英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

教えることは別物

2021年11月17日 | 指導現場にて
『基本英文700選』のNo.613の例文

It is one thing to own a library; it is quite another to use it wisely.
(蔵書を所有することと、それを賢明に利用することとは別問題である)

A is one thing, and B is another.「AとBは別物である」は代名詞を使った有名な相関構文ですが、

To know is one thing, and to teach is another.
「知っていることと教えることは別物である」

という例文でお目にかかった人は多いでしょう。


11月末に近づき、大学入学共通テストも近づくのを実感する時期です。受験生の多くが、赤本や予想問題集で問題を解いているのを目にしますが、どこまで復習を徹底できているかは、甚だ疑問です。

私のアドバイスは、頭の中に仮想の生徒を思い浮かべ、その生徒に教えるつもりで復習をする、です。簡単に正解した問題でも、なぜその答えになるのかを、論理的に説明できる生徒は少ないです。生徒に教えるには、答えの根拠を明確に示し、そのプロセスを順序立てて説明できなければなりません。つまり、それは、学問で求められる論的思考プロセス以外の何物でもありません。

知っていることと教えることは別物です。知っていても明快に教えられなければ、その知識は似非ものです。その知識を教えられるレベルまで追究してこそ、復習です。

"I really hope it'll rain tomorrow."
"From ------- you just said, it seems you don't want to go on the picnic."

1. that
2. what
3. where
4. which

1996年の大学入試センター試験の文法問題ですが、何が正解で、なぜそれが正解になるか順序立てて説明できますか?


コメント
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