明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


屋上でタルホが乗る飛行機を撮影する。タルホを乗せるとしたらカーチス式複葉機しか考えられないが、リアルなものよりタルホには似合うので、ブリキ製にした。カッコの良い雲を待つが、どうも良いのが来ないので、明日もう一度撮影することにする。明日はアダージョのロケハンもあるが、特集の駅が決まらず、ぎりぎりになってしまった。 そんなとき、舞踊評論、舞踊史研究の鈴木晶先生より『バレリーナの肖像』(新書館)を戴く。帯には『バレエの花はバレリーナ 名作を生きた女性たちが織りなす匂やかなバレエの歴史』とある。これを読まなずにいられるようなら、私は裸でフンドシの老人など作っていないであろう。学生時代、試験が迫っているとき、よく使ったテクニック?がある。“今日の私がこんな調子であるから、きっと明日の私は、励まずにはいられないはずだ。だったら、明日の私にすべて任せて、がんばってもらうことにしよう”しかし多くの場合翌日、昨日の私の胸倉つかんで罵倒することになったので、読むのは半分だけにしておく。

01/07~06/10の雑記
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