明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


数日撮影その他に集中し、アダージョ6号用の制作。今回は実景はあまり登場せず、もちろん主役は人形と、嘘ばっかりの私の大好きなパターンである。何度も言っているが、まことを写すという写真という言葉は本来、光画と訳すべきと言われるが、まことなんかこれっぽっちも写したくない私である。今回は、やっているうち、SFファンタジー調になった。そんなこともあるだろう。 ぎりぎりまで作業し、新宿御苑のデザイナーWさんの事務所にデータを届けるが、何故かCDR自体が開かないという。時間はまだあるので良かったが、これだからデジタルは怖い。ウインドウズビスタの何がしかの設定だろう。その後近所の店に場所を移し、恒例の企画会議。といっても私が参加できたのは、2回目だろうか。今後の人選その他について話し合う。途中脱線し、懐かしいプロレスラー、フリッツ・フォン・エリックの‘鉄の爪’などで盛り上がる中年男達。私の向かいは意味が判らないであろう若い女性編集者。こんなことで盛り上がってはいけないと思いつつ、根が好きなものでつい。 近日配布されるアダージョは増刊号ということである。これは私は手がけていない。

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