先週2日(日)と昨日9日(日)に、2023年度第1回実用英語技能検定の二次面接試験が行われました。
この時期は多くの二次試験受験者と模擬面接や対策授業を行いますが、最後の自分の意見を言う質問で答えられない生徒が多くなってきているということに、毎回気づかされます。他塾や中学・高校の先生ともお話しする機会があるのですが、全くの同意見です。
対策のため、解答をパターン化してしまっているのか。
英語による質問を聴き取れておらず、テキトーに答えているのか。
そもそも、母国語である日本語でも意見を言えないのではないか。
「コンビニは24時間営業すべきだと思いますか?」という英語の質問に、
「Yes. Because it is very convenient.(はい。とても便利ですから)」と答えるパターン。面接官は、その便利な理由を尋ねているのですが・・・(^_^;)。
なぜか、お決まりのパターンとして
It is very useful.
It is very helpful.
を多用する受験生が多いのには辟易します。
確かに、合格するために過去問を研究し、解答をパターン化するのは王道です。英検の二次試験に関しては、音読パッセージに関する質問とイラスト説明には有効でしょう。しかし、最後の受験生個人の意見を求める質問に関しては、パターン化は無理です。まずは母国語の日本語でいいから、何事に対しても自分の意見を持ってその理由を言えるようにする習慣を身につけていきましょう。
英語は自分の人生を歩んでいくための強力な武器になります。英語そのものを勉強することは当然大切ですが、同じくらいに、自分の意見を持ち、それを論理的に主張できる姿勢も必要です。