暫く、アメリカ大統領選挙を取り上げていて、 中国 の崩壊が待ち遠しくて仕方のない私としては、寂しかったのですが、そんな私の気持ちを察してくれたように、宮崎さんが、久し ぶりに中国の経済について書いてくれています。
やっぱり、中国の崩壊現象は、読んでいてもワクワクします。なんて、不謹慎ですかね。とは言いながら、日本がこれま で、 歴史上被ってきたとんでもない被害を考えると、当然と言っても、罸はあたらないでしょう。
もし、菅原道真公の鎖国以来、国交を断絶していれば、日本はとんでもない素晴らしい国になっていたのじゃないでしょ う か。特に、明治維新以後、一切不干渉で相手にしていなければ、大東亜戦争もなかったかもしれません。
それだけに、これから未来永劫の国交断絶こそが日本にとって最も必要なことでしょう。もちろん朝鮮も同じです。一番 良い のは、中韓ともに消滅してくれれば、これ以上望むことはないでしょう。そうならないものでしょうか。
「宮崎正弘の国 際ニュース・早読み」より 平成28年(2016)3月21日(月曜日、祝日) 通算第4854号
宮 崎 正弘の国際ニュース・早読み
ゾンビ企業、賃金不払い相次ぎ、各地で空前の暴動
鉄鋼、石炭城下町は失業者に溢れ、不穏な空間が漂う
全人代で報告されたゾンビ企業処理とは、鉄鋼、石炭、アルミ、板ガラスなど不況入りの産業を再編と人員整理の効率化 だっ た。
解雇もさりながら、賃金が支払われていない国有企業がやまのように出た。
各地で大規模な労働争議が発生し、暴力沙汰が続き、警官隊が導入されても引き上げず、流血の衝突を繰り返している。
3月初旬から黒竜江省の双?市で発生している抗議行動の暴力化は、ついに警官隊と衝突となり数十名が負傷した。この 街は 「双?鉱業集団」の城下町。鉄鋼不況のあおりで、労働者への賃金支払いが遅れに遅れており、会社に対する抗議のスローガンは いつしか「政府は不払い賃金を補填せよ」という訴えに変わった。
鞍山鉱山では16万人の従業員を10万人に削減することが発表され、首切りをおそれる労働者が抗議デモを開始し、警 官隊 との衝突を繰り返した。東北三省の全域は石炭、鉄鋼が主力産業であり、たとえば阜新など各都市で同様な、悲壮ともいえる風景 が繰り返されている。多くは旧満州時代、日本が開発した炭鉱町でもある。
断末魔が近い?
AJERの動画もありました。後半は有料なので、見たい方は、ご自分で。
ロイターは、消費者の財布のひもが閉まって来たと書いています。
ロイターより 2016年 03月 20日
ア ングル:中国消費者の節約志向が招く「修羅場」
[上海/香港 16日 ロイター] - 中国では、消費者が財布のひもを締めるにつれ、小売業者は人員を削減し、事業拡大計画を遅らせ、在庫を積み上げている。経済成長の原動力として消費者に期 待していた同国にとって、大きな悩みの種となっている。
経済成長が四半世紀ぶりの水準に鈍化するなか、中国の消費パターンには変化が見られる。裕福な中間層は高級志向か ら、よ り手ごろなブランドへと移行し、貧困層は生活必需品すら切り詰めている。
中国小売業者の上位50社は今年初め、売り上げが6%減少。米調査会社カンター・ワールドパネルによると、即席めん や洗 剤といった日用品の売り上げは昨年末、わずか1.8%の増加にとどまった。3年前の9%超増と比べると大幅に伸びが低下して いる。
とりわけ安価な日用品の消費でさえ低迷していることが、中国の抱える難題を如実に表している。
「以前だったら、欲しいものがあれば買いに行った。だけど今は本当に必要なものしか買わない」と、上海の国有企業で 働 き、月収1万─1万5000元(約17万4000─26万1000円)を稼ぐというYang Shunjieさん(28)は語る。価格の安いインターネットで買い物をすることが多く、新しい服を買う場合はシーズン終わりのセールまで待つという。
小売だけでなく、中国の持続的成長に頼っている高級品やファストフードチェーンなど多くの外資系企業にとって、こう した 状況は問題となる。
おむつのパンパースなどを同国で販売する米家庭用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)(PG.N)は1 月、 売り上げが2014年と比べて「著しく低下」したと発表。また、乳幼児向け栄養食品の米ミード・ジョンソン・ニュートリショ ン(MJN.N)は、価格競争と、より小規模な店舗やオンラインでの購入に消費の場が移行していることが売り上げを直撃 した としている。
「小売りに変化が起きている。高級品の売り上げは過去数年、非常に良かったが、それも終わりを迎えつつある。嗜好が 変 わってきている」と、キャピタル・エコノミクス(ロンドン)のアジア担当チーフエコノミスト、マーク・ウィリアムズ氏は指摘 した。
豪ウエストパック銀行による最近の消費者調査では、消費者のセンチメントは昨年10月以降で最も低かった。「2月の 最新 データは、引き続き弱い状況を示しており、失業懸念の高まりが再び消費者のムードに重くのしかかっている」と、同銀のシニア エコノミスト、マシュー・ハッサン氏は語った。
ハッサン氏はまた、消費者需要が勢いを失えば、成長がさらに長く低迷するリスクが高まると指摘した。
<生存競争>
一方、一部の企業はそのような消費低迷をものともしない。
米コーヒーチェーン大手のスターバックス(SBUX.O)、スポーツウエア大手のナイキ(NKE.N)やアディダス (ADSGn.DE)のような「手ごろなぜいたく」を提供する国際的なブランドは依然として業績を伸ばし続けている。ア ディ ダスは同社のビジネスに対する影響は見られないとし、2020年末までに中国で新たに約3000店舗を展開する計画だ。
しかし、中国の景気減速は小売業に打撃を与え、多くの企業は事業の縮小や成長著しい小都市への重点的な取り組み、さ らな る値引きを余儀なくされていると、業界幹部や消費財メーカーは指摘する。
「消費の場がオンラインや小さな店に移るなか、対応に苦慮している」と、ある外資系大手消費財メーカーの販売担当幹部 は語 る。「修羅場に直面している」と同幹部は言う。
この幹部の話では、一部の小売業者の在庫水準は、通常の平均である約2週間分から9カ月分にまで急増したという。
このことは、小売業者と消費財メーカーの双方にとって、宣伝方法を再検討する必要があることを意味している。中国に 拠点 を置く広告会社の幹部によれば、一部の企業は二重のマーケティング戦略を採用しているという。富裕層をターゲットとする高級 な外国製品を展開すると同時に、人気があり価格が手ごろな中国ブランドを買収することだ。
英日用品メーカーのレキット・ベンキーザー(RB.L)の最高経営責任者(CEO)は先月、中国企業の買収により同 国で 販売する喉の痛みに効く市販薬は「ローカルヒーロー」だと語った。
<警告のサイン>
すでに今年、弱い消費者需要のせいで、中国に重点を置く消費財メーカーの業績は大幅な下方修正を迫られている。
即席めん・飲料大手の康師傅(0322.HK)、スーパーチェーンの聯華超市(0980.HK)、中国服飾 (1146.HK)、民生珠宝(1466.HK)などの企業は、売り上げ低迷について「落ち込む消費」と値下げ予想のせいだ としている。
「今年はかんばしくない。実際のところ、これまで売り上げは伸び悩んでいる」と、上海の雑貨チェーン「エンジョイ・ イー ジー」の店員は語る。昨年は、顧客1訪問当たり100─200元(約15─30ドル)を売り上げていたが、今年はそれよりか なり少ないとし、「今ではわずか数ドルしか使わない人もいる」という。
大型スーパー運営大手「高キン零售」は先月、2016年は小売業者にとって「厳しい年」になるだろうと説明。同社の 2015年利益は16%減少した。
低迷は、本土からの訪問者の需要に大きく依存しがちな香港にも広がっている。香港の小売売上高は昨年、13年ぶりの 低水 準を記録。今年も減少が続いている。
「われわれの大半が(2月に)2桁の売り上げ減を経験した」と、香港零售管理協会の鄭偉雄・会長は今月、電話会議で 述べ た。多くの小売業者が経営を維持するために人員を削減しているとし、「皆、状況を非常に憂慮している」と語った。
いよいよ、庶民の堪忍袋の緒が切れてきたようです。果たして、無事に済むのでしょうか。何とか、共産党を倒して、国 を分 裂させるところまで行ってほしいものですが、どうでしょう。
宮崎さんの持論である、何ヶ国かへの分裂となれば、当分中国が日本の邪魔をすることもなくなるのじゃないかと期待し てい ます。
望み通りにならないものか!