(「快走!京都マラソン2024 #3」の続きです)
鴨川の河川敷コースから一般道に戻ると、そこは丸太町通。京都御所もある京都のど真ん中。その先には、長男のアパートもあります。
残り約10km。普段では絶対に走ることができない道を、他のランナーと一緒に走り、沿道から応援されている自分。自ずとテンションが上がり、スイッチが入るのを感じました。心肺はもちろんのこと、足にも全く疲労を感じていません。いや、むしろ前半より動いている。既にランナーズハイに入ってしまったと実感。「よし!ここで走りを解放しよう!」と、アームカバーを脱ぎ、気合いを入れてラストスパートに入りました。
33.5km 京都御苑前の丸太町の折り返し地点
35km過ぎにはもう一度、エナジージェル Mag-on のカフェイン入りを摂取し、心身に活を入れました。
<32kmからの1km毎のラップ>
~33km 4分42秒
~34km 4分40秒
~35km 4分31秒
~36km 4分30秒
~37km 4分29秒
~38km 4分30秒
~39km 4分34秒
~40km 4分27秒
~41km 4分24秒
~42km 4分19秒
京都大学の横を走る38~40kmの最後の上り坂も4分30秒/kmでクリア。そして、「胸を張り、重心は真下、足首は返さない、肩甲骨と股関節を連動させ、前傾で地面から反発をもらう」という、これまで追い求めてきたフォームをもう一度意識して、ゴールの平安神宮に入っていきました。
41.5km過ぎ 冷泉通と東大路通の交差点付近
ゴールに向かう最後の1kmは「あれだけ楽しみにしていた京都マラソンがもう終わってしまう・・・」と、既に”京都マラソンロス”状態で、目に涙を浮かべながら走っていました。走ること自体が気持ち良く、まだまだ走り足りない感じ。まだゴールしたくない、でも自己ベスト更新のためにはゴールしなければと葛藤しながらの全力疾走。
ゴール!3時間16分57秒。自己ベストを2分12秒更新。ゴールしてからも、「最高~!もっと走りたい!」と独りごちながらも、これまで取り組んできた練習は間違っていなかったと証明でき、感極まって泣いてしまいました。
直近5回のフルマラソンと同様に、一度も歩かず、立ち止まりもせず、気持ちも身体も最後まで余力を持って走り切ることができました。
ゴール後、私が初フルマラソンを走った2019年からFacebookで知り合い、色々とアドバイスを下さっている岡山大学の田中教授が声をかけて下さり、平安神宮の鳥居をバックに記念撮影しました。
(「快走!京都マラソン2024 #5」へ続く)