英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

一日一英単語 第24週分

2021年06月20日 | 実用英語
私のTwitterで一日一英単語を紹介している【今日の英単語】。第24週分の英単語を列挙します。

6/11 abandon~「~を放棄する、あきらめる」
6/12 eerie「気味の悪い、ぞっとするような」
6/13 blur ~「~をぼやけさせる」
6/14 down-to-earth「気取らない、実直な」
6/15 aphorism「警句;格言」
6/16 final touch「最後の仕上げ、最終調整」
6/17 rebuff ~「~を拒絶する」

20年前のワシントン大学留学中にテレビでよく見ていたのが「elimiDATE」という番組。一人が四人の異性とデートを重ねながら一人ずつを振り落とし、最終的に一人を選ぶという内容。eliminate ~「~を排除する」と date「デート」の造語が番組名の由来です。
男性を振り落とす際に女性がよく使っていたのが、

He is down-to-earth, but ….

日本語に訳せば、「彼はいい人なんだけど、・・・」ですね。

この他にも、確か「Fear Factor」というザ・ガマン的な番組でゲテモノ食いをやっていて、ミミズを口いっぱいに入れるシーンがあって、出演者が Smells manure. と発し、manure「(主に動物の排泄物による)肥やし、有機肥料」 を覚えてしまいました。

ネイティブがよく使う語彙は日本の単語集などでは学べないものも多いですが、現地で何度か出会うと絶対に忘れませんね。


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2つの英頻からネクステ・ビンタゲへ

2021年06月19日 | 指導現場にて
母校・伊那北高校の高2生に今週、『Vintage』(通称、ビンタゲ)が配布されたそうな。

先日の記事でも書きましたが、今の高校生は恵まれていますね。私の高校時代には桐原書店の『英語頻出問題総演習』(通称、英頻)がようやく出版された頃で、内容も今ほどには充実していませんでしたし、学校から配布されるなんて夢のまた夢。大学受験を迎えるにあたって、文法や語法・イディオムを覚えるためのいわゆる“総整理本”的な参考書は、自分で合格体験談を読んでどれがいいか考え購入しなければなりませんでした。

当時、桐原の英頻か駿台の英頻(『英文法頻出問題演習』)かで、受験生は二分されていました。私は後者を使っていましたが、さすが伊藤和夫先生が書かれただけあって内容は高度でまとまっていましたが、イディオムなどは分量的に十分ではありませんでした。
 
現在の受験生たちは大抵、『Next Stage』(通称、ネクステ)か『Vintage』でしょう。内容はほぼ一緒ですし分量も十分。どちらを使ってもいいですね。ま、学校から配られても、繰り返し取り組んで暗記しなければ宝の持ち腐れですけど・・・(-_-;)

我が学院の伊那北生たちは早速取り組み始め、京都大学を目指す英語が学年トップの生徒は、早々の全イディオムを暗記を自分に課していました。やはり、できる生徒は行動が速い。どんなにいい参考書を持っていても、使い倒さなければ全くの無意味。無用の長物です。
 


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知識は武器

2021年06月18日 | 閑話
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で、百音に気象予報士試験の勉強を教えることになった菅波医師が、百音に言った言葉が印象的でした。
「知識は武器です。持っているだけでは何の意味もないし、使い方も難しい。ですが、持っているのに越したことはありません」


公式HPより
哲学者フランシス・ベーコンの主張に基づく格言、「知識は力なり」を思い出しました。

受験勉強をしていた時、なぜこんな勉強に勉強しなければならないのか、どうしてこんなことを覚えなければならないのか、と自問することが多いですが、そのように考えているうちは学力はつきません。知識は自分の武器となり力になると自覚した時、勉強を勉強だと感じなくなり、目標が達成されて人生の選択肢が広がっていきます。


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名ばかり

2021年06月17日 | 実用英語
梅雨とは名ばかり(The rainy season is in name only.)で、暑いけど爽やかなお天気が続きます。
午後は大気の状態が不安定になって、雷雨になりますが・・・。

「名ばかり(in name only)」は、20年前のワシントン大学留学中に携帯ラジオで聞き続けていたNPR(National Public Radio)で、「Springtime is in name only.(春とは名ばかり)」というフレーズを耳にして覚えました。3月下旬、バスを降りてワシントン大学の本部キャンパスに入ろうとしていた時。記憶がしっかり残っています。和英辞典で調べても出ていますが、やはり、ネイティヴスピーカー、しかも NPR という信頼できるラジオのアナウンサーが発話した表現なので、安心して憶えることができます。
雨上がりの爽やかな朝を迎えた伊那谷。この時期の貴重な晴れ間を享受します(^^)/


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工夫なき利便性

2021年06月16日 | 指導現場にて
代ゼミの南平寮で生活していた浪人時代、同じ単語集『試験にでる英単語』を使っている友人たちと、食堂で毎晩、範囲を決めて英単語を出し合いました。負けると自販機のカップドリンク(一杯60円)を奢ることになっていたので、みんな必死になって覚えました(笑)。そんなゲーム的な感覚でも、当時覚えた英単語は今の私の英語力の大きな部分を占める一生の財産となっています。

英語の指導現場にいると「英単語が覚えられません」という生徒たちに多く出会いますが、これは「覚えられない」ではなく「覚えられる工夫をしていない」だけです。私の高校時代と違って今はほぼ全ての高校で、英単語集が早くに学校から与えられます。通学時間に覚える、クラスや部活の友達と範囲を決めて問題を出し合うなど工夫すればいくらでも効果的な暗記法はあるのに・・・。


私の高校時代は大学合格のためにどの英単語集をやるべきか、エール出版の『合格作戦』を読まなければなりませんでした。

電子辞書は存在せず紙辞書だけ。

教科書傍用のまとまった予習ノートも存在しない。

オープンキャンパスなんていう言葉自体がない。

インターネットもなかったから入手できる情報は圧倒的に少ない。

現代の高校生たちは、すべてが与えられ、利便性が増してしまったからこそ、自ら考え工夫しなくなっているかのように思えてしまいます。


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市場の失敗に向き合うビジネス

2021年06月15日 | 閑話
ワシントン大学留学仲間であり(株)ボーダレス・ジャパン代表取締役社長の田口君の初著『9割の社会問題はビジネスで解決できる』を読了。

経済学で「市場の失敗」と言われるものがあります。
市場の失敗
市場メカニズムが働いていても、経済的な効率的配分(パレート効率性Pareto efficiency、パレート最適)が達成されない状況をいう。近代経済学では、独占・寡占、売買する市場の不完備、買い手の知りえない商品情報を売り手がもっているなどの情報の非対称性、電力会社などの費用逓減産業の存在、ある経済主体の経済活動が他の経済主体の経済活動に対して与える外部効果などが原因となって、公害や地球温暖化などの環境破壊、商品品質の低下などの市場の失敗が起きるとしている。(コトバンクより)
「神の見えざる手」とも言われ、経済学において万能であるはずの市場ですが、そのメカニズムでは解決できない諸問題が出てきます。何も難しいことではありません。公害、貧困、失業、社会的失業など、効率性を求める経済活動のおかげで生じてしまう負の部分はすべて「市場の失敗」です。その失敗に対処するために政府が存在するのですが、なかなか効果的な成果は出ていないのも現実。

経済活動(=ビジネス)で生じた問題こそビジネスで解決しようとする「ソーシャルビジネス」の発想が本著では述べられています。理想論が述べられているのではなく、著者の田口君が自身で現場で向き合ってきた経験論に基づいています。そして、一人でも多くの人が興味を持ち、ソーシャルビジネスで起業できるよう、その手法が余すところなく語られています。自ら培ってきたノウハウを惜しみなく出せるその根底あるのは、社会を、世の中を、本当により良い世界にしたい、困っている人を助けたいという利他主義の権化とも言える田口君だからこそなせる業です。

私が著者の田口君と出会ったのは、2001~2002年のワシントン大学留学中でした。早稲田大学を休学して留学していた彼は、当時から「世の中にインパクトを与える仕事をしたい」と血気盛んでした。あれから20年が月日が流れ、その思いを見事に体現してきた彼の言葉に触れてみて下さい。


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出来ることをやる

2021年06月14日 | ランニング・筋トレ
左シンスプリントの故障が明け、昨日はゆっくりと7kmを休まずに走りました。あの不快な痛みを感じることはなく、普通に走れました(^^)d
これで今月の走行距離はようやく26kmとなりました。月間300km以上を走っていた時と比べるとまだまだですが、今月はまずは100kmを走り、体を徐々に慣らしていきます。
でも、走れない時期に徹底的に取り組んだ下半身の筋トレとストレッチ、そして、フィットネスローラーを使っての筋膜リリースのおかげで、腓腹筋が一回り大きくなり、割れてきました。出来ることは何でもやる。まずは行動して、試行錯誤を繰り返し、理想のトレーニングを追求します。


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一日一英単語 第23週分

2021年06月13日 | 実用英語

私のTwitterで一日一英単語を紹介している【今日の英単語】。第23週分の英単語を列挙します。

6/4 frown「眉をひそめる、難色を示す」
6/5 pregnant「妊娠した」
6/6 podium「表彰台、演壇、指揮台」
6/7 tailwind「追い風」
6/8 lighthouse「灯台」
6/9 manipulate ~「~を操作する、~をごまかす」
6/10 woo ~「~の支持を求める」

woo ~ は英検1級で問われそうな語彙ですね。綴りや発音が似た単語で ooze「(液体などが)じくじく流れ出る」 があります。持病の湿疹(eczema)に悩んでいたホストマザーの Judy がいつも皮膚を掻きながら、“ウージング”と言っていたので、辞書で調べて覚えた記憶があります。

民間療法に頼った Judy が魚のオイルを体に塗りまくって家中が生臭くなり、“I'm so sorry, Kenichi.” と言ってくれました。その民間療法に疑念を抱いた私が “Smells fishy.” と答えた時、 “Literally.” と優しく笑ってくれた Judy の笑顔を忘れることはできません。※smell fishy「(出来事などが)うさん臭く思われる」

Judyから学んだことは数知れません。

この写真は2015年6月に、13年ぶりにシアトルを訪れてJudyと再会した時に撮影したもの。このちょうど1年後の同じ日に、彼女は亡くなりました。今月22日で5周忌です。合掌。

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詐欺師なんかじゃない

2021年06月12日 | 指導現場にて
今回の英検準1級の長文問題で、Impostor Syndrome について論じた文章が出題されました。
Impostor Syndrome(インポスター症候群)

自分の達成を内面的に肯定できず、自分は詐欺師であると感じる傾向であり、一般的には、社会的に成功した人たちの中に多く見られる。ペテン師症候群、詐欺師症候群とも呼ばれる。

この言葉は、1978年に心理学者のポーリン・R・クランスとスザンヌ・A・アイムスによって命名された。この症候群にある人たちは、能力があることを示す外的な証拠があるにもかかわらず、自分は詐欺師であり、成功に値しないという考えを持つ。自分の成功は、単なる幸運やタイミングのせいとして見過ごされるか、実際より能力があると他人を信じ込ませることで手に入れたものだと考える。インポスター症候群は、特に社会的に成功した女性に多いとする研究もある。
(Wikipediaより)

毎年のことですが、能力が高く、第一志望の大学に合格できる可能性を秘めているのに、自分の能力と可能性を信じることができずに自信をなくし、さまよっている受験生がいかに多いことか。私自身もそうでしたが、中学の時はそこそこできたのに、高校で自信をなくし、勉学に自信が持てなくなってしまう地方の進学校に通う生徒が多いです。その殻を打ち破るには、自分の努力を認め、自己肯定感を抱くようになることです。

大学受験は、再び自己肯定感を持てるようになる過程そのものだと思います。

これから本格的に大学受験に向かおうとしている高校生たちよ。己の歩んできた道と残してきた結果は、欺瞞や嘘ではない。詐欺師なんかじゃない。更なる達成感を味わい、自分自身の存在を肯定できるよう、目の前の勉強に取り組もう。


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緑の親指

2021年06月11日 | 実用英語
6年前にホームセンターで一目惚れして購入し、当学院の一角で綺麗な花を避けせ続けてくれた鉢植えのハイビスカスがあります。去年はオンシツコナジラミが発生してしまい、葉もベトベトして、一輪も咲きませんでした。「ここまでか・・・」と思いましたが、意を決して葉を全部落として剪定し、土にも肥料を入れて、生育環境の改善を試みてきました。

すると、今週、2年ぶりに大輪の花を咲かせてくれました(^^)v
しかも、これまでで最も形と色合いが素晴らしい花でした。やはり、きちんと手をかければ、花は応えてくれるんですね(#^.^#)

今年は自宅庭のアルストロメリアも立派に咲いています。
花や緑を育てるのが上手な人を、英語では have a green thumb で表します。


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