今週と来週で期末試験が行われる高校が多いです。ある高校の1年生の英文法の範囲は不定詞・動名詞・分詞で、いわゆる準動詞です。
どれだけ理解できているかを確認するために、私は以下の書き換えを解いてもらいます。サッとできなければ、文法力はまだまだ。ひいては英文解釈力も心もとなく、英語力が伸びない原因となります。もしこの記事を読まれている方の中で、お子さんが高校生の方がいらっしゃいましたら、出題してみて下さい。解答はこの記事の一番下にあります(^^)/
不定詞を使って書き換えよ。
(1) It seems that she lives abroad.
(2) It seems that she lived abroad.
動名詞を使って書き換えよ。
(3) I am proud that I speak English.
(4) I am proud that he speaks English.
(5) I am proud that I spoke English then.
(6) I am proud that he spoke English then.
受動態に書き換えよ。
(7) I saw him get out of the car.
(8) I saw him getting out of the car.
どれも基本です。この程度のことが出来ないと、英文が正確に速く読めるようになりませんし、ましてや英会話なんていつまで経ってもできるようになりません。
英語は基本知識の出し入れが大切です。当たり前のことが当たり前に瞬時にできるようにする。これが勉強です。
「暗記は不要」
「辞書は引くな」
「聞き流すだけ」
「文法よりも会話」
「間違ってもいいから話せ」
残念ながら、これらの言葉を鵜呑みにして英語ができるようになった人に、いまだかつて出会ったことがありません。
英単語を暗記しないで、何ができるのか?
知らない単語を辞書を引かないでどうやって意味が分かるの?
英語は聞き流していてもできるようになるの?だったら、アラビア語も聞き流しているだけで話せるようになるはずだよね。
文法を知らないでどうやって英文をつくるの?
間違ったまま話し続けても成長はないよ。
何事も安易な方法なんてありません。その現実から目を背けずに、英語と向き合っていくしかないのです。
書き換え問題の解答
(1) She seems to live abroad.
(2) She seems to have lived abroad.
(3) I am proud of speaking English.
(4) I am proud of his (him) speaking English.
(5) I am proud of having spoken English then.
(6) I am proud of his (him) having spoken English then.
(7) He was seen to get out of the car by me.
(8) He was seen getting out of the car by me.
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