明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



母にパソコンのメールのやり方、ネットの検索を教える。ネックとなるのはマウスの使い方である。知らないうちに表示の仕方を変えてしまったりする。携帯メールはマスターしているが、パソコンの方は、上手くいったりいかなかったりである。それはさっき教えたばかりだろうと、うるさいくらいに言わないと覚えてくれない。もっとも、80も近い老人と考えれば良い方であろう。母よりチャレンジ精神が欠如した友人はいくらでもいる。 今日はこのぐらいにしてと、世田谷文学館の搬出へ。荷風像にかぶせてあるアクリルケースをはずすと、妙な臭い。荷風を載せたイグサ製の小さな畳は、搬入した当日、館内で、ライターや蝋燭で焼け焦げを作った。それが臭うのである、畳の焦げだけではなく、先に染み込ませた木材用の塗料のせいであろう。荷風がアマチュアカメラマンに追われて、帽子で顔を隠したポスターを数部いただき、タクシーでK本に急ぐ。天候のせいか、客は少ない。ひとしきり呑んで帰ろうとすると、サラリーマンのFさん。この人とは、よくこういうタイミングになる、顔を見たとたん帰るというのも、ともう一杯。帰宅するが、どうも手持ち無沙汰。さらにT屋で、もうちょっと。二日酔いしない体質のおかげで、反省する機会を失し続ける日々。

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