英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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予備校生で溢れかえっていた代々木駅

2023年01月16日 | 閑話

朝の情報番組で、代々木駅からの中継がありました。朝8時前でしたが、改札を通る人は私が想像した以上に少なく、違和感を覚えました。

そうか・・・。私の想像の源は、1990年代の代々木駅だからだ。予備校産業が最盛期だったあの頃、三大予備校の中でも代々木ゼミナールは頭一つ抜けていた。代々木駅改札から代ゼミへと向かうスクランブル交差点は、現在のハロウィン時の渋谷以上で、代ゼミに入社したばかりの新入社員が「信号が点滅していま~す。急いで渡ってくださ~い」と大声を上げながら、予備校生の後を追って走るのが当たり前の光景だった。

1990年ごろの代々木駅前(代々木ゼミナール '91/'92 冬期直前講習会パンフレットより)

1992年の18歳人口は205万人で大学志願者数は92万人だったのに対し、2021年の18歳人口は114万人で大学志願者数は66万人。志願者数が減ったのは当然だけど、18歳人口に対する志願者数は増えている。つまり、これは大学全入時代が到来し、一般受験よりも推薦入試での大学進学も増えていることを意味しています。受験生にとって選択肢が広がった一方、30年前のようなマスプロ的な予備校教育は時代にそぐわないということでしょう。

でも、当時の大学受験戦争時代を経験した者として、代々木駅の混雑を懐かしく思い出すのは、私だけではないはずです。

コメント
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