子供の頃は近所のおじさんおばさんが何時も声を掛けてくれていたものです。ところが何時の頃からか子供がゲームに夢中で外で遊ばなくなり、大人もサラリーマンが殆どで昼間に大人と子供が顔を会わすことも無くなりました。
正に隣は何をする人ぞ状態です。
学校では個人主義こそ最高と教えられたこともあって面倒な隣付き合いも徐々に無くなっていったのじゃないでしょうか。
ところが、日本の隣付き合いには災害に備えるという意味もあったようです。幸いと言うか、我が香川は日本でも最も災害の少ない県と言われているだけの事もあり大きな災害は殆ど無いので隣付き合いが少なくなっても実際に困ったことはありませんでした。とは言え、そんな幸運が何時までも続くとも思えません。
煩わしさもありますが、やはり近所付き合いのほのぼのとした味わいも良いものじゃないでしょうか。それがいざと言うときの助け合いにもなるとなればやはり考えなおす時が来ているのじゃないでしょうか。
そんな隣組をねずさんが書いてくれています。
何時ものように全文をリンク元で読んでください。
ねずさん のひとりごとより 2019 年 10月23日
隣組と防災 対策
・・・略
昔流行した歌謡曲に「隣組(となりぐみ)」という歌があります。
戦争前の昭和15(1940)年、国民歌謡としてビクターレコードから発売された曲で、この曲は替え歌でフジテレビの「ドリ フの大爆笑」のオープニングにも使われました。
歌詞を読んだだけでもほのぼのとした明るい気持ちになれます。
なぜそんな気持ちになるのでしょうか。
助け合い、支えあいができる社会が、それだけ良いものだということを、私達日本人が本能でわかっているからなのではないで しょうか。
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「隣組」
岡本一平作詞、飯田信夫作曲
1 とんとんとんからりと隣組
格子を開ければ顔なじみ
廻して頂戴回覧板
知らせられたり知らせたり
2 とんとんとんからりと隣組
あれこれ面倒味噌醤油
ご飯の炊き方垣根越し
教えられたり教えたり
3 とんとんとんからりと隣組
地震や雷火事どろぼう
互いに役立つ用心棒
助けられたり助けたり
4 とんとんとんからりと隣組
何軒あろうと一所帯
こころは一つの屋根の月
まとめられたり、まとめたり
「隣組制度」というのは、形式的には、この曲が発売された年と同じ年の9月に内務省が訓令した「部落会町内会等整備要領」 (通称=隣組強化法)に基いて制度化されたものです。
けれどその内容は、大昔からの日本にあった古くからの慣習を、そのまま制度化したものです。・・・以下略
家族制度の崩壊と同じで、これもGHQの仕掛けにまんまと乗せられたということです。もう一度元に戻すのは大変でしょうが、やる価値はありますね。