朝食に人参、牛蒡の糠漬けにネギ入り納豆。それぞれの割合によって微妙に味が変わる、いわゆる口中調味である。イタリア系アメリカ人の妹の旦那が実家に来て、母が丼物を出した。その晩電話が来て、具の部分だけ先に食べてしまい、後からご飯だけを食べた、と言っていた。『噂に聞いていたの本当だったんだ。』 日本人は良くも悪くも特別なのは間違いないが、それには国が小さく(大きな生物(大人物)は縮小し、小さな生物(一般庶民)が発達する説)海に囲まれ、水が良く、四季の刺激がある。なんてことが貢献しているのだろうが、この口中調味により、時に調理者の思惑を超え、無限かつ微妙な味のバリエーションを享受できる神経も貢献しているのではないだろうか?海外からすれば様々な物を口に入れることが品のないことに見えている可能性はあるけれど。 そういえば子供の頃読んだ大人の週刊誌に、白人は大小便を同時に排泄出来ない、と書いてあったのを今思い出した。事実を知らないまま死んでもかまわないので、ご教授は無用です。