明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

白鹿  


蘭渓道隆師の構想は3点が決まっているが、無学祖元師も同じく3点にするなら、円覚寺の山号〝瑞鹿山“の由来である建立時に禅師の説法を聞きに白鹿が現れた。に因んで白鹿に囲まれた禅師にしたい。私が参考にした円覚寺の木像は、笑っている訳ではないが口角が上がっているところが、伝わり聞く禅師の穏やかなイメージと重なり、この表情で、蒙古兵に剣を向けられても微動だにせずの場面を作ったが、白鹿に囲まれても有効だろう。となれば何かというとお世話になる上野動物園である。 鹿の角は一年に一度生え変わるそうで、撮影はしばらく待った方が良さそうである。こんなこともネットで検索できることは有り難い。 小学生の頃『ジャングルブック』の猛獣が人間の目を恐れるという描写を真に受け、上野動物園のライオンや虎を睨んで回った私だったが、連中にはまったく相手にされず。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 撮影を前に 旧HP »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。