『オレたちバブル入行組』を読了。
私が銀行に勤めていた時は、業務における不正がないのは当たり前ですが、出世絡みの人事問題で苦しめられることは一切ありませんでしたので、幸せでした。まあ、5年半しか勤めていなかったから、出世なんて関係なかったですがね(笑)。それでも、内部事情に精通しているからこそ、本著の面白さが数倍になったと思います。
私自身が元銀行員ということもあると思いますが、読んでいて痛快・爽快でした。それは、文体によるテンポの良さだけでなく、銀行内の出世競争や業務の不正を、世相に絡めて巧みに描き、暴いていくストーリーからくるのだと思います。そして、最後に明かされる、主人公・半沢が産業中央銀行に入行した本当の動機。最後まで、手に汗握りながら、「やってやれ!半沢!」と応援している自分がいました。
私が銀行に勤めていた時は、業務における不正がないのは当たり前ですが、出世絡みの人事問題で苦しめられることは一切ありませんでしたので、幸せでした。まあ、5年半しか勤めていなかったから、出世なんて関係なかったですがね(笑)。それでも、内部事情に精通しているからこそ、本著の面白さが数倍になったと思います。