英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

孤独を感じる時期

2007年10月10日 | 閑話
秋分の日を境に秋雨の日が多くなり、日も短くなってきています。この時期が、浪人時代は精神的に辛かったのを思い出します。

一浪時は、「このまま勉強を続けていて早稲田に受かるだろうか」という不安に苛まれ、下痢が止まらず、55㎏あった体重が40㎏後半まで落ちてしまいました。

明治大学に籍を置きながらも早稲田を目指した仮面浪人時代のこの時期は、一浪時と同様の不安に襲われ、その不安を払拭するために、読書に没頭したのを思い出します。

浪人生には、これから合格発表まで、孤独と不安が常に付きまといます。浪人を二度経験している私は、この時期の浪人生の気持ちが痛いほどよくわかります。

この不安に打ち勝つことも、浪人生が乗り切らなければならない大きな壁です。そして、この壁を乗り越えたものだけに、充実した大学生活を享受する資格が与えられるのです。

頑張れ、浪人生!
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「別に・・・」

2007年10月05日 | 英語勉強法
最近、何かと話題な表現「別に・・・」。
このままだと「そんなの関係ね~」を抜いて、流行語大賞をとりそうな勢いです。

では、英語では何と言うのでしょうか。私が初めて「別に・・・」を聞いた時、W・L・クラーク著『アメリカ口語教本〈初級用〉』(研究社出版)に載っているフレーズを思い出しました。
“Nothing in particular.”
これが最もしっくり行く表現ではないでしょうか。

ところで、現在読んでいる本が國弘正雄著『國弘流 英語の話しかた』(たちばな出版)ですが、同時通訳の神様と称される國弘先生は、“只管朗読”(=ただひたすら同じ英文を音読すること)の重要性を説かれています。

私も大学受験時代に1,200回以上音読して、英語の道が開けた経験をもっていますが、先生はこのレベルではありません。何と、中学校の教科書を1レッスンにつき1,000回以上音読されたとのこと。私は、各英文は多くても30回音読した程度です。凄すぎます。ここまでやると、悟りにも似た境地を感じられるようです。
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理想の体現

2007年10月04日 | 指導現場にて
大学受験は、厳しくて過酷なもの。だからこそ乗り越える意味があります。

しかし、努力が足りず、第一志望ではない大学に進学を決める生徒が多いのも事実。「2年後の編入試験を目指して頑張ります!」と意気込んで、その大学に進学する生徒たちもいます。

新しい環境で、新たな目標を見つけ、それに向かって邁進できる力があれば、どんな大学でもいいと思うのですが、‘大学’という自由が多い環境で、周囲に流され、当初の「編入試験を目指す」という志が失われてしまうことも多いのではないのでしょうか。

しかし、先日、塾の卒業生から「編入試験に合格しました!」と嬉しい連絡がありました。

彼は、工業科出身。京都にある私立大学の“実業高校科枠”の推薦入試で、見事合格し進学しました。もちろんその大学は、彼の高校や実力から判断しても、一般入試では合格することは不可能に近い。普通ならそこで大満足のはずですが、彼は向上心豊かに「2年後に編入試験を受けて、もっと上の大学を目指します」と言って巣立っていきました。

そして彼は目標に向かって邁進し、ついに関西では屈指の私立大学の編入試験に合格したのです。

何歳になろうとも自分の人生に欲をもち、その時時で目標を設定し、理想を体現するための努力を続ける大切さを彼に教えてもらったような気がします。
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大津由紀雄教授からのメール

2007年10月02日 | 指導現場にて
読書の秋。

先週は大津由紀雄著『英文法の疑問~恥ずかしくてずっと聞けなかったこと』を読みました。とても興味深い内容で、わずか1日で読了。

読み終わってまず感じたことは、「英語指導の参考になった」というよりは、むしろ「自分の英語の教え方は正しかったんだ」という確信を得ることができた点です。

私は大学で言語学を修めてはいません。現在の英語力は全て独学で培ってきたため、生徒に教える時は、私が英語を学ぶ時に感じた感覚を伝えることを大切にしています。

例えば、私は remember doing と remember to do の違いを、不定詞本来の考え方に依拠して教えていますが、これは英語にたくさん触れることで自然と培った感覚でした。しかし、『英文法の疑問』を読んで、自分の感覚・考え方は間違っていなかったと確信できたのです。

もちろん、新しい知識として役立った点(関係詞の省略など)は言うまでもありません。

『英文法の疑問』を読んだことで、自分の英語指導に自信が持てるようになり、その結果、英語講師としての技能も高まったと思います。

その旨を伝えたく、著者の大津教授に昨日メールをさせていただいたのですが、早速ご返信を頂きました。大津教授、ご多忙の中ありがとうございます!

先生の近著『英語学習 7つの誤解』も、近いうちに講読したいと思います。
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