団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★日韓慰安婦合意、27日に“違憲性”を判断

2019年12月25日 | 韓国

  Koreaが又、とんでもないことをやるようです。何と、あの日課合意の違憲性を27日に判断するのだそうです。何とも、凄い国です。これで又日本人がKoreaを嫌う理由が出来ると言うものです。

  これは、ぜひとも違憲と判断してもらいたいものです。これは面白いことになりそうです。

  しかし、良くこんなことを思い付くものです。やはり世界の常識とは違う国のようです。もしかしたら、文ちゃんの最後の足掻きでしょうか。


★英国のXマスカードにSOSメッセージ?「中国で強制労働」

2019年12月25日 | 中国

  どこまで本当かは分かりませんが、英国のクリスマスカードからChinaの強制労働者からのSOSメッセージが見つかったと大騒ぎになっているようです。
  これは、何年か前にも同じような事件があっただけにありそうなことです。

  いずれにしても、これが世界で大騒ぎになれば習皇帝にとっては命取りにまで発展する可能性が無いとはいえないでしょう。と言うか、そうなって欲しいものです。

  それにしても、そんな強制労働がやられていることはChinaだけに想像出来そうですが、それでも取引きをする世界の金の亡者達は恥を知れ。


★クリスマス・イヴが大荒れの香港

2019年12月25日 | 中国

  香港のクリスマス・イヴが大荒れになったようです。宮崎さんが報告してくれています。

  やはり、まだまだ鎮静化には遠いようです。一体何があったのでしょうか。と言うか、昨日取り上げた、「★香港政庁、教職員の80名を暴動煽動容 疑で逮捕」に次いで民主派の銀行口座を止めたのがきっかけのようです。
  Chinaの姑息な締め付けが次々に行われようとしているようです。それに対する民主派の怒りが発端のようです。警察の挑発に乗せられると騒動が大きくなる可能性もありそうです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和元年(2019)12月25日(水曜日) 通巻6320号 

 クリスマス・イヴが大荒れの香港。久しぶりにガス弾
  武闘過激派の孤立化へ政庁側は政治宣伝などで締め付け

 12月24日は切支丹伴天連の「聖夜」。
 日本ではケーキを食べる日。香港はキリスト教徒が多く、買い物で賑わう筈の繁華街だが、またまたデモ隊、夜には過激派が登場 し、警官と衝突を繰り返した。久しぶりにガス弾が放たれ、地下鉄駅が閉鎖され、騒擾の巷が戻った。

 年末になっても香港の騒動は収まらないが、当局の対応策に微妙な変化がでている。
 さきに香港の小中、高等学校の教員80名が逮捕されたことは述べたが、こんどは民主派の活動を支える資金を集めてきた、クラウ ドファンディングのプラットフォームの銀行口座凍結という、姑息な弾圧手段を執り始めた。

 12月19日、中国の命令を受けたのか、香港上海銀行は、民主派のクラウドファンディングの受け皿として活発な募金活動をして きた「スペース・アライアンス」の銀行口座を凍結し、預金が下ろせなくなった。

 民主派は、すぐさま数万人がビクトリア公園にあつまり、すぐ近くの香港上海銀行に抗議する集会を開催した。銀行の言い分は「黒 いカネを凍結した」とテロリスト扱い。
 なぜなら民主派のアジトとなっていた香港理工大学等等から火焔瓶が数千本に小型爆弾やら起爆装置、ピストルが「発見された」と 香港警察が捜査報告し、容疑者を逮捕するという、おかしな事件が頻発したことが背景にある。

 誰もが考えるのは中国からの工作斑が潜入してのヤラセ、民主派へ悪イメージのレッテル貼りを狙ったもので、こうしたプロパガン ダにより、市民との乖離をまねかせ、運動の孤立化を意図するプロットと考えられるだろう。

 しかし、ガンマニア、暴動大好きという便乗組が民主派を装うケースもある。
 12月8日にガンマニアが逮捕され、この容疑者の部屋からAR15半自動ライフルと実弾201発が見つかった。AR15といえ ば、ラスベガス乱射事件で58人が犠牲になった、あの事件に使われた凶器の一つである。

 ただしこの容疑者は民主派と関連はなく、昨秋にも絨火器等の不法所持で逮捕され、ようやく釈放されたばかりの「お尋ね者」だっ た。

 中国外務省は「過去六ヶ月の香港の暴力行為を香港市民は支持していない。過激派の行動に香港市民は賛成していない」などと記者 会見しているが、香港のパブリックッ・オピニオン調査センターの最新調査でも「わたしは中国人」との回答は21%、残りのうち 78%は「わたしは香港人」と回答している(『サウスチャイナ・モーニングポスト』、2019年12月22日)。

  やはり、Chinaの姑息な作戦に煽られて動くと罠に嵌るのじゃないでしょうか。まだまだ、何が起きるかわからないようです。


★年末年始、外食・小売りで広がる「休業」「短縮営業」

2019年12月25日 | 日本再生

  あのピンと張り詰めた元日の清々しい朝が何時か帰ってくるかもと、23日、第1579回の「★セブンの元日休業、直営店のみで50店舗程度か」で、書きましたがまだまだ先のことだろうと思ってました。

  ところが、案外近いかもと思える現象が起きているようです。その裏には人手不足もあるようです。これは良い傾向ですね。もう金の亡者の仕事は止めてゆったりとした気持ちで仕事をすればどうでしょう。  
  

  とは言え、まだまだ大半は正月営業もやるのじゃないでしょうか。本当の静寂が戻るのはやはりまだ先のような気がします。
  夜間営業や正月営業が却って利益を落とすことに気が付けば一気に広まる可能性はありそうです。


★北海道であいちトリエンナーレを越える

2019年12月25日 | 反日売国奴左翼・在日

  北海道で噂されていたあいちトリエンナーレ一味の展示会が想像以上に酷かったようです。反日売国左翼・在日共がリベンジを画策しているのでしょうか。奴等に取っては虎の子の金蔓が無くなりそうなだけに必死なのかもしれませんが、それが息の根を止めることになることを期待します。

  これも、坂東さんが取り上げてくれています。

  それにしても、下品な奴等ですね。まるでKorean がやっているように見えます。


★豚コレラで大ピンチの中国

2019年12月25日 | 中国

  Chinaは豚コレラが命取りになるのじゃないかと発生当時書きましたが、ここに来てやはり大きな問題になっているようです。
  Chinaを叩き潰すのは豚か、それとも5Gか。渡邊哲也さんが分り易く解説してくれています。


  どうみても破綻しているはずのChinaが何故崩壊しないのか不思議で仕方ありませんが、やはりこれこそが独裁の強みなのでしょう。こうなると、良い独裁なんてのも案外考えて見る必要があるのかといらんことを考えてしまいます。良い独裁なんて無理なのでしょうか。


★これだからNHKには協力したくない

2019年12月25日 | NHK

  NHKの素晴らしい取材振りがネットで話題になっているようです。何と、取材に応じてくれた方の意向なんか無視で好きなように編集して、謝罪もないようです。
  流石、毎月のように犯罪者を出す企業だけのことはあるようです。視聴者を舐めきっているのでしょう。

  坂東さんがリツイートとしてくれています。リンク元に詳しく書いてくれています。

  いよいよNHKと朝日の終わりが見れる日が来るのでしょうか。何とも楽しみです。この2社が無くなれば、自虐史観は思ったより早く払拭されるかもしれません。教育改革との相乗効果で一気に日本が変わるかも。


★日米首脳が電話会談 北朝鮮情勢分析、対応擦り合わせ

2019年12月25日 | 北朝鮮・チュチェ思想

  トランプさんから電話会談の申し出があったようですが、どうやら北の対応のようですね。とうとうトランプさんが北に堪忍袋の緒を切ったのでしょうか。
  それにしても、この次期の電話だとすると習の国賓招待問題は話さなかったのでしょうか。このままで行くと今度は日本に対して堪忍袋の緒が切れるのじゃないでしょうか。
  トランプさんの了承の元にやっているとは思えないのですがどうなんでしょう。

  トランプさんも北の不誠実に好い加減気が付いて思いきった手を打って欲しいものです。まだ、金ちゃんを信じているのでしょうか。案外気が長いのかな。それとも、やはり戦争はしたくないのでしょうか。  


★勇気とやさしさと責任感

2019年12月25日 | 国体・皇室・シラス

  戦後は、歴代天皇の名前を暗証することもなかったので、あんな大変なことやらされなくて良かったかなと思ってましたが、歴史に興味が湧いて来ると覚えていたら歴史も楽しかったのじゃないかとかんがえるようになりました。
  というのも、日本史では主な事件の年代を覚える程度なので時系列が繋がらないのです。ところが、ねずさんが、21日、第2012回の「★舒明天皇か ら天智天皇、天武天皇、持統天皇までの流れの概括」で、書いたように時系列で書いてくれたので、俄に歴史が分り易くなりました。
  やはり、全部覚えていれば歴史を楽しめたのはまちがいなさそうです。何て、考えていたら、今日のブログで、その前の天皇を時系列で取り上げてくれていました。
  やはり、名前と出来事が繋がるのは面白そうです。とは言え、今更覚える自身も根性もないので、あっさり諦めます。

  何時ものように、全文をリンク元で読んでください。
  
  ねずさんのひとりごとより    2019 年 12月19日

  勇気とやさ しさと責任感

   ・・・略
 神語によれば、我が国に稲作をもたらされたのが迩々芸命(ににぎのみこと)。
その曾孫の神武天皇は、我が国が未曾有の災害に襲われて人口が3分の1に減ったとき、備蓄米を被災地に全国規模で融通し合う ために、日本全国がひとつ屋根の下で暮らす家族となろうと、日本を建国しました。
これこそが我が国の建国の原点です。

 16代仁徳天皇は、その稲作による民のかまどの煙を視て税の減免処置を図り、民衆の幸せこそが皇国の幸せと明言され、
21代雄略天皇は仁徳天皇を手本に民衆が豊かに安全に安心して暮らせる国作りを進められました。

 さらに33代推古天皇の時代には、聖徳太子があらわれて外圧に対する我が国の自立自存を明確に打ち立てられ、
34代舒明天皇は、民衆が素直な心で何事にも感動できる心根の良い国作りを提唱され、
38代天智天皇は、我が国に公地公民制を敷かれて民衆が天皇の「おほみたから(公民)」であることを示されました。
 40代天武天皇は、お伊勢様を我が国の祖神とされ、記紀の編纂を命じられ、
41代持統天皇は、わが国初の「日本」の国号を顕わし、また征服や征圧ではなく、教育と文化によって国をひとつにまとめる方 向を示されました。

 こうして126代、我が国はずっと天皇の慈愛のもとに、民衆の幸せこそが国の幸せという国柄を形成してきました。
そこにあるのは、
「災害対策国家」としての国の形であり、
天皇みずからが
「勇気とやさしさと責任感」
をお示しになられることで、国民の誰もが「勇気とやさしさと責任感」を共有する社会の姿です。
そしてこれこそが、私達が取り戻さ泣けばならない、本来の日本の形です。


  それにしても、こんな凄い国が出来たのは、やはりねずさんの言われるように、災害列島という地の利だったのでしょう。正に「禍転じて福となす」ですね。何とも凄い国です。何とか取り戻したいものです。


★「反日種族主義」の共同著者、ソウルで襲われる

2019年12月25日 | 韓国

  ソウルのニセ慰安婦像の側で、反対運動をやってくれていた李宇 衍(イウヨン)さんが、心配した通り襲われたようです。幸い警備の警察などのお蔭でしょうか怪我はなかったようです。
  それにしても、余りにも危険なだけに無理しないでもらいたいものです。それよりは、英語版を出す準備をしてもらいたいものです。

  産経ニュースより     2019.12.18

  「反日種族主義」の共同著者、ソウルで襲われる

 【ソウル=名村隆寛】日韓でベストセラーとなった「反日種族主義」の共同著者で、韓国・落星台(ナクソンデ)経済研究所の 李宇 衍(イウヨン)研究委員が18日、ソウルの日本大使館近くで集会を開いていたところ、サングラスの男に襲われた。警備中の警察官 が男を制止し事情聴取した。李氏にけがはなかった。

 李氏は、韓国で浸透している「日本軍慰安婦は性奴隷」などの主張が、事実に反しているとの立場。大使館前に設置されている 慰安 婦像の撤去と大使館前で開かれていた日本政府糾弾集会の中止を求め、数十メートル離れた歩道で数人の支援者と集会を開いている最 中に襲われた。

 男は李氏に近寄ると、突然、素手で襲いかかった。警察官に引き離されたが、「こいつ(李氏)を殺しに来た!」と何度も叫ん だ。

 周辺には李氏らの活動を批判する市民やメディアが集まっており、現場は一時騒然となった。李氏はその場で被害を訴え、警察 は男 と李氏を警察署に移動させて事情を聴いた。

 李氏らは、今月4日から反日糾弾集会と同じ時間に集会を開いており、18日が3回目。この日も、李氏に対し「おまえはゴミ だ!」「いくら日本からカネをもらったんだ」などの罵声が執拗(しつよう)に浴びせられ、集会はさながら李氏を糾弾する場と なっ た。

 非難の的となった李氏だが「むしろ我々の主張に社会の関心が集まっている」と意に介しておらず、今後も集会を続ける構え だ。

  それにしても、この方の勇気には恐れ入ります。と言うか、出来ればKorean の考えを変えようという活動は、出版だけにして、外での活動は止めて欲しい。
  それに、今更韓国人を目覚めさす無駄な努力はせずに、世界への発信だけに止めておいて欲しいものです。奴等が目覚めるなんてことは不可能なのですから国内より国外への運動の方が日本に取っては有難いのです。

  お仲間と一緒に安全な日本に移住して出筆活動をされてはどうでしょう。


★トランポノミクス アメリカ復活の戦いは続く

2019年12月25日 | アメリカ

  アメリカ民主党の余りにもバカな弾劾でトランプさんの再選は確実になったようです。とは言え、選挙だけに何があるのか分かりません。やはり、結果が出るまでは安心できないだけにじっと我慢して待つしかなさそうです。

  そんな今、何とトランプさんの最初の選挙を内部から見た本が出たようです。

  何時ものように宮崎さんが書評で面白く解説してくれています。何時もながら、本より宮崎さんの書評の方に興味深いものがあります。

  それにしても、トランプさんの勝ちを予想できなかったアメリカのマスメディアは最低ですが、それを真似るしかない日本の反日売国左翼・在日マスメディアはそれ以下であることは間違い無いでしょう。今度も反省してないので、見事にはずすのでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和元年(2019)12月20日(金曜日)弐 通巻6314号 

  書評 

 スティーブン・ムーア、アーサー・B・ラッファー著、藤井幹久訳
  『トランポノミクス アメリカ復活の戦いは続く』(幸福の科学出版)

 四年前(2015年)の六月、不動産王のドナルド・トランプがNYのトランプタワーに内外記者を集めて立候補宣言をしたとき、メディアの殆どがピエロ、泡沫候補として扱かった。
ただし、当時、立候補を噂された共和党十六人の候補者のなかでトランプはTVでも顔を売っていたからダントツに有名人だった。
 その記者会見でトランプは一冊の自著を配布した。「障害を背負ったアメリカ」という著作には、以後にトランプが打ち上げる政策のすべてが網羅されていた。ところが真面目に通読したジャーナリストはいなかったらしく、内容は話題にもならなかった。
日本でも当該書を取り上げたのは、じつは評者(宮崎)だけだったような記憶がある。
 2016年があけて予備選の幕が切られようとしていたとき、本命視されていたのは保守本流のブッシュ(弟)とマルコ・ルビオ(フロリダ州、上院議員)、茶会系からはテッド・クルーズ上院議員(テキサス州)、ウォール街が期待したのはケーシック知事だった。前回に負けたミット・ロムニーの名前も欄外にあったが、誰一人トランプに眼をやるジャーナリストはいなかった。
 すなわち米国の政治環境はエスタブリシュメントを基盤に、グローバリズムに酔っていた。
アウトサイダーのトランプをまともな候補とは見ていなかったのだ。

 著書のラッファーらは振り返る。
 「選挙運動のコンサルタント業者を通じて、政治評論家、選挙スタッフ、世論調査会社、広告会社などに大金を払うというやり方を、(トランプは)完全に覆してしまった」
だから「共和党の職業政治家たちは、トランプを嫌っていた。そして、現在でも嫌っているのだ」。
共和党選挙関係者は、「自分たちの存在を脅かす危険な前例とならないように、徹底的にトランプを叩きつぶそうとして」(40p)
 トランプは選挙プロに頼らないで素朴な人々、底辺の人々に訴える。トランプは草深い牧場、農場、そして教会を重要視した。
 奥深き雪国の奥地に、その村始まって以来の大集会が開催されていた。このアメリカの田舎の集会に注目したのは週刊誌『TIME』だった。人口二万足らずの村に一万近い村人が雪を構わずに集まりだした。雪と寒さに耐えながら、じっとトランプの到着を待っていたのだ。村、始まって以来の動員は自然発生だった。トランプ旋風のうねり、奇跡の驀進劇が始まろうとしていた。
 以後、中西部のエバンジュリカルの集会は、二万、三万の人が集まりだした。トランプが来るというので、奥地の町や村が騒ぎ出した。
 予備選がスタートするや選挙プロ達の想定になかったことが起きた。意外、トランプがトップに躍り出た。
 「まさか、こんな莫迦なことがおこるなんて」。
 保守本流はブッシュ擁立を諦め、ルビオ議員に集中して支援した。ネオコンはクルーズだった。ウォール街はケーシック知事だった。
 予備選で次々とトランプがリードをはじめると、初めて共和党が焦り、ネオコンや保守本流、ウォールストリートが、本命候補をそっちのけでトランプ批判を始めた。
共和党あげて、トランプ選挙に冷淡だった。党は、とうとう最後までトランプに冷たく、予備選に勝利しても、選挙協力をするどころか、トランプを落選させよう、ヒラリーに投票しようという呼びかけが、それもブッシュ政権の幹部だった人々が五十名の連名で声明をだした。つまり共和党もいつしか、ディープステーツに乗っ取られていたのだ。民主党と通底しているからである。
 共和党の分裂と大混乱の事態を喜んでいたのはヒラリー陣営だった。共和党が分裂し、悲惨な結末になるだろう、多くのジャーナリストらは、もちろん、ヒラリーが当確と予測していた。
 評者は現地へ飛んで選挙集会より街の表情と庶民レベルの反応を探った。例えばNY42丁目に有名なお土産屋がある。トランプ人形は飛ぶような売れ行きに対して、ヒラリーを土産にする人がいない。書店にはいると、トランプの著作はベストセラーだった。ヒラリー本は片隅にあるが、だれも買わないではないか。

 さて本書である。
 予備選直前からトランプ選対に集合し、経済政策のアドバイスをしていた三人の男たちがいた。自弁で飛行機大を支払い、手弁当でNYのトランプタワーに集合し、予備選から本番にかけての経済政策の公約を煮詰めていた。トランプと何回も会合を重ね、大型減税や、規制緩和、失業対策、オバマケアの廃止など、アメリカが復活に向かうシナリオが用意された。
 それが本書の著者、スティーブン・ムーアとアーサー・B・ラッファー。もうひとりがラリー・クドローだった。クドローは経済番組をもつ有名人で、トランプによって国家経済会議の委員長となったため、本書執筆に連名から降りた。
 ムーアはヘイティジ財団のフェロー、元ウォールストリートジャーナルにいた。
 ラッファーはレーガン政権のブレーンとして活躍し、税率と歳入のグラフを描いたラッファーカーブで知られる経済学者である。
 かれらがトランプとの懇談を重ねながらも選対本部の実態をつぶさに見てきた。あまりに少ないスタッフ、素人の選挙軍団。ヒラリー陣営の二十分の一しか戦力がないのだ。テレビCMをうつ予算もなければ、大口の寄付は限られていた。目に見える劣勢にあった。
 本書の魅力のひとつは、このインサイドストーリーである。
 とくにカメレオンのように論調を変化させながらも、トランプに極度に冷たかったのが投資家やエコノミストが愛読するウォールストリートジャーナルだったことに、私たちは印象深い感想を抱くだろう。著者らはそのことを指摘する。

 選対では「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」などの力強くパンチの効いた標語などが決められていく。
 メディアは本番がはじまっても、ヒラリー優勢の報道に凝り固まっていて、例外はフォックニュースだけだった。
 ところが、この劣勢状況をトランプはSNSのツィッターを利用してメッセージを連続発信したため、トランプのメッセージがTVニュースや新聞種になった。トランプの集会は立錐の余地がない。一方でヒラリー集会は観客で会場が埋まらず、テレビは小細工して、全景を撮影せずにヒラリーだけをアップに、トランプ集会も熱気に満ちた会場風景を意図的に撮影せずに、トランプの失言だけを報じる情報操作、印象操作に明け暮れた。
 予備選たけなわの頃、評者もアメリカへ行って、日本の報道実態とリアルとの、あまりの格差に唖然となって、すぐに『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社)を緊急に上梓した。
 当選後は、景気が回復するだろうとして『トランプノミクス』(同)を書いた。本書は「プ」を「ポ」と一字違いだ。トランプはゲームのカードだが、アメリカの語感には『切り札』という意味がある。当時のトランプ陣営のインサイドストーリーは、じつに面白い。

  インサイドも面白そうですが、アウトサイドからそれを予測した宮崎さんはそれ以上に見事だったかも。お陰様で、最初からトランプ応援していただけに嬉しさも倍増です。

  次で、勝っていよいよChinaを完膚なきまでに叩き潰してくれることを期待しています。尤も、早まるのはどれだけ早くなろうと大歓迎です。

やはり、年内に見たいものです!