明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



シド・チャリースのサイン入り写真をebayにて落札。顔のアップのサイン入り写真は1枚持っているが、今回入手したのは、肝心の、有名な脚線美を強調した、いわゆるチーズケーキスタイルというやつである。 日本ではシド・チャリシーというが、子供の頃は、男のような名前だと思っていた。フレッド・アステアと共演した『バンド・ワゴン』などのミュージカル映画で有名である。 シド・チャリシーがシド・チャリースが正しく、バレエリュス・ド・モンテカルロ出身の元バレエ・ダンサーだと、教えていただいたのは鈴木晶先生だが、著書の『バレリーナの肖像』(新書館)が、また火に油を注いでしまった。今気になっているのはイダ・ルービンシュタインである。ろくに踊れもしないのに、財力を使って主役を演じていたと思い込んでいたのだが、バレエリュスでも重要な人物だったことを知った。スレンダーな容姿でファンも多かったと訊いていたが、始めに、いささか脱力気味のむくんだ写真を見たのがいけなかったのかもしれない。日ごろ、一生の間には容姿も変化するのにかかわらず、印象に残った1カットで、人はそれがすべてだと思い込むものであるな、などといっていた私がこの調子である。近所のコンビニに、タマラ・カルサヴィナ『劇場通り』東野雅子訳(新書館)が届いていて、何とかがまんしていたが、耐えられずに夜中にコンビニへ。

01/07~06/10の雑記
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