午前、築地で食事したいという母と築地市場へ。場内は忙しく働く人が行きかっている。年寄りとうろついても迷惑と、場外で済ませることにした。母は、近くの湊町は佃の渡しの船着場から100メートルくらいの場所で育ったが、そのせいで築地市場など詳しいと思い込まれて、人を案内することになってしまったらしい。安請け合いをして、その下調べに付き合わされたわけである。子供の頃は築地本願寺の階段でよく遊んだらしいが、近所だからといって、築地市場の店で食べたこともなく、なにも知らない。そもそも様相は一変しているので、聖路加はどっちだ、勝鬨はどっちだと、いつも取り寄せている乾物屋になんとか辿り着き、色々買い込み、持って帰れる量を超えたので、送ってもらうことにして、乾物屋に聞いた寿司屋へ。母は階段がつらそうだが、内臓は丈夫でなんでも食べる。食後、しばらくぶらつき、私はいかの魚醤『いしる』ふぐの卵巣の糠漬けを買う。猛毒の卵巣を塩漬け後、糠漬けにしたものだが、何故無毒になるかは、よく解からないらしい。その後、本願寺ならびの佃煮屋につきあい別れる。夜、いただきものの、一見レバーの刺身のような、近江八幡の唐辛子入り味付けこんにゃくと、ふぐ卵巣糠漬けをチーズに載せたものでウィスキーを飲る。
01/07~06/10の雑記
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