明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



柔道の石井が、総合格闘技に転向という話であったが、記者会見を見たらトーンダウンしていた。あきらかに関係者にお灸をすえられた感じである。国内の日本人同士の試合では、勝てば良いという石井の柔道が難有りにみえるが、国際試合では、国際化して、母屋を取られてしまった柔道に順応してみえる。性格的にもプロ向きであろう。とっとと総合格闘技に転向して、柔道の強さをみせてもらいたいものである。 一方、八百長だなんだと、野暮臭いことになっている大相撲だが、本音と建前というのは、日本の狭い国土ゆえに生まれたモノであろう。当然、朝青龍は八百長は無い、と断言しなければならない。そもそも相撲をスポーツ扱いするのが間違いだが、尻さえ出していれば、相撲の国際化はないだろう。

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午前、築地で食事したいという母と築地市場へ。場内は忙しく働く人が行きかっている。年寄りとうろついても迷惑と、場外で済ませることにした。母は、近くの湊町は佃の渡しの船着場から100メートルくらいの場所で育ったが、そのせいで築地市場など詳しいと思い込まれて、人を案内することになってしまったらしい。安請け合いをして、その下調べに付き合わされたわけである。子供の頃は築地本願寺の階段でよく遊んだらしいが、近所だからといって、築地市場の店で食べたこともなく、なにも知らない。そもそも様相は一変しているので、聖路加はどっちだ、勝鬨はどっちだと、いつも取り寄せている乾物屋になんとか辿り着き、色々買い込み、持って帰れる量を超えたので、送ってもらうことにして、乾物屋に聞いた寿司屋へ。母は階段がつらそうだが、内臓は丈夫でなんでも食べる。食後、しばらくぶらつき、私はいかの魚醤『いしる』ふぐの卵巣の糠漬けを買う。猛毒の卵巣を塩漬け後、糠漬けにしたものだが、何故無毒になるかは、よく解からないらしい。その後、本願寺ならびの佃煮屋につきあい別れる。夜、いただきものの、一見レバーの刺身のような、近江八幡の唐辛子入り味付けこんにゃくと、ふぐ卵巣糠漬けをチーズに載せたものでウィスキーを飲る。

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実在した人物の肖像画の場合、特にリアルな作風だと、残された写真をおおよそ、そのまま模写することになる。想像をはたらかせて、多少動かせないものかと思うが、漫画調ならともかく、リアルな分、そうはいかないのであろう。 これから作る予定の人物を調べていると、肖像写真は数カット残っているが、有名な1カットを除けば、あまりに不鮮明である。鏑木清方はその1カットを元に、20度ほど横に振って描いている。さすがである。そう思って見ると、他の人物像も、そのまま描いていない。バランスを含め、あえて事実をデフォルメしているのだが、写真師の撮影した肖像写真よりリアルである。それは、写真と違うところにこそ、かえって被写体の肝心なところが捉えられているからであろう。実に色々なことを考えて描いているのが解った。

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