明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



ドイツ系ユダヤ人と黒人の間に生まれた娘を作っていると、川口のKから仕事が早く終わったので、自転車で荒川まで来ないかとメール。キリのいいところで向かう。永代通りで信号待ちをしていると、横に来たタクシーの運転手に「すいません」と声をかけられる。方向音痴の私が信号待ちの間に、タクシーの運転手に答えられることなど一つもないので、私の定番の、この辺の人間ではないフリをしようとしたら、「その自転車、どこで売ってますか?」と訊かれた。質問が想定外だったので、自転車屋ですよ、と間の抜けたこといってしまう。われに返って、インターネットで買ったこと、さらに訊かれるまま乗り心地など答えた。「16インチですか?14インチくらいかと思ったんですが?」というので、それは、乗っているのが私だからでしょう。などと、運転手を軽く笑わせたところで信号が青。タイヤが小さい分、路面の影響が直に身体に伝わるので、サスペンション付きのシートピラーに換えたのだが、それがすこぶる調子がよい。荒川の川風をしばらく楽しんだあと、いつものように木場で飲む。 自転車で釣りに行くなら、餌釣りよりルアー釣りの方がむいていると考え、数年ぶりに再開しようと、シーバス釣りが高じて船まで買ったKに相談。木場を流れる川でも、昔はよく、スズキの一つ手前のフッコを釣ったものだが、このあたりのフッコは臭いのなんので止めた。キャッチ・アンド・リリースというのがどうも私には向いていなかった。 帰宅後、寝ていて、できもしないのに今年中に、2ヵ所の画廊で個展をやることを決めてしまい、画廊の人に責められるという嫌な夢で目が覚める。ここ数年、個展をやっていないよな、という気持ちが見させた夢に違いない。

01/07~06/10の雑記
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