お正月も三が日が過ぎて冬休みももうすぐ終わりですが、母校・伊那北高校の2年生から聞いた話だと、冬休みの英語の宿題と休み明けの課題テストの範囲は、高校入学以降に配布された全教材からだそうです。
一見すると、不親切そうな課題の出し方ですが、私はそうは思いません。「いよいよ大学受験生となる年。受験科目の中心である英語で、何を中心に据え、どういうスタイルで勉強を勧めていくか、自分自身で考えてそのベクトルを定めなさい」という、先生たちからのメッセージのように思います。いつまでも与えられてものをこなす指示待ち人間では、道は開かれません。
英語だけでも、単語、熟語、文法、解釈、読解、作文、リスニングというカテゴリーがあります。それぞれ何をどこまでやり、総合的な英語力をいかに高めていくか・・・。常に考えながら勉強しなければなりません。
大学受験時代の私は、
「単語は『試験にでる英単語』、熟語は『英頻Part2』、文法は『700選』、解釈は『700選』と『潮田の総合英語』、読解は『潮田の総合英語』の英文音読、作文は『700選』の暗記で大丈夫だな」
と、常にやるべき教材と自分の立ち位置を確認していました。
やらされてる感ではなく自主性がなければ、学力は身につきません。自分自身の人生に責任を持ち、切り拓いていく・・・。そんな心意気を、大学受験生には勉強を通して培ってもらいたいと願います。