明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



大崎ThinkParkの展示が一ヶ月経ったので、漱石から寺山に換えに行く。決局、展示場所の“穴”は改善される事はなく、現場のミスで私の作品には小さすぎ、適切な照明が当たることはない。向かいにあるテナントの表示の看板でかろうじて照らされているというお粗末である。寺山は上半身しか無いので、サイズで撰んだ。帰りにK本に寄ると、常連の大手建設会社のMさん「あ、それウチでやったビルだ」 始めてきた客だろうか。今日も壁に飾ってある、私がK本で撮影した永井荷風の写真が、いつ荷風がここへ来たんだという話題になっていた。 K本の営業時間は4時から8時である(土曜はもっと早い)時間になると、客の誰かが外に出してある自転車と暖簾をしまうのだが、若者が暖簾しまっていいですか?などといいながら嬉しそうにやっている。聞くと、千葉県は松戸の会社員で、K本の暖簾を仕舞いたくて、わざわざ来るという。恐るべしはK本である。

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