
阿比留さんも大嫌いなアレだけに痛烈に書いてくれています。本当に、腹が立ちます。
産経ニュースより 2016.3.10
【阿比留瑠比の極言御免】 原 発事故「班目マンガ」の衝撃 拒絶反応から顔の描けない登場人物って… 当然あの人!?
一読、ここまで赤裸々に実態を明かしていいのかと衝撃を受けた。原子力安全委員長として平成23年3月11日の東電福島第1原発事故対応にかかわった班 目春樹氏が、インターネット上で公開している自作マンガのことである。事故当時の菅直人首相をはじめ官邸政治家らの無責 任で場当たり的な言動が、班目氏の 目に映ったまま実に率直に描かれている。
顔のない人物
マンガは4コマの連作で、登場人物がどの政治家なのかは似顔絵でおおよそ判別できる。だが、その中で顔が描かれてい ない人物が1人いる。
「当時、官邸にいた政治家たちの中で1人だけ拒絶反応がある。一番会いたくない人であり、たぶんトラウマになってい るようで似顔絵を描けません」
班目氏に聞くとこんな心境を明かし「マンガはこっそりと出しているもので、私の鬱憤のはけ口のようなものです」と 語った。記憶が飛んでいる部分もある ので事実だと主張するつもりはないとのことだが、読み進めると、この顔のない人物の立ち居振る舞いの異様さ、危うさが実 感できる。
たとえば事故発生翌日の12日朝、第1原発の視察に同行した際には、炉心溶融(メルトダウン)への懸念を伝えようと する班目氏に対し、顔のない人物が「質問にだけ答えろ」と遮り、原発各号機の出力などやたらと細かいことばかり質問する 場面が出てくる。
また、この人物が緊急時にもかかわらず、「ところで東工大にも専門家はいるか」と自身の出身校の学閥にこだわったこ とと合わせて「そんなこと知ってもしようがないだろ!」「なんだ! この質問は!」などといらだつ班目氏の「心の声」も 書き込まれている。
12日午後、官邸内で開かれた会議で、1号機への海水注入が協議されたエピソードも出てくる。
これに関しては、産経新聞が以前、菅首相が「海水を入れると再臨界するという話があるじゃないか」と怒鳴っていたと 書いたところ、菅氏は「あり得ない話だ」と否定した。だが、班目氏のマンガには顔のない人物がこう怒鳴る姿が描写されて いる。
「再臨界の可能性があるのに海水注入なんかできるか!」
班目氏がある官邸政治家に「総理はすぐ怒鳴り散らしますね」と言ったところ、この政治家が別の首相補佐官を示してこ う述べるシーンも印象的だ。
「あの人なんか怒鳴られ役として補佐官やっているくらいだから」
ひどい正当化
さらに、15日未明に菅首相が東電の清水正孝社長(当時)を官邸に呼んで、福島第1原発からの全面撤退を止めたとい う「都市伝説」も明確に否定してい る。官邸政治家らが緊張の面持ちで見守る中、清水氏が「撤退などしません」とあっさり述べる姿を描いた作品のタイトルで は、こう強調されている。
「総理が撤退を止めたということは絶対にありません」
この後、菅首相が東電本店に乗り込んで「撤退などしたら東電はつぶれるぞ」とぶった大演説に対しては、班目氏は手厳 しく次のように指摘している。
「怒りをぶつければ人は動くと思ってる人を総理にしちゃダメでしたね。聞いた者の心を傷つけ、まったく共感を呼ばな い史上最悪の演説だった」
マンガを通じ、当時の官邸の右往左往ぶりと、その後の自己正当化・美化のありようを改めて思い出した。(論説委員兼 政治部編集委員)
班目春樹のページ → 新作マンガ一覧(静 止画) 新作マン ガ(flash)
アレを罰することのできない今の日本が、反日売国左翼供を一掃することは可能なのでしょうか。やはり、この行きすぎ た民主主義を何とかしない限り、日本の再生はあり得ないのかも知れません。何とも、悔しいですね。
菅のたくらみで、未だに終息が見えない原発問 題を 、2月15日、第 5979回の「原 子力規制委の権限と在り方」などで何度も書いてきました。
それは、安倍政権の腰が引けていることもありますが、その腰を引けさす原因でもある朝日を筆頭とする反日売国左翼マ スメディアの責任でもあるのは間違いないでしょう。
その朝日の歪曲を産経がちゃんと取り上げてくれています。日本の味方は産経だけですね。
産経ニュースより 2016.3.6
【新 聞に喝!】 違和感覚えた朝日「日曜に想う」 軍事条項を外し緊急事態対応を 日本文化大学学長・大森義夫
2月14日付朝日「日曜に想う」の大野博人論説主幹による「今そこにある『緊急事態』」には大いなる違和感を覚えた。憲法に緊急事態条項を設けることは 不要かつ有害だと断じているのだが、例証に福島の原発事故は5年間も緊急事態が「起きている」ではないかと言う。
これは意図的または無知から緊急事態条項を歪曲(わいきょく)するものだ。地震の起きる国土に原発を建設するのがそ もそも間違いで事態の発端だとあげ つらうが、日本のもつ最新最高の技術で管理された安全な原発は機能させて電力のベストミックスを構築させようというのが 世論の大勢ではないか。
確かに原発管理に欠陥があったと思うが、突然の大災害にともなって事故が発生した以上、発生直後の効果的な緊急対応 こそが不可欠ではないか。
「人権の国」フランスで現在進行しているように非常時には私権を一時制限し、あるいは外国人医師に一時的に医療行為 を認めるなど例外措置を法的に保証 するのが緊急事態である。私は国論の分裂を極力避けるために軍事条項を外して大災害と重大テロ対策にしぼって緊急事態対 応を明定することを提言する。
「安倍政権はリスクに備えるといいながらリスクを直視していない」という大野氏の指摘には同感する。
ここからは大野氏と異なるが、安保法案の審議にあたって安倍晋三首相の戦略的な誤りは「自衛隊を海外に派遣すれば 『戦死者』が出る可能性がある」こと を率直に国民に説明しなかったこと、そして万が一の事態になれば国家として最高の栄誉をもって殉国者に報いることを表明 しなかったことにある。ために画期 的な有事対応も保守陣営にとってさえ緊張感を欠いた生煮えの印象を残している。
しかし、憲法9条死守論者は緊急事態条項を設けることがアリの一穴となって改憲への道を開くと本当にお思いか? 護 憲派の信念はその程度にもろいのか?
憲法をいじらなくても災害対策基本法など法律レベルの活用で対応できるとする論調もあるが、これについては2月11 日付産経「正論」百地章日大教授の主張が説得力を持つ。
憲法上の明確な根拠規定を欠いたまま非常時に法律、政令あるいは総理大臣(もしくは、その代行者)の大権によって国 民の人権を制限することは、まさに立憲主義に反する。直下型大地震や東京オリンピックに備えて緊急事態対応を急ぐべきで ある。
菅の責任は全く追及しないくせに、安倍さんに対しては、言いたい放題です。安倍さんも、これだけ、堕落した日本の反 日売国左翼共を相手にしなくてはならないので、本当に大変です。
やはり、憲法改正までは、こうした、言いがかりも全て辛抱して、先送りするつもりなのかもしれません。
朝日のようなどうにもならないマスメディアばかりかと思っていたら、原発の地元紙は、ちゃんと主張しているようで す。やはり、現場で、苦労されている方達には、その欺瞞が見えているのでしょうね。
福島民友新聞社 みんゆうNetよ り 2016年03月02日
【震 災5年インタビュー】漫画「いちえふ」作者・竜田一人氏 ありのままの姿認識
東京電力福島第1原発の廃炉の現場で働く作業員の日々を描いた漫画「いちえふ」の作者竜田一人氏は、自ら作業員とし て原発と向き合った上でこう話す。「地震、津波の災害の大きさに比べ、あまりに原発事故がクローズアップされすぎではな いか」
「地震、津波で多くの人が亡くなっている。原発事故を過小に評価したいわけではないが、トータルの死傷者数を考える と、あまりに地震津波に対して過小評価しているのではないか」
震災から5年で、いまだに本県の現状への正しい理解が進まない。竜田氏は「作業員を英雄視するのも違うし、虐げられ ている奴隷のようなかわいそうな人と みるのも違う」と話し、本県の置かれた状況を過大でも過小でもなく、ありのままの姿で認識し、全体像をみながら前に進ん でいくことの必要性を訴えた。
士気高い現場作業員
漫画「いちえふ」の作者竜田一人氏(51)は、「5年だ5年だと盛り上がって終わりでは困る」と指摘する一方、「ま だ福島県を危ないと言っている人には『もう5年たちましたよ』と言いたい」と力を込める。 (聞き手・編集局長 菅野 篤)
―この5年間を振り返ると。
「事故直後、『秋には人が死に始める、3年後には誰も住めなくなる、5年後には、がんや白血病が出てくる』と言う人 がいたが、何も起きていない。これが答えだと思う」
―漫画「いちえふ」は反響を呼んだ。日本人が未経験の廃炉作業の現場を漫画で発信したのは大きな意義があった。
「意義があると言っていただけるが、私が描いたものは私個人の体験談にすぎない。ただ、結果的にそれによって何かを 感じていただく人がいるのであれば、 それはそれでありがたい。『現場の作業員の顔を見えるようになって、ちょっと安心できた』という反響は、とてもうれし い」
―第1原発では、大型休憩所や食堂ができるなど、作業員の環境は改善されてきている。
「私が働いていた時はまだ完成していなかったが、知り合いの作業員からは『施設ができてよかった』『今日の昼は楽し みだ』という声も聞く。そういう楽しみもでき、休憩所も広くなり、少しずつだが、普通の職場に近づいていっているのはう れしい」
―漫画は3巻で中締めとなった。廃炉作業はまだ続くが、「原発の今」を伝える今後の方針は。
「今まで働いた分に関してはだいたい描いてしまった。またいい仕事があったら言ってくれと声を掛けているし、機会が あればいつでも働けるようにしたいと思っている。また働ける機会があり、漫画にできるようなら描きたい」
廃炉は慌てず、ゆっくり
―廃炉まで30~40年とされ、もっと時間がかかるのではないかとも言われるが、現場感覚として、どう思うか。
「現場でも、(原子炉内の)核燃料や金属が一緒に溶け落ちた燃料デブリを見た人は、誰もいない。原子炉格納容器も、 中はほとんど調査できていない。その 中で30年、40年という数字に振り回されるのも愚かだ。何十年かかるか分からないが、結局は片付けなくてはいけない。 今差し迫った危険はないのだから、 言葉は悪いが、慌てずゆっくり、検討しながらやっていくしかないのではないか」
「下請けに監視の目」必要
―廃炉現場にも多重請負構造がある。下請け順位が下がるに従い労働条件も悪くなるというが、どう感じるか。
「それがいいとは言わないが、今、人を集める現場ではその方法しかない。多重下請けだからだめだと言うだけでなく、 働く人がなるべく働きやすいように、 下請けの階層をなるべく少なくするように、中で抜かれる金額がなるべく少なくなるように、下の会社にいってもある程度、 福利厚生がしっかりするようにと、 監視の目を向けていくしかないのではないか」
―ベテランの作業員ほど被ばく量が多く現場に出られなくなる。4年後の東京五輪に作業員が流れていくという心配もあ る。
「それは賃金の問題。仕事に見合う賃金であれば、人は集まってくる。また、現場にはモチベーションが高い作業員が多 い。賃金が高いから来る人もいるが、 役に立ちたいという人もいる。『オリンピックよりこっちをやろうぜ』という気持ちで来てくれる人もたくさんいると思う。 線量がいっぱいになり一度作業を終 えた人でも、また戻ってくる人は多い。逆に、危険性や労働環境などの問題ばかりをクローズアップすると、イメージが悪化 して二の足を踏む人が増えてしまう のではないか」
―原発では約7000人が働いている。届けたい言葉は。
「私もただの下請け。『お疲れさまです。ご安全に』という言葉だけだ」
やはり、日本は、日本を崩壊させることしか考えていない反日売国左翼共を一刻も早く撲滅することこそが必要 です。