習皇帝は日本の国賓招待を天安門後の天皇訪中のように利用して、何が何でも延命を計りたいのでしょうか。
何と、あの北大の教授を開放しました。14日、第2454回の「★護る会が習国賓来日に反対決議へ」で、取り上げた「護る会」の行動も効き目があったのでしょうか。
産経は、安倍さんにあったと界ています。果たして真実はどこにあるのでしょうか。宮崎さんも早速メルマガにアップしてくれています。
北大教授解放 決め手は安倍・李首相会談 9人なお拘束 https://t.co/zRXxJEBDos @Sankei_newsさんから【速報】
— 産経ニュース (@Sankei_news) November 15, 2019
中国で拘束の北大教授が帰国https://t.co/DmW0ZZGW5h
9月に中国を訪問し、中国当局に拘束された北海道大の40代の男性教授が15日に帰国した。午後4時40分から茂木 敏充外相が記者団に発表する。
スパイ活動など「国家安全危害罪」に関連する容疑を受けたとみられる。
— 松本豊 (@dankaida) November 15, 2019
やはり、珍しく日本が反撃したのが利いたのでしょうか。宮崎さんは、香港は今日・明日に大衝突の可能性有と予想されています。
宮崎正弘の国際 ニュー ス・ 早読みより 令和元年(2019)11月16日(土曜日) 通巻第6277号
習近平の国賓来日を歓迎しない雰囲気がでてきた
中国、先手を打って北大教授を「解放」。人質カードだったことが分かる
ゲーム感覚で言うと、劣勢になると規則違反をやる。
使い果たしたカードを補うには、新カードを突如駆使する。それが日本人教授を理由もなく拘束し、人質カードとする遣り方だ。
突然、とてつもないイチャモンをつけて劣勢を恢復する。この遣り方は山賊、匪賊特有のルール違反。
なにしろ法治のない国のトップが香港政庁に対して「法治」を守るために抗議活動を規制せよと「法治」遵守をいうのだから、あべこべである。
事実上の人質だった北大教授を「解放」して、恩を売るカードを切った。相手からそれなりの見返りか譲歩を引き出したに違いない。
永田町でも、ようやく中国批判が表面化した。
中国共産党の国民監視、インターネットやツィッターの操作などによって、ウィグル民族の弾圧、チベット問題、そして台湾への軍事的威嚇から、香港への規制強化命令等々。こんな国のトップを日本は「国賓」として招待しようとしているのだから、政財界ならびに外務省において、退潮気味だった「親中派」の見えないパワーが、日本の指導層に依然として浸透している事態の深刻さを示す。
もし習近平の国賓来日が実現すれば、つぎに中国が当然のように要求するのは天皇訪中である。法治を踏みにじる国に、天皇訪中はあってはならないことだろう。
(読者の声1)貴誌前号に香港の多くの大学が軍事要塞となって決戦に備えているとされましたが、「最後の決戦」となると、人民解放軍が導入され、第二の天安門事件となる、という意味でしょうか?
そうなれば、西側は中国制裁に踏み切らざるを得なくなりますね。
(DE生、多摩市)
(宮崎正弘のコメント)今晩か明晩、大衝突の可能性があります。過去六ヶ月の香港大乱で暴力のエスカレートは、土曜・日曜に起きています。学生以外の若者達が合流するからです。
香港政庁は先手をうって「18万公務員のなかで、デモに参加して拘束された場合、ただちに停職処分を課す」とアナウンスしています。
最後の決戦という意味は、海底トンネルとハイウェイが封鎖され、鉄道が停まっています。すでにレストランも食糧原材料がなくなり営業ができない店が頻出しており、市民生活が物流停止によって支障を来しています。つまり物理的に、最終段階にあることは明確です。警察としては交通アクセスの再開と物流再開のため、道路の確保が先決。それが学生との武力衝突の引き金になるでしょう。
さて、いよいよ香港がChinaの崩壊の引き金を引くのでしょうか。と言うか、それを期待しています。Chinaが崩壊すれば、習の国賓招待はありません。これが、最良の結果かも。