英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

英検の先見性

2017年02月03日 | TOEIC・英検など
英検準1級以上を目指す時に誰もが苦労するのが、合格に求められる語彙力の高さです。2級では約5,000語だったのが、準1級で約7,000語、1級は約13,000語必要と言われています。

言わずもがな、私も語彙力アップには苦労しました。2級合格から準1級一次合格まで2年半、準1級合格から1級合格まで3年半かかりました。(途中、宅建やTOEICのため英検に特化した勉強をしていたわけではないので、期間は参考にはならないかも知れません。)

準1級に合格した2000(平成12)年度第1回の問題用紙を取ってあるので、久しぶりに問題を見てみました。現在と違って、大問1の語彙問題は30問出題されていました。その一つに以下のような問題があります。

My assistant ------- the customer's name and phone number on a memo pad as I could call her back later.

1. jotted down
2. snapped up
3. wound down
4. laid up

答えは 1. jotted down(~を手早くメモする)です。

当時からこのイディオムは知っていて正解していました。その一年後に留学した時も、車中でホストマザーと会話している時にこのイディオムを使って話したのを覚えているぐらいですから、私の中では運用語彙になっています。しかし、この単語が収められている単語集は意外と少ないです。

そして、2012年頃から本気でTOEIC満点を目指し始めた時、パート1の写真描写問題で、jot down は高得点者の常識であることが問題を解いていて分かりました。

She is jotting down notes on a notepad.

この英文は、TOEICを真剣に勉強されたことがあれば必ず耳にする英文ですね(^^♪


ということは、英検はかなり前から、このイディオムが日常的によく使われる実用英語だと認め、結果的にTOEICに先んじて問題に出していたことになります。昔の問題を見直すことで、英検の先見性を感じることができました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする