明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



買い物に出掛けると、運悪くお昼時。永代通りにサラリーマンの集団がウンカの如く湧き出ている。それにしても、みんな連れ添って昼食にでかけるのが、私には奇妙に映る。よほど気の合う仲間らしいが、Gメンじゃあるまいし、なぜこうも横一列に道をふさいで歩くのであろうか。目の前に並ぶ2つのハゲ頭を見て、『山田君。僕おトイレに行くけど、君もどう?』『さっき済ませたばかりだけど、部長にそういわれると、また行きたくなっちゃった!』などと想像してイライラした。 かと思うとIDカードを首からさげ、二列縦隊で見事に歩く集団もいる。 明治政府は富国強兵に、農民も徴兵することにしたが、西南の役で使い物にならないことが判る。外国武官に原因を調べさせると、左手と左足、右手と右足が出る農民の“なんば”では、鉄砲をかまえて走ることと、ほふく前進ができない。さらに農民はリズムをもっての集団行動、行進ができないことが判明する。そこで義務教育に取り入れられたのが、日本人固有の“間”を捨てさせる唱歌教育と体操というわけだが、その結実を、昼時のサラリーマンに見ることができる。

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