英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

決めたことを淡々と

2017年11月20日 | 英語勉強法
第225回TOEICから一夜明け、次回のTOEICへ向け、また日々の勉強を淡々と積み上げていく日常に戻ります。

海外から帰国して成田の入国ゲートを通った時に「今度こそ英語の勉強を頑張るぞ」と感じるのと同じで、「次こそは目標点を取るぞ」と思っている学習者は多いはずです。しかし、そのモチベーションは日が経つごとに小さくなり、いつしかまた勉強をしない日常を繰り返していないでしょうか。そして、またTOEICの直前に慌てて勉強を再開する・・・。

そんな悪循環を断つには、毎日やることを決め、継続するしかありません。毎日やるべきことは時間にして20~30分でいいのです。それを淡々とこなしていく。やがて習慣化し、実力と自信の源になります。

TOEICスコアが昇進昇給の条件となっている現実があります。つまり、TOEICスコアが取れれば、可能性が広がるわけです。今日から、少しずつできることを継続していきましょう。

Victor Steinbrueck Park in Seattle
シアトルはこれから霧雨が多くなる陰鬱な冬が始まります。あの時、シアトルのスタバで旧TOEICの公式問題集と向き合ったのを思い出します。


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第225回TOEICの感想

2017年11月19日 | TOEIC・英検など
自身65回目となる第225回TOEIC L&R を受験してきました。受験された皆さん、お疲れ様でした。
会場は松本大学で、約760名が受験。私の受験した教室は191人収容の大教室でしたが、5人掛けの長机に2人で座る配置で78人が受験し、快適に座れました。

以下、個人的な感想を勉強法も含めて記します。

【リスニング全般】
200人収用の大教室にCDラジカセ一台でしたので、後方に座った人は音が籠って聞こえてしまったかも知れません。私は前から5列目でしたのであまり気にはなりませんでした。試験官が「リスニング47分で全体終了が15:01」と言ってましたが、間違いでなければ初めてのパターンです。

【パート1】
難しい問題はありませんでしたが、最後のNo.6だけ迷いました。

【パート2】
ヒントも何もなく淡々と25問続くので、リスニングの中で一番苦手なパートですが、聞き終わった問題にはこだわらない、意識の切り替えが大事なパートでもあります。前回ほど判断が難しい問題は、多くは出題されなかったと思います。一問一問に集中できたと思います。

【パート3とパート4】
パート3は13セット×3問の39問、パート4は10セット×3問の30問。チャートやイラストが含まれ、3人の会話も2セットありますが、「設問の先読み」→「内容推測」→「聴きながら解答」→「解答指示アナウンスの時に次のセットの設問を先読み」のリズムが大切なパートです。パート3で1セット、真っ白になってしまい、TOEIC感に頼って2問マークしました。

【パート5】
いつものように文法・語法・語彙問題とも満遍なく出題されていましたが、無難にクリア出来ました。新形式になって一問当たりの英文の長さは短めになった気がします。

【パート6】
4セット×4問の16問。文挿入も各セットで問われますが、紛らわしい選択肢はなかったように思います。空欄の前後関係を意識しつつも、全体の流れ意識して解答するという当たり前のことができていれば問題ないでしょう。

【パート7】
新形式ではダブルパッセージ(DP)だけでなく、トリプルパッセージ(TP)も出題されるため読ませる量が増え、受験者を最も悩ますパートです。今回はパート5を5分、パート6を8分で通過し、パート7に突入したのが14時00分。いつもより少し速いペースで61分を残してパート7に取り掛かりました。

解き方は、今回もいつも通りHUMMER式を採用。最近のTOEICパート7は、回やフォームによって難易度が違い、また、全体的に難化・長文化しているので、油断せずに全精力を傾けました。

No.176のDPに突入したのが14時25分、No.186のTPに取り掛かったのが14時34分。終了約10分前の14時50分に完答しました。途中、分量の多さに一瞬焦りましたが、冷静さを取り戻してペースを維持できたと思います。


前回は試験監督の対応がお粗末でしたが、今回も同じ会場で、しかも同じ試験監督で不安になりました。しかし、今日はきちんとした試験運営で安心して受験でき、気持ち良く一年最後のTOEICを締めくくれました。今年の目標の一つとして長野県で受けられる全6回の受験を挙げていましたが、無事、全てを受けることができました。

来年は全6回の受験とその全てで満点を取るという目標を達成すべく、今夜からまた勉強に励みます。


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今日は第225回TOEIC

2017年11月19日 | TOEIC・英検など
今日は自身65回目の受験となる第225回TOEIC。

思い返せば5年前の2012年、本気で990点満点を目指し始め、その年の11月20日頃から公式問題集などでパート3・4の音読を各10回ずつと、金フレの「パート1重要語100」の例文2回の音読を毎日のノルマにしました。

あれから丸5年。文字通り一日も欠かさず音読し続けてきました。音読の所要時間は一日約20分。20分×365日×5年=36,500分。日数に換算すれば約25日となります。初代金フレはボロボロとなりました。
今まで実践してきたことを自信の糧にし、今日も200問・121分の試験を楽しんできます。

※受験後の感想は午後7時以降を予定しております。
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何も考えない時間

2017年11月18日 | ランニング・筋トレ
最近ランニングを始めた高校時代からの親友が、「走っている時は何も考えないからいい」と言っていました。なるほど、一理あります。ただ黙々と自分の決めたコースを自分のペースで走る。それは誰にも邪魔されない時間であり、心がリセットされる時間でもあります。

趣味とはそういうものでしょう。何も考えない時間があるからこそ、精神的に健康になれる。それが体を動かすことであれば肉体的にも健康になれます。

明日のTOEICは精神的に健康になれる時間。リフレッシュしてきます。


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当たり前をコツコツと

2017年11月17日 | ランニング・筋トレ
冷え込みが強くなり、南アルプス・仙丈ケ岳も本格的な雪化粧です。
季節の移ろいを感じながら昨日もランニングを行い、今月は既に60km以上を走ることが出来ています。

やるべきことはやり、継続する。自分のスタイルを崩さず、腰を据えてじっくりと取り組んでいく。仕事もプライベートも、当たり前のことを当たり前にやっていこうと、個人事業主として気持ちを新たに引き締めた一日でした。
今週末は自身65回目となる第225回TOEIC。私にとっては日常の一部であるTOEICですが、試験本番の2時間1分は非日常を感じることができる特別な時間。今からワクワクが止まりません。


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結果は努力の積算

2017年11月16日 | TOEIC・英検など
一昨日、英検二次面接試験A日程の合否結果が発表され、進学校ではない高校に通う高2生から、2級合格の嬉しい報告が届きました。

彼は面接最後の意見を問われる質問の応答で、私が授業中に教えた juvenile delinquency(少年犯罪)という高難度の表現を使ったそうで、2級の面接でこんな語彙を使われた面接官もさぞかし驚いたことでしょう。私の授業では、必要と思われる表現はレベルを問わずにすべてを教えます。そして、その表現を運用語彙にまで昇華していた彼の努力には脱帽です。

彼以外にも、合格報告が続々と届いています。指導している生徒たちの実力の伸びを見て、高2までに英検2級に合格するのは、第一志望の大学合格のための最低条件のような気がします。そこから準1級を目指したり、他教科の勉強にも力を入れていく。英語が受験勉強のペースメーカーとなり、望む結果を手中にできるようになります。

来週21日(火)には二次試験B日程の合否結果が発表され、そして、同日に第3回検定試験の申込が開始となります。現在の実力の確認や日々の英語学習の目標の一つとして、英検を積極的に受けていきたいですね。


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先を見据えた単語集

2017年11月15日 | 英語勉強法
小6生に中3の教科書を使って指導をしていた時、depend on ~ が出てきたので、

That depends.(それは状況次第だ)

という定型表現も教えました。英会話ではよく使う表現です。

私がこの表現を覚えたのは、忘れもしない高校2年生の時です。学校の授業や教科書ではなく、『単語レモン』(学陽書房)という、一風変わった単語集の中に収められていました。この単語集は今でも大切にとってあります。


高校時代に購入しただけで手つかずであった単語集ですが、当時は参考書類を買って満足してしまう性格だったので、ペラペラとめくっただけで、このThat depends.が記憶に残っている程度でした。しかし、7年前に1日2ページのペースで着手し、この単語集に載っていてまだ覚えていない単語をカード化して暗記しました。やり終えての感想ですが、約30年前に大学受験用に購入したにもかかわらず、『英検Pass単熟語 1級』に収録されている単語や、留学時代に覚えたものや新聞や雑誌で目にするものが多数載っております。難しい単語ばかりで、当時「大学受験には実用的でない」と勝手に判断して挫折してしまった単語集が、今ではとても使えるものだということが分かります。筆者の富永直久氏が、当時何を基準にして収録単語を選んだかを知りたいところですね。

一般的な大学受験用単語集と比べると、以上のような一見特異に思える単語も多く含まれていますが、もちろん受験英語や実用英語の基本となる単語がほとんどですので、やれば効果はあるはずです。私が受験した1992年の早稲田大学政治経済学部の一問目の長文で puppy が出て、当時は意味がわからずパニくったことを覚えておりますが、この単語集には収められていました。

私が大学受験生だった1990年代初頭の受験英語は、古典的な精読が重視から現在の主流になっている時事的な英文を速読・多読する受験英語への過渡期。この単語帳が如何に先を見据えていたのかが分かります。
↑現在でも購入できるようです(^^)/


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新聞を読む効用

2017年11月14日 | 公立中高一貫校受検
来月2日に実施される長野県公立中高一貫校の適性検査(=入試)の出願が締め切られました。一昨年は長男が受検したので、毎年我が事のように感じます。

開校以来の倍率を記しておきます。

諏訪清陵高校附属中学校
 2013年 5.31倍
 2014年 4.06倍
 2015年 3.19倍
 2016年 3.28倍
 2017年 2.59倍

屋代高校附属中学校
 2011年 6.38倍
 2012年 5.54倍
 2013年 5.06倍
 2014年 4.88倍
 2015年 4.8倍
 2016年 4.35倍
 2017年 4.09倍

都市部と違って、長野県は私立中学受験が一般的ではなく、ほとんどが地元の市町村立中学校に進学します。そのため、公立中高一貫校は開校以来、相変わらずの人気で、合格のために小学生は相応の勉強と対策をしなければなりません。

諏訪清陵高校附属中学校

公立中高一貫校の適性検査で求められるのは「読み取る力」「気づく力」「伝える力」ですが、それらを構築する方法が新聞を読むことです。

最近、小中高生に普段新聞を読むか尋ねる機会がありましたが、驚いたことに8割が「読まない」と答えました。「ネットのニュースを見る」という他、「小さい字が嫌い」や「そもそも家で新聞を取っていない」という理由が多かったのが気になりました。

自分の身の回りや日常で起きている出来事や世界の事件について知り、それについて自分はどの様な意見なのか、そして、その意見を簡潔に伝えられるか。これからの社会ではこのような力が求められます。英語を使う場合も、自分の意見や結論を論理的に伝える力が必要です。英検の二次面接試験でも、最後には受験生自身の意見が尋ねられます。母国語である日本語で、普段から簡潔に結論や意見を言うトレーニングをしておかないと、英語でなんか出来るわけもありません。

インターネットでニュースを読むのは時代の流れですが、じっくりと腰を据えて、紙面に書かれた文字を読むことは、思考力を養うには必要に思います。


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英検二次試験で露呈する実力

2017年11月13日 | 指導現場にて
5日と12日に英検二次面接試験が行われました。英検二次面接試験は、3級で5分、2級でも8分程度の試験ですが、そのわずかな時間の中でも普段の英語学習の基本姿勢が露呈し、面接官はその根本の英語力を試そうとします。

例えば、長野県内の公立中学校では、英単語を毎日ノート1ページに練習して提出する「1ページノート」という悪しき(?)習慣があります。提出しないと内申点が悪くなるので皆提出するのですが、そのノートに単語を書き移すことが英語の勉強だと勘違いしている中学生が多いのも事実です。ノートに練習している単語を発音させると「読み方が分かりません」と平気で言う中学生も多いでしょう。表音文字である英語で、発音ができないということは致命的なことであり、英語のプロに言わせれば「ありえない」と100人中100人が答えるでしょう。

そのような形だけの勉強をしていて、付け焼き刃で二次面接試験に臨んでも、一瞬で見破られてしまいます。英語は言葉です。音読を学習の中心に据え、常に口に出すことを心がければ、勉強の成果は段違いに変わってきます。

中学生は、3級以上に合格していれば内申書でアピールできるなど、高校受験で必要になります。また、大学受験でも学部によっては2級以上の合格が推薦入試の出願条件になっている場合がほとんどです。

慌てた対策で秋の検定試験を受けるのでは、望んだ結果を手にすることはできないかも知れません。常に先を見据え、地に足をつけた硬派な日々の英語学習が、明るい未来へ誘ってくれるはずです。


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一冊を貫く

2017年11月12日 | 指導現場にて
高校生のテキストの一つとして使っている『基礎英文問題精講』。
授業では例題の英文精読を行っていますが、その例題80英文を、ある生徒がすべて終えました。その間に彼女は英検2級に合格し、テストや模試の学年順位も常に上位で安定するようになりました。

一冊の参考書や問題集を最後までやり通すことができる人はあまりいません。もちろん、精読を一度しただけで完璧とは言えませんが、これから何度も何度も声に出して音読を繰り返すことで、揺るぎない英語の礎が築かれることでしょう。やり通したという事実とそれを繰り返すことで芽生える自信を糧にして、佳境を迎える大学入試を乗り切ってもらいたいです。

今日は英検二次面接試験のB日程が行われます。普段の英語学習の基本姿勢が問われるのが二次面接試験と言えるでしょう。普段の音読学習が徹底して出来ていれば、二次面接試験を恐れることはありません。


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