英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

大学受験英語界の巨匠

2024年01月21日 | 英語勉強法

私が大学受験生だった33年前、当時最も取り組んでいたのが『基本英文700選』(駿台文庫)でした。

大学受験時代に使っていた初代『基本英文700選』

現在の私の英語力の根幹を作ってくれた一冊とも言えますが、2018年11月19日から新版の『新・基本英文700選』の一日100英文音読を始めました。一日100英文×7日=700英文、つまり、一週間で一冊を一周するのですが、一日をサボることなく継続してきて、今週で270周目に入っています。そして、昨日の投稿でも紹介した『英文解釈教室』。この2冊の著者が伊藤和夫先生ですが、今日は伊藤先生の命日で二十八回忌となります。

私の英語力の礎は、間違いなく『700選』。代ゼミの南平寮で夜な夜な、700の例文を諳んじていたのを昨日のことのように思い出します。

長野県出身でもある伊藤和夫先生のご冥福を改めてお祈りします。合掌。

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律し、強くなる

2024年01月20日 | ランニング・筋トレ

趣味のランニング。たかが趣味でも好きが高じると、上のレベルを目指したくなる。

別にクラブやチームに入っているわけでもないから、日々の練習はいつも独り。指導者がいないと、楽な方に行ってしまうきらいがあるのは人の常。

自分に甘えが出て後で後悔や苦労するのは、結局は自分。

「気楽に生きよう」という人もいるが、やはり、何かで結果を求めるなら、時に自分に厳しくすることが必要。自分に厳しくできる人間と甘い人間。気づいた時には、両者の実力は大きく乖離している。だから、できるだけ自分を律し、厳しくする。

昨日は休足日にするつもりでしたが、12km余りを走りました。やはり、走って距離を踏まないと強くなれない。

京都マラソンまで30日を切りました。サブ3.25(3時間15分未満)を目指すと決意したから、自分を律します。

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英語を読む際の脳内プロセス

2024年01月19日 | 指導現場にて

先日行われた大学入学共通テストの平均点中間集計が発表されましたが、英語(リーディング)は前年比-0.53点の53.28点となっています。

各予備校や「昨年より難化」と一様に言い、生徒たちに聞いても「難しかった」と異口同音の感想でした。確かに昨年より語数は増えたものの、私は、内容が難しくなったようには思わず、例年通りだと感じていたので、平均点もおよそそんな点数で落ちつきそうですね(^^)

共通テストの英語の出題形式については私を含めて反対意見が多いですが、それでも、英語の基本は「読む力」だと感じさせられます。返り読みせず、左から右へと英語の語順通りに正確な直読直解できる力が求められています。

安定した「読む力」を中心にした英語力は身につけるために、英単語をどれだけ覚えたって、問題集をどんなに解いたって、英語は出来るようにはなりません。要は、英文に触れた時、どのように思考を働かすか。英文と対峙しながら予測と修正を繰り返し、正しく英文が読めるようになる思考回路の構築こそが目指すべきゴールです。

楽に英語ができるようになる術なんてありませんが、確実に英語力を高める勉強法はあるわけです。高1・2生は早くそのことに気づき、来るべき大学受験に備えて、意識改革をしていきましょう。

 

その難解さで有名だった伊藤和夫著『英文解釈教室』。私は受験生時代に何度手にしても、挫折を繰り返しました。でも今では、『英文解釈教室』に書かれているすべてのプロセスが、英語を触れる際に自分の脳内で行われていることが分かります。

『英文解釈教室』を読み物として楽しむ

 

そんな風に英語が読める感覚とそこに至るためのプロセスを、授業を通して一人でも多くの英語学習者に伝えていくのが私の使命です。

 

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厳しくできない現実

2024年01月18日 | 指導現場にて

ある高2生との授業で、知覚動詞が出てきたので基礎知識を確認しました。

I saw him talk with a girl.

I saw him talking with a girl.

この2文の意味・ニュアンスの違いを説明できるか。そして、それぞれ受動態に書き換えできるか。

実はその生徒には既に2回説明している。私は生徒との授業内容は毎回すべて紙に記録していて残しているので間違いないし、私の記憶にも残っている。

なのに、今回も出来ない。これまで「授業で習ったことを自分で説明できるレベルまで、必ず復習して暗記しなさい」と繰り返し言ってきたのに・・・。

 

思わず大声で叱責しそうになったが、グッとこらえた。一昔前の自分だったら、怒鳴っていただろうけど・・・。

なぜか?人生の師と仰ぐイチローの言葉を思い出したからです。

 

「指導者、監督、コーチ。どこ行ってもそうなんだけど、今は厳しくできないんですよ。時代がそうなっちゃっているから。導いてくれる人がいないと、楽な方に行くでしょ。自分に甘えが出て、結局、苦労するのは自分。厳しくできる人間と、自分に甘い人間、どんどん差が出てくるよ。だからできるだけ自分を律して、厳しくする」

詳しくはこの動画の3分13秒から見て下さい(^^)/

 

第一志望の大学に合格するために、やると決めたことを毎日やる。それがたとえ単調でつまらないことの連続でも、やり続ける。今は周囲の大人が厳しく指導できず、見て見ぬ振りをするぐらいまでになっている時代。少しでも厳しく接すると、二言目には「パワハラだ」と毒づかれる。だから、自分に厳しくしていかないと、楽な方へ進んで、「この程度でいいか」が当たり前になる。

厳しい言葉を使わずにそれに気づかせるのが指導者の技量、と言われればそれまでだけど・・・。なかなかね。甘い環境に慣れてしまっている生徒たちに落ちついた口調で説諭しても、響かない場合がほとんど。難しい時代になったもんです。

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11年間、ブログ毎日更新を達成!

2024年01月17日 | 閑話

独立開業に向けてTOEIC990点満点を目指していた2013年1月、継続力を培うため「TOEICで満点を取るまでブログを毎日更新する」と決意し、同月17日から毎日更新を始めました。2014年4月にTOEIC990点満点取得独立開業を果たしても一度始めたら止められない性格が奏功し、「続けられるだけ続けてみよう」とコツコツと積み重ねること4,017日。気づけば、昨日の投稿で、毎日更新が11年間を達成していました(^_^;)

そして、「トラスト英語学院」を開業して10年目となった昨年は、塾舎を新築し移転。今年4月には開業10周年を迎えます。

振り返ってみると(in retrospect ← 今年の共通テストでは retrospective が出ましたよ(^^♪)、私の人生は、常に英語とブログが中心に存在し、それらを起点として回っているように感じます。

私がブログ「英語道」を始めたのは2005年5月です。以来、これまでの人生の4割近くにあたる約19年間をブログに記してきたことになります。これからも自分の人生を歩んでいる証として毎日更新を続け、自分の生き様を綴ってまいります。


信濃毎日新聞2005年9月6日朝刊より

この写真は2005年に信毎ホームページ大賞ブログ部門にノミネートされた際の新聞記事です。当時はAOLダイアリーでブログを書いていました。このテンプレートが私のブロガーとしての起点です。

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卒塾生から届いたグリーティングカード

2024年01月16日 | 指導現場にて

オレゴン大学に留学している卒塾生から、グリーティングカードが届きました。

SNSの時代だからこそ、こういうアナログ的なものがとても嬉しいですね(*^^*)

 

ほとんどの日本人が、高校卒業時、もしくは大学合格時がそれまでの人生で英語力のピークとなります。しかし、それ以降、英語の勉強を続ける人は少なくなっていきます。

大学受験で英語の勉強を終わらせず、それまで培った英語力をどう生かしていくか。彼女がその具体的なプロセスを見せてくれているように思います。

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共テが終わり、国公立二次・私大入試へ!

2024年01月15日 | 指導現場にて

大学入学共通テストが終わりました。二日間の長丁場を載り切った受験生諸君、お疲れ様でした。そして、震災の被害に遭いつつも共テという難局を乗り切った石川県の受験生諸君には素晴らしい姿を見せてもらいました。しっかりと休んで体調を整えつつ、国公立二次試験や私立一般入試に向けてまた気持ちを引き締めていきましょう!

さて、多くの受験生が自分の目標に向かって真摯に問題と対峙した一方、今年もカンニングなどの不正行為で、全国で4人が失格になったそうです。

よく知られていることですが、「カンニング」は和製英語で、英語では cheating です。英語の cunning は「ずるい、悪賢い」という意味で、発音も「ニング 」で、「カンニング」ではありませんので、要注意です。

cheat on ~「~でカンニングをする;浮気をする」

カンニングしているなんて、ちーとも気づかなかった」と語呂で覚えれば忘れませんね(-_-;)

自動詞で使う場合がほとんどですので、前置詞 on と一緒に覚えておきましょう。

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令和6年度大学入学共通テスト 英語

2024年01月14日 | 指導現場にて

昨日は朝から曇りでしたが、夕方から猛吹雪となり、うっすらと雪が積もった信州伊那谷。でも、大学入学共通テストはつつがなく実施されたようで、ホッとしております。

英語のリスニングが終わるのが午後6時10分。受験された方、長丁場をお疲れ様でした。

英語は昨年より総語数が増えた分、若干の難化と言えるでしょうが、これまでの傾向を踏襲しています。イベントについてのチラシやツアーの案内文など TOEIC Part7 的な出題が多く、後半は時間の近くやトウガラシに関する論説文で、内容的に興味深いものが多かったですね。

気になった語彙としては retrospective と linger でしょうか。いずれも、一昔前のセンター試験では出題されないような英単語ですね。今回の共テでは前後の文脈から意味は分かるので、大勢に影響はないですが、知っていれば読んでいる時のストレスがないので、読解の速度と正確性が上がります。

前者は名詞 retrospect を使ったイディオム in retrospect「振り返ってみて」で覚えておくと、使い勝手がいいです。後者 linger は、当ブログでも3年ほど前の記事「まったりな英単語」で紹介していますので、参考にしてみて下さい。

今日は理系科目ですね。国公立大学理系志願者は二日間の長丁場の戦いになります。健闘を祈ります。

 

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いざ大学入試戦線へ!

2024年01月13日 | 指導現場にて

今日と明日、大学入学共通テストが行われます。受験生たちは2月の私立大入試戦線と2月25日の国公立前期に向けた勝負の一ヶ月半に、いよいよ足を踏み入れたことになります。

受験会場の一つである信州大学農学部のユリノキ並木

私が高校3年生の時、共通一次試験から名前を変えた大学入学共通テストの前身である第1回目の大学入試センター試験が行われました。当時はまだ利用する私立大学がほとんどなかったため、早稲田が第一志望だった私は受けませんでしたが、浪人した時は東大の後期出願を考えていたので受けました。当時と違って現在の共通テストはほとんどの私立大学が利用するので、全受験生にとって最初の試練と言う感じがしますね。

大学入学共通テストは始まりに過ぎません。国立大学の後期試験まで含めれば、まだ2ヶ月も大学受験は続きます。この2日間で感じたことを、これからの受験勉強に生かすことも大切です。

共通テスト後、何を意識して勉強していくか?

「受験会場で隣に座って欲しくないヤツを想像せよ」が私からのアドバイス。

 

手垢まみれで倍にも膨れ上がった英単語集。

これでもかと書き込まれ赤ペンが引かれた『Next Stage』。

音読の回数を示す正の字がズラッと並ぶ長文。

「コイツ、絶対に受かるな」と思う。

 

合格の秘訣は極めて簡単なこと。そんなヤツに自分がなればいいだけのことです。

さあ、自分を信じられるまで小さな努力を積み上げ、合格を手繰り寄せよう!

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鈍色の陽の光の中で

2024年01月12日 | ランニング・筋トレ

昨年11月下旬から、週1回はインターバル走などのスピード練習を行うようにしています。スピード練習をしないと、これ以上の成長はないと思ったからです。

特に心肺に負担がかかりきついので、ランナーの多くがそうであるように、練習前からその日は気が重くなります。

 

今週も昨日、スピード練習をしました。メニューは、ウォームアップで5kmを4分45秒/km位で走ったあと、500mダッシュ(3分50秒/km前後)+500mレスト(4分30秒/km前後)を5本で5kmのインターバル走。合計で10kmを走ります。

まだ初めて1ヶ月余りなので際立った成果は感じていませんが、それでも、毎日の10km走を45分以内で走るのがだいぶ楽になり、むしろ、当たり前に感じられるようになっています。今年はこの週1スピ練を継続して、どこまでPBが伸びるか試してみたいと思います。

 

昨日も一昨日も曇り空で、灰色に見える太陽の下を走りました。

浪人時代、硬派な受験生から絶大な人気があった代ゼミの潮田五郎先生が gray sun を「灰色の太陽」ではなく「鈍色(にびいろ)の陽の光」と訳したのを聞いて、自分の日本語力の無さに気付かされたのを覚い出しました。まさに昨日はその鈍色の陽の光の中でのスピード練習でした。

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