明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日人形を屋上で撮影したが、曇り空で光線がフラット過ぎたので、朝、室内で外光を使って撮影した。今回は人物に確たるイメージを持たなかったせいで、人物像の制作が修正につぐ修正で遅れてしまった。というより私の偏見が邪魔をしていたといえよう。著作や伝記を読むたびイメージが変わるのには閉口した。 撮影も無事済み、背景に合成。次号が配布されるのは来月25日だが、緑の濃い日陰で撮影したせいで、夏の早朝のような雰囲気になってしまっている。子供の頃の公園のラジオ体操を思い出した。そこでいっそのことと、秋の景色にしてしまった。本当のことなど、どうでも良い私である。ここで完成としたいところだが、三島のときがそうであったが、実物の人間が横にいると、どうしても素材感が気になる部分がでてくる。そこでベランダに出てデジカメで3カットほど撮影したものを付け足す。一度やってみたかったことだが、ただリアルにしても意味が無いので機会がなかった。撮影の様子は、どこかで観られていたら妙であったろう。最後は、どのくらい秋にするかで迷ったあげくに、デザイナーのWさんに送信。デザインを確認したのち、K本に行く。ちょうどSさんが私のために、採りたてのピーマンを持ってきてくれていた。そこそこ飲んだ後、さらにハイピッチで飲みたい気分だったので、肴を買って家で飲む。最近は家ではウィスキーのストレートがマイブームである。ピーマンもさっそく丸齧りでいただいたが、硬くて瑞々しく、相変わらず美味であった。

01/07~06/10の雑記
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