明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



自転車にカーナビを着けて実家に向けて走ってみた。カーナビはハンドルに装着したマップケースに、バッテリーとともに入れている。これなら雨の心配もない。GPSのおかげで自分がどこにいて、どこを向いているかが判る安心感は、方向音痴でないとわからないことであろう。 マップケースには、本来紙の地図を入れ、ビニール越しに見ながら走るものであるが、たとえば街角に設置された地図がある。あれは当然固定してあるわけだが、私は頭の中で、地図の向きを変えることができず、こちらの頭自体をかしげる必要がある。少々の角度ですむ場合は、考え事をしているふりをして首をかしげればよいが、さすがに90度近くなると、周囲に人がいない限りはあきらめるしかない。つまりハンドルに着けた紙の地図を見ながら走るなどという芸当は、私には不可能というわけで、その点カーナビは良いのである。走っていると、自転車から声がするので、歩いている人が怪訝な顔で振り向くのがおかしい。今日は、つい知っている道を走ってしまったが、明日は知らない道を走ってみよう。

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