英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

難関大学への挑戦

2006年02月08日 | 英語勉強法
先週は、高校1・2年生の生徒と保護者を交えて三者面談を行いました。大学受験の厳しさを再認識し、勉強に対する姿勢を見直してもらうことが主な目的です。2年生からは、「早稲田しか見えない」「上智に行きたい」「青学で英語を学びたい」など意欲ある声も飛び出し、彼らの夢の実現に向けて、指導に更に力を入れていこうと気持ちを新たにしました。

英語の出題が難しく、かつ合否を分ける科目になっている大学(早稲田・慶應・上智・青山学院)の合格のため、傾向と対策を以下に示します。

傾 向
・雑誌や専門書からの抜粋と思われる時事英語の長文読解の出題が中心。
・文法問題も出題されるが、単純な受験英語的な知識が問われているのではなく、語彙力や口語表現が問われているものがほとんど。読解力に基礎を置いた英語力が試されている。
・使用語彙や出題量などから判断して、英検のレベルでは準1級~1級。中には1級以上の長文読解問題(例:2005年慶應大法学部第4問)も含まれるが、このような問題は解けなくても合否には関係ないと割り切る。
・これら大学の英語を読むには、センターレベルや学校の教科書の英文が理解できただけではだめ。センターレベルの問題なら9割以上取れなければ勝負できない。

対 策
基本単熟語の習得
学校で購入した単語集などを使い夏休みまでに仕上げる。
難単熟語の習得
過去問演習して音読の中で覚えること。
文法の早期習得
『NEXT STAGE』などで夏休みまでに仕上げる。とにかく長文読解に力を入れる。
速読力の養成
大量の英文を限られた時間内で処理しなければならないので、速読力をつけることが第一。返り読みをしない英語を英語の語順で理解する直読直解の速読力が必要。英文構造を瞬時に見抜く力(=揺るぎない文法力)を養うこと。
長文の多読
受験英語にこだわらず、新聞・雑誌・ペーパーバックなどの実用英語を利用して、生きた英語を大量に読む。知らない単語があっても無視して読めるようになることも大切。
英検準1級合格
これらの大学を受けるのであれば、英検準1級は合格していて当然。
背景知識や一般常識の強化
出題される長文のトピックは最近の社会情勢を話題にしたものが中心。世の中で何が起こっているか敏感になろう。

結 論
速読力をつけて語彙力をアップするには音読しかない。

コメント (1)
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