団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★国会議員に読ませた い敗戦秘話

2016年04月16日 | 反日売国奴左翼・在日

  このところ、GHQによるWGIPにより、日 本人が、 先人が築き上げてきた素晴らしい日本を知らないということになってしまったことを取り上げてきました。

  偶然でしょうか、産経新聞が、【国会議員に読ませたい敗戦秘話】という本を出版したそうで、それについてシリーズで 書いてく れています。
  
  野党の議員達が自虐史観に如何に犯されているかに呆れるばかりですが、自民党も、それ程変わらないのじゃないでしょ うか。

  それにしても、この本は、面白そうです。今日取り上げた、ねずさんが教えてくれた本『天皇』と一緒に政治家に読んで もらいた いですね。

  産経ニュースより    2016.4.9

  【国 会議員に読ませたい敗戦秘話】敗戦から70年。なぜ我が国は繁栄しているのか? 政治家よ、もっと歴史を学んでほし い

   「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

  19世紀後半にドイツ統一を主導し、初代ドイツ帝国首相を務めたオットー・フォン・ビスマルクの格言である。翻って 日本の現 状をみると、国家の舵取りを担うべき存在である国会議員の浅学非才は目を覆うばかりだ。わけても近現代史に関する知識が決定的に 欠けている。

  戦後70年を迎えた2015年は、その無学さが顕著に現われた。安倍晋三首相が、集団的自衛権の政府解釈変更に伴 い、安全保 障法制の整備に乗り出したからだ。クライマックスとなった9月18日夜。参院本会議での安保法案の採決を前に、社会、共産両党の みならず、つい数年前に政権を担っていた民主党までも徹底抗戦に出た。

  参院特別委員会での採決では、鴻池祥肇委員長めがけてダイビング攻撃を仕掛けるなど肉弾戦を繰り広げたあげく、「暴 力的採決 は無効だ。あんな採決が可決になったらわが国の民主主義は死ぬ」(民主党・福山哲郎参院議員)と訴えた。

  19日未明にもつれ込んだ本会議採決では、社民党の福島瑞穂副党首らが「戦争本案ハンターイ」と気勢を上げ、「生活 の党と山 本太郎となかまたち」の山本太郎参院議員は一人牛歩戦術を試みた末、議場に向かって「アメリカと経団連にコントロールされた政治 家は辞めろ!」と叫んだ。

  国会議事堂の外では、護憲団体などが「安倍政権はファシスト」「右翼内閣許さな~い」などと叫んでいたが、議場内の やりとり も同レベルだったわけだ。「国権の最高機関」は真摯な議論を否定して低俗なスローガンを繰り返す場なのか。「とても子供には見せ られない」と思った人も多いはずだ。

  安保法制をめぐる国会内外の馬鹿騒ぎを、1960年の日米安全保障条約改定をめぐる「安保闘争」と重ねた人もいるだ ろう。た だ、55年前の騒ぎは現在とは比較にならぬほど大規模だった。首相官邸や国会議事堂は連日デモ隊に埋め尽くされ、安倍首相の祖父 である岸信介首相は条約承認と引き替えに退陣を余儀なくされたが、安保闘争の経緯を追うと、闘争を主導した社会党の変節 に驚く。

  「八千万民族は、われわれ同胞は他民族の軍政下にあることを忘れてはなりません。不平等条約の改正をやりことが日本 外交に与 えられた大きな使命なり…」

  これは自民党議員の発言ではない。社会党の浅沼稲次郎書記長(後に委員長)が57年の衆院本会議の代表質問に立った 際の発言 である。他の社会党幹部も異口同音に安保条約改定を声高に求めていたのである。

  ところが、日米同盟が強化されることを危惧したソ連が、「日本の中立化」をキーワードに政界やメディアへの工作を強 化する と、社会党は「安保条約破棄」にあっさりと舵を切ってしまった。足並みをそろえるように朝日新聞などは「米国の戦争に巻き込まれ る」とキャンペーンを張り、政府は一時、自衛隊の出動を検討するほどの騒擾になった。

  民主党や一部メディアは安保法制で同じような騒ぎを作り出せば、安倍首相を退陣に追い込めると踏んでいたようだが、 国民の多 くは冷静だった。SEALDs(シールズ)や護憲団体などが国会周辺でデモを繰り広げたことを「革命前夜」のように報じたメディ アもあったが、60年安保闘争に比べれば微々たる勢力にすぎない。

  やはり、中国が急速な軍事拡張を続け、東シナ海や南シナ海で横車を押すように海洋権益を拡大している姿を目の当たり にし、日 本人の安全保障への意識は大きく変わったのである。遡れば、02年9月に小泉純一郎首相(当時)が訪朝し、北朝鮮の金正日総書記 (同)が日本人の拉致を認め、謝罪したあたりから、日本人は左翼勢力のプロパガンダに眉をひそめるようになったように思 える。

  にもかかわらず、国会議員はそんな国民意識の変化に鈍感に見える。共産党の志位和夫委員長は「北朝鮮、中国にリアル の危険が あるのではない」と言い放った。野党だけではない。政権与党の一員で自民党総務会長を務めたこともある野田聖子衆院議員は「南沙 諸島は直接日本に関係ない。南沙の問題を棚上げにするくらい活発な経済政策のやりとりとか、互いの目先のメリットにつな がる(日 中の)2国間交渉をしなければならない」と力説した。あまりの無知に開いた口がふさがらない。

  かつて一大勢力を誇った社会党が社民党と名を変えても国会議員数人の弱小政党になってしまったのはなぜか。同じく社 会党の血 を引く民主党の支持率が一向に上がらないのはなぜか。所属する国会議員が歴史から何も学んでこなかったからではないか。

  ※この文章は、4月13日発売の「国会議員に読ませたい敗戦秘話」 (産経新聞出版)の序章から抜粋しました。 産経新聞の東西編集局が特別取材班を組み、あまり光があたることのな かった先の 大戦末期から現代までの70年の歴史を貴重な証言をつむぎながらたどったノンフィクションです。

  「敗戦」という国家存亡の危機から復興し、国際社会で名誉ある地位を築くまでになった日本。その重要な節目節目で歴史の歯車 を回し続けたのは、声高に無責 任な主張を繰り返す人々ではなく、ごく少数のリアリストたちでした。彼らが東アジアのちっぽけな島国の独立自尊を保つべく奔 走してきた事実を埋もれさせて なりません。

  安倍晋三首相は、憲法改正について「私の在任中に成し遂げたい」と明言しています。つまり在任中に衆参両院で 改憲勢力 が3分 の2以上を占める情勢になれば、米軍占領下の1947年5月に施行以来、指一本触れることができなかった「平和憲法」の是非 を国民一人一人に問いたいと考 えているわけです。

  決断の時は迫りつつあります。国会議員が与野党を問わず、戦後の真の歴史を知らずして、その時を迎えるとした ら、日本 国民としてこれほど不幸なことはありません。

  国会議員よ、歴史から目をそむけてはならない。本書にはこんなメッセージがこめられています。


  2016.4.10

  【国 会議員に読ませたい敗戦秘話】自虐史観と贖罪意識はGHQによって植え付けられた 政治家よ、まだその呪縛が解けぬ のか?

  1944年7月のサイパン陥落により、日本本土の大部分が、「超空の要塞」といわれるB29爆撃機の攻撃圏に入っ た。日本軍 の海空勢力の大半は失われて おり、これ以降は米軍による一方的な殺戮が繰り広げられることになる。

  わけても45年3月10日未明の東京大空襲は、女性や子供を含む死者数推計10万人超、被災家屋26万戸超、罹災者 100万 人超の大惨事となった。後の広島、長崎への原爆投下と並ぶジェノサイド(大量殺戮)であり、人道上許されない戦争犯罪だといえる が、国会議員の認識は甘い。

  民主党の細野豪志政調会長は2015年3月10日の記者会見で、東京大空襲について「国策の誤りを反映した結果だ」 と述べた 上で、ナチスのユダヤ人虐殺を引き合いにこう語った。

  「ホロコーストを全体としてしっかりと総括しているのがドイツだ。わが国が先の戦争で自国民はもちろん、周辺諸国に 対して大 変な被害をもたらしたことについて真摯に反省することは重要だ。残念ながら今の安倍政権を見ているとそこに疑念を持つ。戦後70 年を迎えるにあたって心していかなければならない」

  日本は侵略戦争を仕掛けたのだから米軍による無差別空襲を受けても仕方がないとでも言いたいのか。そもそも日本の戦 争とホロ コーストを同列に語ること自体が支離滅裂としか言いようがない。これが民主党政権で閣僚まで務めた国会議員の歴史観なのだ。

  このような自虐的な歴史観、贖罪意識は戦後の連合国軍総司令部(GHQ)の占領統治下の日本人に植え付けられた。連 合国軍最 高司令官(SCAP)だったダグラス・マッカーサー米陸軍元帥は嘘と虚栄にまみれた統治者であり、天皇に代わる存在として日本を 統治しようとした。  「民主化」の名の下で実施された占領政策も実態は日本を弱体化させるものが大半だったが、新聞・ 出版への 検閲と言論統制により美化された。

  中でも効果を上げたのが、民間情報教育局(CIE)による「ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラム (WGIP)」 だった。巧みな情報統制とプロパガンダにより、東京大空襲や原爆投下を行った米軍への怒りは日本軍や日本政府に向けられ、贖罪意 識は日本人の心の奥深くまで浸透していった。…以下略

  こんな自虐史観に犯された政治家が政治をやっているのですから、日本が良くなる訳はないですね。とは言いながら、こ の人達 も、戦後教育の犠牲者と言えそうです。
  つくづく、GHQの企みとそれを利用してきた戦後利得者達の恐ろしさを思わずにはいられません。GHQの罪は大きい ですが、 それを利用して、教育界やマスコミ、政治家などが自分の利益をはかってきた罪の方が何倍も大きいのじゃないでしょうか。
  同じ日本人として、絶対にやってはいけないことでしょう。何とも、最低の日本人が蔓延ったものです。ここにも、あち らの人が 紛れ込んでいるのも間違い無さそうです。

  それでも、この産経新聞やネットによって目を覚ます人が増えてくることを期待したいものです。それが、効いてくれ ば、その時 こそ、日本人が日本を取り戻す時でしょう。


衆参同時選挙!?どうなる日本

2016年04月16日 | 政治の崩壊

  週末の【討論!】は、衆参同時選挙のタイトル でした が、選挙の話は盛り上がらず、観光と安保、憲法改訂が盛り上がりました。
  2/3の途中から、観光客をただ増やせば良いという政府の方針に疑問を有本さんと渡邊さんが鋭く突っ込んでくれまし たが、自 民党の議員が危機感のない反論をしていました。
  やはり、自民党は、基本的に国家の危機が分かっていないのじゃないでしょうか。と言うか、やはり、国の未来より、自 分の選挙 しか頭にないのじゃないでしょうか。

  3/3は安保と憲法です。これも、面白い。如何に、日本が自虐史観に犯されているかに改めて、がっかりさせられま す。
 


★揚子江、異常現象による洪水予測

2016年04月16日 | 中国

  しぶとい中国の崩壊が、弱点である山峡ダムが きっ かけになりそうな様相を帯びてきたようです。中国をやつけるには核ミサイルは必要ない、山峡ダムに普通のミサイルを打ち込め ば良いなんて話もネットでは言われてましたが、それも必要ないようです。
  どうやら、自然が引き金を引いてくれそうです。中国の人達にはお気の毒ですが、これも、共産党政権のやりたい放題を 許し てきた報いですから、自己責任と諦めてもらうしかなさそうです。

  何時もの、宮崎さんがとりあげてくれています。

  「宮崎正弘の国 際ニュース・早読み」より  平成28年(2016)4月11日(月曜日) 通算第4869号 
  
  宮 崎正 弘の国際ニュース・早読み

   揚子江、異常現象による洪水予測
    98年の洪水被害は2200万の避難民、3004名の犠牲

  1998年、エルニーニョ現象による雪解け水が揚子江に注ぎ込まれ、じつに24省に洪水被害が及んで3004名が死 亡、 合計2200万人が一時避難を余儀なくされた。
  「あの規模を今年夏に超える危険性がある」と中国の気象当局が警告を発令した。

  5月に通年の50%増の降水が予測され、7月から8月には80%増の降水確率があるため、とくに広東省、広西、湖 北、江 蘇省、福建省には堤防を高くするなどの緊急措置が要された。

  つい一週間前に華南を襲った大雨ではすでに108名が犠牲となっている。高速道路は閉鎖箇所が相次ぎ、とりわけ広東 省の 珠江デルタ工業地帯では運輸停滞など、生産システムがずたずたに寸断されたばかり。

  「三峡ダムは核攻撃にも耐えられる」と軍人タカ派は胸を張っているが、自然災害を前に、あふれ出る水の暴力には耐えられないのではないのか。
  当局は異常現象の発生に強い注意を呼びかけている。

  まさか、期待はしていましたが、洪水から崩壊になるとは思ってませんでした。とは言いながら、これはあり得ますね。

  洪水と言えば、偶然でしょうか、2015 年 5 月 26 日(火)、第 5714回の「カ リフォルニア干ばつ:災害の始まり」などで、カリフォルニアの干ばつを教えてくれたマックス・フォン・シュ ラー (Max Von Schuler)さんが、その後を、とり上げてくれています。こちらも、ありそうです。
  洪水と干ばつですが、どちらもエルニーニョが原因のようです。地球の環境を考えずにやりたい放題の経済活動をやって きた 報いなのでしょうか。    

  アメリカ人が語る、ア メリ カの社会、戦争、と将来 American society, war, and future, one American speaks より  Friday, April 8, 2016

  干 ばつ、2016年米大統領選、日本とアメリカの社会混乱 Drought, the 2016 election, and social chaos in Japan and America

  エルニーニョで、カリフォルニア州シエラネバダ山脈に雪が降りました。

 しかし、足りません。一年の平均よりちょっと多いです。…中略

  実は、今年のエルニーニョは例外で、カリフォルニア州でこの多くの降水を引き起こしました。エルニーニョは後数年間 起き ないでしょう。最近の数十年間の気候の傾向は、深い砂漠に変身です。それでは、カリフォルニア州にこれから先の降水の望みが ないでしょう。…中略


  この前に、友達と話して、日本はアメリカから大豆とトウモロコシの95%、麦の60%を輸入しています。

  それで、日本で間もなく社会の混乱になるでしょう。

  後1年か2年になるでしょう。

  皆様、グッドラック。

  大豆やトウモロコシ、麦などの輸入が止まれば、日本の打撃も大きいですね。麦は米で補えても、大豆は日本に取っては 影響 は大きすぎますね。今の内に、自給自足の手を打てば良いのですが、まず、やらないでしょうね。

今やれば、間に合うかも!

★天皇の存在のありがたさの自覚

2016年04月16日 | 国体・皇室・シラス

  昨日、一昨日と、GHQによる工作WGIPと それを利 用したマスメディアなど敗戦利得勢力の所為で如何に戦後日本が劣化したかを取り上げました。
  日本人が一日も早く自虐史観から目覚めて、再生を目指すことが急がれますが、一番問題なのが、日本の根幹である国体 につい て、殆どの人が知らないことでしょう。
  そういう私も、学校では一切教わらなかったので、ネット、特にねずさんのブログでシラスも初めて知ったのですから、 自慢でき るものじゃないです。

  やはり、この根幹を日本国民が全員知ることが必要でしょう。特に、日本を導くべき、政・官・財の偉いさん達がこれを 知らない ことが一番の問題ですね。
  政治家と外務省には、それを理解していない者は排除すべきです。今の時点で、分かっていない者が大半じゃないでしょ うか。こ こを改めない限り、日本は世界に対して、対等に付き合うことは難しいでしょう。

  ねずさんが、今回も天皇についての素晴らしい本を紹介してくれています。こういう本を、読ませる必要がありますね。
 
  小名木善行 ねずさんの ひとりごとよ り   2016年04月10日

  天 皇の存在のありがたさの自覚

  …略

  矢 作直樹先生が、2013年に出されたご著書に『天皇』という本があります。
学校では教えない「天皇と現代史」の真実を詳らかにした力作で、日本の国体と、扇の要である天皇を取り戻す方法がこの本 に提示さ れています。

   本書の全体の構成は、
    第一章 天皇陛下とともに生きる
    第二章 生と死の狭間で得たもの
    第三章 国際銀行家に影響された日本
    第四章 骨抜きにされた「天皇の国」
    第五章 天皇陛下の国、日本
    第六章 そして、これから
 ですが、たいへん読みやすい本で、わが国における天皇の存在がどれだけありがたい存在なのかが感動とともに語られてい る本で す。

  著者の矢作(やはぎ)先生は、前東京大学医学部付属救急部集中治療部部長で東大医学部教授です。
ご著書には、ベストセラーになった『人は死なない』(パジリコ出版)があります。

  この本の中に、現行法における天皇の位置づけの是正についての提案があります。
まったく同感ですので、それを皆様にご紹介したいと思います。

  *******
  矢作直樹著『天皇』扶桑社
  (P.167~p.171を引用)

  …中略

   日本は、天皇あっての国です。

  日本人も、天皇あっての日本人です。
日本に生まれて日本に住み、日本語を話したら日本人かといえば、それは違います。
日本国籍を持っていても、これが理解できないなら、その時点で、その人は日本人ではないと言い切っても良いと思います。
日本人は、天皇の存在のありがたさの自覚をすることが、日本人としての第一歩であると思います。

  なぜそれほどまでに天皇の存在が大事かといえば、日本は、上古の昔から天皇という国家最高権威によって、民衆が「お おみたか ら」 とされてきたからです。
いまこれをお読みのあなたも「おおみたから」、あなたの近くにいる人も天皇の「おおみたから」です。

  「おおみたから」ということは、もっとも大事な「たから」だということです。
そして政治権力者は、天皇によって親任され、天皇の「おおみたから」が、豊かに安全に安心して暮らせるようにサポートを していく ことが仕事とされてきました。
このことが、日本人を日本人たらしめた原因です。
そしてこのことが持つ意味のありがたさは、ちゃんと教えなければわからないことです。
だから日本は「シラス国」です。
「シラス国」は、漢字では「知国」と書きます。
日本人であることの意味と意義を自覚するところから、日本人が始まるのです。

  いま、日本でいちばんの権力者は安倍総理です。
けれど、総理は偉い人だけれど、みなさんのお気持ちの中には、人としては総理も自分も対等だという観念があるものと思い ます。
命としてみれば、それぞれがおなじひとつの命です。

  このように、人の上に立つ偉い人と、下にいる民衆が、人として対等だと言い切れる体制を、日本は上古の昔から築いて きたので す。
この統治の在り方が、では、いったいいつ始まったのか。
具体的な時点を明らかにすることはできません。
なぜなら、できないくらいに古い時代から、このことこそが日本人の骨格となってきたからです。

  シラス統治の仕組みは、高天原で天の岩戸開きのあとに、この権威と権力を分離するという手法が生まれ、この高天原と 同じ手法 で中 つ国の統治を行うために、邇邇芸命(ににぎのみこと)が天孫降臨して、わが国が始まっています。
つまり神話の昔から、日本は、権威と権力が分化し、権力は、天皇の「おおみたから」である「民」をサポートする役割を 担っている とされてきたのが日本なのです。
だからこそ日本は、世界でもっとも古い国であるのです。

  この、天皇という最高権威によって、民衆が「おおみたから」とされ、国家権力、政治権力はそのサポート役と規定され ていると いう 統治の仕組みは、究極の民主主義ということができます。

  近代以降の国家がたどり着いた議会制民主主義は、この日本古来の統治の姿よりも劣ります。
なぜなら、議会を担うのはなるほど民衆によって選ばれた議員ですが、選ばれて統治者となった瞬間から、その議員は民衆の 上位支配 者の地位となることができるからです。
多数決にも問題があります。
100人の議会で51:49で可決されれば、49の意見は無視されるからです。

  これに対し、天皇による統治の仕組みは、常に民が豊かに安心して安全に暮らせるようにするために、政権力が存在して いるとさ れて いるという意味において、西洋生まれの民主主義よりも、もっと民を大切にする仕組みであるということができます。
この統治の仕組みが「シラス統治」であり、国のカタチです。…以下略

  このシラスの素晴らしさは何度読んでも身に沁みます。こんな素晴らしい国体を知らない日本人がいることが教育の罪で すね。戦 後育ちは知っている人の方が極端に少ないのじゃないでしょうか。と言うより、知っている方が少ないでしょうね。これでは、この国 が良くなるはずがないですね。

 

  ねずさんがアップしてくれている動画です。直接この本とは関係ないですが、著者がどんな人かは分かります。

【5 金ス ペシャル・Part1】矢作直樹氏:霊魂と肉体: あの世とこの世を分かつもの