大学入学共通テストまで10日を切り、大学受験生たちはいよいよ本番モードに入ってきています。センター試験から衣替えした共通テストは今年で3回目を迎えますが、英語はセンター試験と違って長文のみの出題で、純粋な文法知識は問われません。だからこそ、高校生たちの文法軽視の姿勢が気になるのが、指導現場での率直な感想です。
英単語を覚えるのは当然ですが、基本的な文法知識を問うても答えられない受験生を間近に見ると、「こんな英語教育で、日本は大丈夫なのか?」と危惧します。特に、長野県のような地方では、国公立大学信仰が強いですから、私立大学を受けない受験生はさらに文法を軽視している感じがします。共通テストでも、私立大学や以前のセンター試験で出題されたような純粋な文法問題を課すべきだと思うのは、私だけではないはずです。
How much did it cost to have the machine repaired? を「その機会を修理するのにいくらかかりましたか」と訳しているようでは、正確な文法力がなく、ただ単語の意味をつなげて何となく推測で訳していると思われても当然です。
大学受験生は、一問一答形式の問題集『英文法・語法 一問一答』(東進ブックス)に載っているレベルの問題は瞬時に答えられるまで文法力を鍛えましょう。
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