明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


永年の付き合いであるイベント屋のSが、たまには出て来いというので、荻窪で待ち合わせる。一軒目。いかにもサラリーマン御用達という風で、良い感じの店である。いつもは夜更けにかかって来る、Sの奥さんから初っ端に電話。S_の様子を見ると、相変わらず、電話の向うにいるのはパットン将軍か?という感じである。Sが携帯を差し出すのでしかたがない。電話をかわり、確かに現在、お宅の二等兵と呑んでますよ、と。実に面倒である。Tさん合流。 2軒目、小さな寿司屋にはいる。80を過ぎた、懐かしの浪曲師、広沢瓢衛門のようなご主人が、ノンストップで喋りっぱなしで握る店。伊藤道郎から会議は踊る、彰義隊まで内容は多義に渡るが、30台の女性であるTさんが、アームストロング砲がどうだと、老人と盛り上がっているのが妙である。トイレが店内になく、外で済ますのだが、手を洗っていないSが寿司を半分、こちらによこすので、腹中をアルコールで念入りに消毒。 昔、このあたりでS等と呑んで、ピンク映画館で寝たのはいつだったろうか。寒さで目を覚ます度、毎回同じ場面であった。友人5人と朝まで話そうと泊まった旅館『西郊』は、現在賃貸マンションだそうである。 最後に、遅くにかかわらず、繁盛している立ち飲み屋で仕上げ。なんだかんだとよく飲んだ。乗り換える必要がないのに、茅場町で降りたりしながらも帰宅。

過去の雑記
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