団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★皇位継承の安定への提言・記者会見

2019年10月26日 | 国体・皇室・シラス

  「護る会」が皇位継承問題を提唱してくれたことを、23日、第1452回の「★★旧宮家男子の皇族復帰を可能に 自民有志の提言案」で、取上げました。

  その記者会見をチャンネル桜がアップしてくれています。結構質問が飛んでいるようですが、この内記事を書くのは果たして何社でしょうか。確実なのは産経だけでしょう。


【日本の尊厳と国益を護る会】皇位継承の安定への提言・記者会見[桜R1/10/23]



  やはり、産経はきちんと書いてくれています。
   
  産経ニュースより     2019.10.23  

  男 系皇位継承を堅持 旧宮家男子の皇族復帰 自民有志「護る会」提言

 自民党の保守系有志議員による「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」(代表幹事・青山繁晴参院議員)は23日、父方に 天皇がいる男系の皇位継承を堅持する具体案を盛り込んだ提言を発表した。11月中旬の大嘗祭(だいじょうさい)が終了 後、安倍晋三首相が海外出張から帰国するのを待って直接手渡し、政府の安定的な皇位継承に向けた検討に反映させたい考え だ。

 提言は「女系天皇」につながりかねない「女性宮家創設」に否定的で、皇室典範改正や特例法制定によって旧宮家の男子が 皇族に復帰できるようにすることが柱だ。立法府の円満な合意形成を重視し、特例法に比重を置いている。

 具体的には、旧宮家の男子が現皇族の養子か女性皇族の婿養子になるか、国民の理解に基づく立法措置後、了承の意思があ れば皇族に復帰できるようにする。後者に関し、提言では「10代5人、20代前半2人」の旧宮家の男子が存在するとし た。現在の皇位継承順位は一切変えないことも明記した。

 青山氏は記者会見で、皇位継承のあり方に関し「大嘗祭が終われば速やかに具体的検討に入っていただきたい。この提言を 必ず入れろということではなく、他の意見も十分責任を持って勘案していただきたい」と政府に求めた。


  一方朝日は、即位の礼を英語版で貶しているようです。加藤健さんがツイートしてくれています。

  こんな新聞社は日本から追放するしかないですね。完全に日本を的に廻しています。ここが「護る会」を取上げるとは思えません。


★外国人留学生、就職最多 平成30年2万5千人、人手不足

2019年10月26日 | 日本的経営の崩壊

  いよいよ日本の経済界が日本の消滅に向かってまっしぐらのようです。何と、外国人留学生の就職が最多になったようです。
  「虎ノ門ニュース」で、有本さんが企業の採用担当者から、「留学生は優秀なので採用してしまう」と聞いたそうです。
  つまりは、企業側が将来の日本を全く考えてないということです。採用の時に優秀なのが将来役に立たないのは東大卒の体たらくで明らかでしょう。
  やはり、少々成績は劣っても、正しい国家観と歴史観を持つ人材を採用すべきです。それを持たない現代の経営者達が今の経済の停滞を齎したことを見ればその理由は明らかでしょう。

 

   産経ニュースより    2019.10.23

  外国人留学生、就職最多 平成30年2万5千人、人手不足
 
 出入国在留管理庁は23日、日本の大学や専門学校を卒業後、国内で就職するために在留資格を変更した外国人留学生が平 成30年 に2万5942人に上ったと発表した。前年を3523人上回り、過去最多を更新。留学生の総数が増えていることに加え、人手不足 で外国人労働者に対する企業の需要が高まっていることが要因とみられる。

 入管庁によると、留学生が日本で働くには、在留資格を「留学」などから就労目的の資格に変更する必要がある。30年に 変更した 人は5年前の25年と比べると、2倍以上となった。

 変更後の在留資格別に見ると、企業でエンジニアや経理担当などとして働く際の資格「技術・人文知識・国際業務」が全体 の93・ 2%を占めた。「経営・管理」は2・2%、「教授」は2・1%だった。国籍・地域別では、中国が42・0%で最も多く、ベトナム が20・2%、ネパールが11・3%。アジア諸国が全体の95・3%となった。

  今の、平和ボケ経営者よりもっと危険なのが日本への愛を持たない留学生であることは間違いない。何年か後にその企業は食い物にされ消滅しているのじゃないでしょうか。


★正恩氏が韓国施設撤去を指示「みすぼらしい」

2019年10月26日 | 北朝鮮・チュチェ思想

  文ちゃんに何かと冷たい態度だった金ちゃんがとうとう爆発したようです。何と、金剛山にあるKoreaの施設を撤去しろと命じたようです。
  文ちゃんが拘っていた金剛山観光も完全に虚仮にされたということでしょう。さて、いよいよ金ちゃんがぶんちゃん切りを決めたということでしょうか。
  文ちゃんは、もうChinaに縋りつくしかないののかも。さて、どうするのでしょうか。

   加藤健さんがツイートしてくれています。 

  産経も書いてくれています。

  産経ニュースより     2019.10.23

  正恩氏が韓国施設撤去を指示「みすぼらしい」 文氏の融和策頓挫は決定的

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、視察先の東部の景勝地、金剛山(クムガンサン)で中断してい る南北経済協力の観光事業を批判し、韓国側が建てた施設を韓国側と合意の上で全て撤去して景観にふさわしい施設を新たに 建設するよう指示した。北朝鮮国営メディアが23日に報じた。

 金剛山一帯で韓国側が建てたホテルなどを視察した金氏は「みすぼらしい」「見るだけで気分が悪くなる」と指摘。「国力 が弱いときに他者に依存しようとした先任者らの政策は極めて誤っていた」と批判した。父、金正日総書記が決めた事業の否 定とも取れる異例の発言だ。

 1998年に始まり、北朝鮮の外貨収入源となってきた金剛山観光は、2008年に韓国人観光客の射殺事件で中断。金氏 と韓国の文在寅大統領が昨年9月の首脳会談で開城(ケソン)工業団地とともに条件が整い次第、再開することで合意し、金 氏は今年1月、無条件での再開の用意を表明していた。

 だが、文政権は国際社会の制裁を理由に再開に踏み切らず、米韓合同軍事演習を行ったことから、北朝鮮は韓国との対話拒 否に転じた。金氏の指示は、文政権の焦りを誘う揺さぶり戦術の一環とみられる。南北経済協力への意欲を依然、強調する文 氏の対北融和政策は頓挫が決定的となった。

 金氏は「金剛山が北と南の共有物、北南関係の象徴で、関係の発展なしに観光もできないかに言われるが、間違った認識 だ」と指摘。総開発計画を作成し、隣接する一帯をゴルフ場やスキー場を備え、外国人客も誘致できる一大観光地区に整備す るよう指示した。

 韓国の金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一相は23日、国会議員との懇談会で「南北関係にはまだ重要な協力の余地がある」 と述べたが、文政権内では当惑が広がっている。

  金ちゃんが本気でKoreaを切りに来たとなると文ちゃんは益々追い詰められそうですが、こんなことに負けずにChinaに上手く取り入り一緒に滅んで下さい。尤も、北でもChinaでも滅びるのは同じでしょう。


★ひろしまトリエンナーレ2020

2019年10月26日 | 反日売国奴左翼・在日

  ひろしまトリエンナーレが、だんだんネットでも広まり出したようです。KAZUYA さんが現地に飛んで報告してくれています。
  篠原常一郎さんも取り上げてくれています。果たしてひろしまトリエンナーレは開催できるのでしょうか。

  これも、なんとしても中止に追い込み、反日売国左翼・在日共の税金収奪システムを壊したいものです。奴等にとっては痛い敗北になるでしょう。
  こうやって、奴等の資金源を潰して行くことは奴等にとっては痛手になるでしょう。どんどんやりましょう。


  兎に角、奴等の資金源を断つことこそが奴等の撲滅の一番の近道でしょう。


★YOU は何しに北海道へ? 王岐山

2019年10月26日 | 中国

  相変わらずChinaはやりたい放題です。「即位礼正殿の儀」に出席した王岐山が、早速北海道入りしたようです。もう北海道を狙っていることを隠そうともしないのでしょう。
  何といっても、なにをやっても精々遺憾砲しか撃たないのですから完全に舐めきっているのでしょう。

  北海道はChinaが崩壊しない限り完全に乗っ取られるのは間違いないでしょう。結局は、トランプさんのChina退治に頼るしかなさそうです。
  命懸けで北海道を守ろうという政治かも殆どいないのじゃないでしょうか。

  産経ニュースより     2019.10.22

  【風を読む】YOU は何しに北海道へ? 論説副委員長・佐々木類

 慶事に隠れて目立たぬが、注目したいニュースがある。中国の王岐山国家副主席の動静だ。王氏は22日、天皇陛下の即位 の礼に出席し、北海道を訪問する。北の大地に対する昨今の中国による執着ぶりは尋常ではない。東京ドーム1千個分を超え る水源地の爆買いや自衛隊基地周辺の土地物色など合法的な土地買収が進む。王氏の本当の来日目的は、こちらにあるのでは ないか-と勘ぐりたくもなる。

 王氏は、習指導部1期目に党中央規律検査委員会書記として江沢民元国家主席に近い政治家を摘発し、習政権の権力基盤構 築に貢献した。そんな王氏の北海道入りを知り、李克強首相の顔が浮かんだ。李氏は昨年5月、日中韓首脳会談に出席するた め来日したその足で、札幌市、苫小牧市を訪れた。安倍晋三首相が同行した。首脳外交の深奥部には、国民の伺い知れぬ思惑 と事情があろうことは分かっている。

 だが、その姿に目まいを覚えたのは私だけだろうか。中国首脳の相次ぐ北海道入りは、中国政府による北海道への影響力拡 大を意味するからだ。その核心は、巨大経済圏構想「一帯一路」にある。釧路、苫小牧両港を北極海に抜ける重要ルートとし て、拠点化する狙いが中国側に存在する。そうなればわれわれ日本人は、中国船舶が津軽海峡を日に何度も大手を振って航行 することを見ることになるのである。

 中国は昨年1月、北極海に関する基本政策「北極政策白書」を初めて公表した。温暖化による北極圏の海上交通路を生かす 国家戦略が背景にある。北極海を「氷上のシルクロード」と位置付け、一帯一路のタテ軸として生かすため、アイスランドや デンマーク領グリーンランドで拠点化を急ピッチで進めている。トランプ米大統領がグリーンランドの買収を口にしたのは、 こうしたせめぎ合いが背景にあろう。

 昨年は李氏の北海道入り後、在日中国大使館公使ら一行が、釧路市役所を訪問した。公使は釧路市内で「北の釧路、南のシ ンガポール」と題して講演し、「釧路港を北極航路として有効的に活用したい」などと述べ、一帯一路への理解を求めてい る。

 王副主席閣下、YOUは何しに北海道へ? 拘束中の北大教授を解放するのが先決だ。

  安倍さんが会談で、辛うじて人質問題や香港問題にも触れたようですが、何の効き目もなさそうです。たんなる安倍さんのアリバイ作りにしかならないのでしょう。それでも言わないよりましでしょう。

  産経ニュースより     2019.10.23

  安 倍首相が中国副主席と会談 日本人拘束に対応要求
 
 安倍晋三首相は23日、天皇陛下の「即位礼正殿の儀」などに出席するため来日中の中国の王岐山国家副主席と東京・元赤 坂の迎賓館で会談した。両首脳は来春の習近平国家主席の訪日成功に向けて協力していく方針を確認した。首相は王氏に対 し、北海道大の40代男性教授など中国当局による日本人拘束事案や、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域に中国海警 局の船が連日確認されているのを踏まえ、東シナ海を含む海洋安全保障問題について前向きに対応するよう改めて強く求め た。

 約20分の会談で首相は王氏に対し、「逃亡犯条例」改正案を発端とした抗議活動など混乱が続く香港情勢に関し「大変憂 慮している」と表明した上で、平和的な話し合いを通じた解決を求めた。日本産食品の輸入規制の緩和に向けた対応も要請し た。また、両首脳は両国の経済・実務協力の強化も申し合わせた。

 王氏は習氏の盟友で、昨年3月に国家副主席に就任した。

  アイヌ新法も裏で糸を引いているのはChinaじゃないでしょうか。二階・菅・公明党の反日売国にも困ったものです。


★空母加賀ミッドウェイで発見

2019年10月26日 | 日本再生

  昨日駆逐艦雪風を取上げましたが偶然でしょうか。今度は、武蔵を発見してくれた亡きポール・アレンさんのチームが今度はミッドウェイで空母加賀を発見したそうです。
  今、Chinaの南太平洋への魔の手が延びている時、この発見は何か先人の怒りのような気がします。

  西村幸祐さんがフェイスブックで反日売国左翼・在日マスメディアが殆ど報じ無いことに怒りをぶつけてくれています。
  これも、靖国参拝をしない政治家等と同じ根っこでしょう。本当に日本人は恥ずかしい。先人も呆れ果てていることでしょう。


  幾ら、特亜3国による工作が酷いとは言え、ここまで劣化した日本を再生するのは並大抵じゃないでしょう。
  やはり、「いい加減に目を覚まさんかい、日本人! 」ですね。

 なんて嘆いていたら、何と、別の空母も発見したそうです。「赤城」か「蒼龍」だそうです。

   産経ニュースより    2019.10.21

  米海底調査チーム、別の日本空母の船体を発見 「赤城」か「蒼龍」か

 【ワシントン=黒瀬悦成】1942年のミッドウェー海戦で北太平洋に沈んだ旧日本海軍の大型空母「加賀」の船体を発見した米調査チームは20日、同海戦で撃沈された別の空母を発見したことを明らかにした。同海戦の指揮を執った故・南雲忠一中将が乗っていた「赤城」か、中型空母「蒼龍(そうりゅう)」とみて、高解像度ソナー画像の分析などを通じて特定を図っている。

 2隻目の空母の船体が発見されたのは、米ハワイ州真珠湾の北西約2090キロに位置する水深約5490メートルの海底。米IT大手マイクロソフト共同創業者のポール・アレン氏(故人)が設立した財団のチームが海底調査を進めていた。

 調査チームはこれまでに、44年10月にフィリピンのレイテ沖海戦で沈んだ戦艦「武蔵」や、42年11月の第三次ソロモン海戦で沈没した戦艦「比叡」、同年5月の珊瑚海海戦で撃沈された米空母「レキシントン」など30隻以上の船体を発見し、話題を呼んでいる。

  あの辺りには沢山沈んでいるだけにまだまだ見つかりそうですね。やはり、何か意味があるのか。


★週刊ポスト謝罪、何が問題だったか

2019年10月26日 | 韓国

  覚悟の無い政治家が発言を非難されると直ぐに謝罪して撤回するのを見るのは本当に情けないものです。それと同じことが週刊誌でも起きていることを、9月10日、第 2282回の「★ 週刊ポスト問題~では日本人の心の痛みは?」などでも取上げてきました。

  産経新聞で何が問題だったのかと正高信夫さんが書いてくれています。

  産経ニュースより     2019.10.20

  【新聞に喝!】週 刊ポスト謝罪、何が問題だったか 正高信男

 9月2日発売の小学館の週刊誌「週刊ポスト」の特集が、嫌韓をあおるヘイト記事だとして大騒ぎになった。「『嫌韓』よりも 『減韓』、『断韓』を考える 厄介な隣人にサヨウナラ 韓国なんて要らない!」という特集に対し、同誌に連載を持つ作家らか ら「差別的だ」と批判が噴出したのだ。同誌編集部は「誤解を広めかねず、配慮に欠けていた」などと謝罪するコメントを発表し た(産経9月3日付)。

 この中にある「怒りを抑えられない『韓国人という病理』」という記事も、批判の対象になっていた。ソウル大教授が理事長を 務める学会が発表したリポートや、韓国警察庁の調査などに依拠する形で、「韓国成人の半分以上が憤怒調節に困難を感じてお り」などと報告していた。サルの研究などしていると週刊誌の取材を受けて面白おかしくデフォルメされることもあるが、そのよ うなことのない抑制的な書き方だった。

 そこで、内容の真偽のほどを調べようと思い、といっても韓国語は読めないので、angerやKoreanといったキーワー ドで、信頼性のある学術情報を検索してみた。すると、KポップならぬKレイジという表現が英語圏の精神医学界に存在すること を知った。レイジ(rage)とは激怒の意である。ちょっとしたきっかけで怒りを爆発させる傾向が韓国人にみられるのだとい う。研究成果をつまみ読みしたところ、ポスト記事の内容をおおむね裏付けるものであると感じた。

 比較文化研究には「文化とパーソナリティー」という古典的なアプローチの手法がある。個々の文化に特徴的な精神病理がどの ように発現するのかを分析することは、研究手法として常套(じょうとう)手段だといえる。「韓国人という病理」との見出しが けしからんという批判も目にしたが、仮に「ひきこもりから抜け出せない『日本人という病理』」という記事が海外で出たとし て、反日や嫌日のヘイト記事だといって騒ぎになるだろうか。現代日本ではひきこもりが、また韓国では怒りが、文化との関連で 研究されることがあっても驚くに当たらない。

 はたして、作家らが版元の出版社にもう原稿を書かないと騒ぐほどのことだったのだろうか。一方で出版社側も批判が殺到した から謝罪したようにも見え、何を問題だと考えているのかがよく分からなかった。新聞が掘り下げて追求すべき内容だと思う。

  それにしても、週刊誌も下らない記事は徹底的に争う癖に、こういう信実は直ぐに謝罪というのはやはり相手を見ての卑怯な手法としか思えません。
  何となく、2018年10月27日、第602回の「★やはり新潮45休刊は疑問」等でとりあげた新潮の騒ぎをこれ幸いと休刊した卑怯なやり方を思い出します。

  ポストも休刊をねらっているのでしょうか。そうでないのなら謝罪などせずに徹底的に戦って貰いたかった。今からでも遅くない。もう一度書き立てるべき。そんな矜持もないか。


★イスラエル、いまだ連立ならず。ネタニヤフ首相も迷走

2019年10月26日 | 国際

  イスラエルがまだ政権が決まらないのだそうです。ディープ・ステートを牛耳るユダヤの国にしてはまとまりが無いのが不思議です。そういう人達はイスラエルには住んでいないのでしょうか。

  そんなイスラエルの混迷を宮崎さんが詳しく書いてくれています。イスラエルも1枚岩じゃないんですね。と言うか、良く国として持っているものです。

 宮崎正弘の国際 ニュース・ 早読みより  令和元年(2019)10月21日(月曜日) 通算第6245号  

 イスラエル、いまだ連立ならず。ネタニヤフ首相も迷走
  「『青と白』はアラブ政党と組もうとしている。ハマスやイランと融和か」と批判

 イスラエルの総選挙が終わって、過半数を超えた政党なし。ガンツ(元参謀長)率いる「青と白」が第一党で議席33,ネタニヤフ率いる「リクード」が32席と僅差だが、本来なら第一党のガンツが連立を模索して政権を樹立すべきだろう。だが、諸般の事情から大統領はネタニヤフに組閣を命じることとなった。

 というのも、ユダヤ原理主義にもとづく宗教政党は強くネタニヤフを支持し、またヨルダン川西岸に強引に入植する政策の推進母体の政党もネタニヤフ支持である。多数派工作となると、ガンツには不利となる。そもそも『青と白』は労働党などを糾合した寄り合い所帯でしかない。

 9月18日の総選挙から一ヶ月を経過したが、いまだ連立ならず、イスラエル政局は混迷の度を深めている。
ネタニヤフは当初、「青と白」との大連立を模索したが、一蹴された。「国民は長期政権に飽きている」と政治に新風を求める国民が多いことを理由に挙げた。
ネタニヤフは「アラブ政党とガンツは組むのか。ハマスやイランを支持する政党と?」と批判の語気を強めている。

 イスラエルはユダヤ原理主義、世俗ユダヤ教徒、そしてイスラム教徒が併存し、アラブ系の政党が四つもあって、選挙では統一行動をとるため、必ず数議席を確保する
結局、キャスティングボードを握るのはリーバルマン率いる「イスラエル・わが家」だが、ロシアからに移民の政党ゆえに、発言力が弱い。そのうえ、リーベルマンは、ユダヤ原理主義者が受けている徴兵義務免除などの優遇措置の撤廃を主張しているため、宗教層からの支持が希薄である。

 社会の目に見えない対立抗争は基底にアシュケナージとセファルディとの心理的軋轢がある。

 ▲エリート層のアシュケナージがイスラエルを率いた結果

 戦後、政治を牽引してきたのは東欧などからの移民が主体のアシュケナージであり、エリート層を形成した。
アシュケナージはヘブライ語で「ドイツ」を意味するように、この人脈はキッシンジャーが代表する。古くはハイネ、マルクス、カフカ、最近でもマクルーハンなど文学、思想方面でも人材を輩出させている。

 ノーベル賞受賞が多いユダヤ人も、ひとくくりにするとユダヤは優秀という短絡的イメージに繋がるが、実際はアシュケナージのユダヤ人である。

 他方、労働者とりわけ建設業者に多いのが南欧、北アフリカから移民してきたセファルディで、政治の主導権が取れず、社会の下層部を構成するといわれ、アシュケナージとの間に目には見えない心理的差別が存在する。
セファルディ出身者にはジョーン・ペンがいる。政治家では外務大臣を務めたレビもモロッコからの移民だった。

 さて、アシュケナージとセファルディとの区別に加えて、最近話題となるのが「ミズヒラム」と呼ばれる人脈である。
このユダヤ人はカフカス以東から移民してきた。カフカスから東と言えば中央アジア、とりわけサマルカンドやブハラ、タシュケントなどにはシナゴーグが残るし、インドにもユダヤ人社会がある。ミャンマーの首都ヤンゴンのチャイナタウン近くにもシナゴーグが残る。中国でも開封にシナゴーグがあった。

 数年前だったか、サマルカンドの旧市街の路地億にひっそりとシナゴーグがあった。中へはいると老人がでてきたので、「この寂しさ、イスラム教徒に囲まれてユダヤ人は逼塞して暮らしているのか」と問うと、「いや、殆どのユダヤ人は(イスラエルへ)いっちまっただ」と答えたことを思い出した。
そうした社会的複雑さが基底にあるため、大連立どころが少数政党との連立工作がなかなか進まないのである。

  イスラエルはあの地を離れられない意味もあるのでしょうが、ここは思いきってあのややこしい地から離れたところを探した方が良いのじゃないでしょうか。
  何度も書いてきたように沖縄なんかどうでしょう。沖縄にイスラエルが居てくれればChinaも大人しくなりそうな気がします。なんて、無責任なことを書いていると顰蹙を買いそうです。

それでも、あの地は手放した方が良さそう!