英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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新聞を読む効用

2017年11月14日 | 公立中高一貫校受検
来月2日に実施される長野県公立中高一貫校の適性検査(=入試)の出願が締め切られました。一昨年は長男が受検したので、毎年我が事のように感じます。

開校以来の倍率を記しておきます。

諏訪清陵高校附属中学校
 2013年 5.31倍
 2014年 4.06倍
 2015年 3.19倍
 2016年 3.28倍
 2017年 2.59倍

屋代高校附属中学校
 2011年 6.38倍
 2012年 5.54倍
 2013年 5.06倍
 2014年 4.88倍
 2015年 4.8倍
 2016年 4.35倍
 2017年 4.09倍

都市部と違って、長野県は私立中学受験が一般的ではなく、ほとんどが地元の市町村立中学校に進学します。そのため、公立中高一貫校は開校以来、相変わらずの人気で、合格のために小学生は相応の勉強と対策をしなければなりません。

諏訪清陵高校附属中学校

公立中高一貫校の適性検査で求められるのは「読み取る力」「気づく力」「伝える力」ですが、それらを構築する方法が新聞を読むことです。

最近、小中高生に普段新聞を読むか尋ねる機会がありましたが、驚いたことに8割が「読まない」と答えました。「ネットのニュースを見る」という他、「小さい字が嫌い」や「そもそも家で新聞を取っていない」という理由が多かったのが気になりました。

自分の身の回りや日常で起きている出来事や世界の事件について知り、それについて自分はどの様な意見なのか、そして、その意見を簡潔に伝えられるか。これからの社会ではこのような力が求められます。英語を使う場合も、自分の意見や結論を論理的に伝える力が必要です。英検の二次面接試験でも、最後には受験生自身の意見が尋ねられます。母国語である日本語で、普段から簡潔に結論や意見を言うトレーニングをしておかないと、英語でなんか出来るわけもありません。

インターネットでニュースを読むのは時代の流れですが、じっくりと腰を据えて、紙面に書かれた文字を読むことは、思考力を養うには必要に思います。


コメント
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