2年前の引っ越し以来様々変わった。断捨離に成功し、本は六分の一だろうか。以後、制作に関わらない物は一切読まない。 子供の頃、子供向けではあるがアマゾンその他、世界の紀行文、冒険譚を読んだものだが、あれ以上の世界が実際あるとは思えない。だからという訳ではないが、町内からあまり出ない。粘土数ミリで形勢が変わってしまう。今日出掛けていたら大変なことになっていた、とつい思ってしまう。 人形は人形から写真は写真から学ぶべきではないと考えて来たが、現在、興味を持って眺めるのは、中国、日本の古典絵画である。それも重要なのはマチエールではなくエスプリで画集や図録で充分である。 寺山修司は〝どんな鳥だって想像力より高くは飛べないだろう” といった。人間も草木同様自然物と思って来たが、以来、自然界の最高位にあるのは人間の想像力だ、と思うようになった。 本日、長々と私の出不精、怠惰の言い訳を考えてみた。