英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

英語道流単語の覚え方

2006年02月17日 | 英語勉強法
期末テストが近づいてきた。高校生には学校から副教材として与えられている『システム英単語』『データベース』『音読英単語』などもテスト範囲として科されるため、「どうやったら単語を覚えることが出来ますか」という質問も多くなる。といってもテスト範囲は高高100~150個程度なのだが・・・。

彼らのやり方を見ていると、覚えられない方法で覚えようとしています。例えばテストまでの10日間で100個を覚えなければならないとすると、皆、100÷10で1日10個ずつ覚えようとします。Famous last words.(それはどうかな?)

1日目は出来たとしても、2日目には前日覚えた7個は忘れている。2日目に頑張って覚えても、3日目には何か用事があって覚えられないかもしれない・・・。そして、結局全て覚えられずにテスト当日を迎える羽目になる。

このような事態になる原因は、完璧主義です。そこで、次のようにアドバイスしています。

人間は忘れる動物。だったら、その性質を逆手に取ればいいのです。どうせ忘れるのなら、1日で100個覚えてしまおう。翌日10個でも覚えていればしめたものだ・・・と。そして、次の日にも同じ100個を覚えようと見直す。これを10日間繰り返せば、かなりの数を覚えられるはず。完璧に10個×10日よりも、好い加減に100個×10日のほうが、覚えている可能性が高いのです。

NHKラジオ2003年1月号の『ビジネス英会話』のなかでも、杉田敏氏が次のように Donald Kennedy 氏(アメリカの教育者)の言葉を紹介しています。

“A lot of disappointed people have been left standing on the street corner waiting for the bus marked Perfection.”(「完璧」という名のバスを待って、多くの失望した人たちが取り残されて街角にたたずんでいる。)

完璧主義は辞めましょう。自滅します。英単語暗記は、「忘れて当然だ」というぐらいの気持ちで取り組みましょう。

コメント (1)
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