帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

猿でも出来る(サビが無ければ) ダッジラム バン フロントショックアブソーバー交換 2/2

2013年05月25日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

あ~あ、折れちゃった! ぎゃはははは!

で終わった、フロントショックアブソーバーの交換前半戦。

で、その続きを書きます。

折れてしまった物はどうするか? ですが、 これは極普通の作業で処理します。

「どうするか?」というなら、折れたボルトの上に穴を開け新たにタップでねじ穴を造り、新品の

ボルトをねじ込むという、たったそれだけの事。

 

で、使うのはドリルですが、 まず折れたボルトの真ん中にセンターポンチでマークし、

小さ目のドリルで少し穴を掘ります。

 

そして折れたボルトの内径より少し小さめのドリルで本穴を開けます。

穴開け自体は簡単なのですが、下から上への作業なので、非常に腕がかったるい。

力要るのに力はいらない体制でもがくことしばし

仕方なしに? 角材を腕の下に置いて高さ調整することで、楽に?終わらせました。

 

ほぼまっすぐ穴を開けねばならないのが少し面倒ですが。

上の写真で、わずかに残った折れボルト(黄色)が赤矢印の穴から出てきたドリルに押されて

曲がっています。

これをラジオペンチ等で、取り去りますが、小憎らしい折れボルトがこれ。

 

次にタップを立てますが、なぜかタップ回しが無く(紛失?)、仕方なしにバイスグリップで作業。  キコキコキコ

新しいねじ山が出来れば後は普通にアブソーバーを取り付けるだけになります。

 

新しいブッシュのと古いアブソーバーの比較

 

新品の取り付けは、ロアアーム下の穴からアブソーバを差し込み、上のブッシュとリテーナーを入れてナットを締めれば終わり。    

バッカみたいに簡単。

KYBの場合は、 ダブルナットで一応?安全性を計っているようです。

 

 

僕の癖?でサビ防止にグリス塗って締めますが、今回更に同じねじ山のナット(黄色矢印)をもう一つ加えることでステムネジ部(赤矢印の範囲)が腐食しない様にします。

サビやすい部分をカバーしてしまえ!という単純発想ですが、 グリス塗っての締め込みなのでまずサビない。

 

なんでこうするか?というと、数年後に上と下のコントロールアームをアッセンブリで交換する予定が有るんです。

アメ車の場合、コントロールアームのブッシュが駄目になりやすく、更にボールジョイントも同じで、

この辺は定期交換部品と考えても良いのですね。

 

両方ともそれぞれの部品を単品交換する方法も有るのですが、 プレスが必要だったり、微妙にボールジョイントがしっくり来ない等の問題が起きやすく、 

作業の面倒さと、時間、無駄な出費、その他諸々考えると、社外品の同等性能品へのアッセンブリー交換が圧倒的に安く済む。

ただし、重さと大きさの関係で、アメリカからの送料が高いのが玉に瑕。

船便なら送料は1/3ですね、多分。

 

ボールジョイントは日本では一つ6000円くらいで上下で12000円。

ブッシュは アッパー と ロワー それぞれ4000円くらいなので 計8000円。

左右やるとその倍で4万

更に、嫌な顔をされながら車屋に頼んで、プレス作業で抜き差ししてもらうと工賃2万くらい。

総合計6万となります。

 

それでは?と アメリカでのアッパーアーム(当然ブッシュとボールジョイント付)の価格ですが40ドルから60ドル、4000~6000円。

ロアアームが 80ドルから120ドル、8000円から12000円。

社外の特に問題ないアウトレット品で合計12000円となり、左右だと24000円。

送料が15000円だとして 4万円  船便なら5000円として 約3万で済みます。

 

全~然安い!!

しかも全部新品なうえに、性能も純正とまったく換わりませんし、ポン付け出来るので簡単この上ない。

純正の25万近い純正のアームを騙されて?(個人の自由ですのであしからず)買わされる人もいますが、僕は絶対にいう事を聞かない。

この辺は今も昔も全く変わりなくて、だって、訴訟大国アメリカで社外品が普通に格安で売られて問題ないのですから、 それを同じ自分の

車に使って問題など起きるはずなど無いんです。

一秒一分、常に頭を使って無駄をなくし、それにより得をする。   そのポリシーも昔と変わらず。

若かりし頃に全て慣例で動かされて搾取されている上司に反発し、徹底して嫌われていた理由をこうしたところに再認識してしまうわけですが。

企業は相互のもたれあい、個人は徹底したシェイプですから、関係ないんですよ僕は。

 

 

話し戻して、そんなわけで、まさに猿でも出来る作業なのですね。

アライメントが車種によっては有るので、出来れば車検工場で診てもらう必要も有るので注意

この年式のダッジはそこまで要りませんが・・・・

 

アーム交換時期の目安ですが。

ブッシュそれその物が溶けていたり、はみ出していないこと、更にタイヤを見て偏摩耗したり、走行時に異音やステアリングがあれれ?というのが無ければ大丈夫。

 

ボールジョイントはとにかくまめにグリスアップを施(特に、雨天走行などした後)すことが肝心で、

それやっていれば、さほど酷くはなりません。 

タイヤ外してブレーキディスク手でもって前後左右に動かしたりして調べますが、ガタ無ければ大体大丈夫と判断してよく、逆にガタが少しでもあったら即交換が必要かな。

 

グリスアップその物はとても簡単な作業なので、 余計なメンテナンスの為にお金を取られる位なら普段からまめにやることをお勧めしますね僕は。

 

話を戻します。

ステムのナットを締めたら、下を固定します。

今回サビで懲りた僕はボルトをステンレス製に変更しましたが、これは同質金属同士はサビた際に融和しやすく、

他にも締め付け時の熱で固着したりと色々あるので、鉄と相性が良くてフェルミ順位(静態における電子エネルギーレベル)の差が小さいことがあります。

参考までに鉄と銅は この順位差が大きいので、基本的に組み合わせる事はペケ(笑)

 

写真見て あれ?と思われるかたも居られるかと思いますが、経験的に大きめのステンレスナットをワッシャ代わりにしています。

理由はこれまた簡単でして、 万が一今回みたいにボルトが固着して折れた場合、ステンに穴をうがつのは非常に難しいんです。

その場合に、このナットの頭をディスクグラインダーなどで切り飛ばすことでスタッドボルトとして使う。

すなわち?アブソーバーをボルトではなく、ナットで締め付けられるようにもするためです。 

 

締め付けの作業ですが、伸びきっているアブソーバーのボトム部を手で上へ押し上げればジワ~と縮むので、片手で抑え、その間にもう片方の手でボルトねじ込めばOK。

で、完了~! 

 

ショックアブソーバーの交換作業自体は猿でも出来るもの、ただし、今回はサビの為に少し、面倒でした。

他の作業もやろうかと思ったのですが、 穴明けとタップ作業で腕かったるすぎてやる気が失せたので、今日はこれで終了。

最後に取り外した アブソーバをガシガシやってみましたが、特に抜けているという事もなく。

まだ交換しなくて良かったかな~?と・・・・ 

まあ、13万キロですから(爆笑)

 

 

次回は、猿でもできる、アンティスェイバー(スタビライザーバー)のブッシュ交換の予定予定です。

 

 

 

有限会社マーズ

 

 

 

 

 

 


猿でも出来る(サビが無ければ) ダッジラム バン フロントショックアブソーバー交換 1/2

2013年05月22日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

さて、猿でも出来るシリーズ、今回はフロントのショックアブソーバーの交換。

赤い矢印のやつがアブソーバーです。

走行距離13万キロともなれば ショックアブソーバーが抜けている可能性が大きく、見ての通りにブッシュがボロボロ

そこで今回の交換になるわけですが、アメ車整備泣かせで有名な問題が一つあります・・・・・

本来は猿でも出来るくらいに、簡単な作業なのですが、サビが出ているだけで話が違って難しくなる。(爆笑)

どう難しいか?というと、 アメ車は基本的にトップナットを緩めて(上の図の水色矢印)アブソーバーを取り外すことになっているのですが、

ステムトップ(上の図の黄色矢印)をその際に小さなレンチで固定します。

 

しかし・・・・

当たり前の事ですが、サビが有るとそう簡単にはいかず、保持しきれずにステムトップを舐めたりしてしまう。

「CRC5-56とかをぶっかけて作業すると簡単だ!」とか言っている人もいますが、そもそもがサビ相手に小さなスパナで

戦えるはずが無いんですよ・・・・  

 

実は、アメ車のショックアブソーバーは特殊工具を使って作業する様になっており、サビていてもそれを使いさえすれば簡単に弛みます。

この場合 猿でもできる作業なのです。

 

ところが~   

部品は大量に売っているこの国で、それ専用の工具を売っているところが無いことからアメリカ本土から取り寄せることになるんです。

非常に都合悪い。

そこで、その代用? というかこれで十分過ぎるくらいなのですが、多分ここだけだと思うけど、日本で輸入して売ってくれているところがあります。

スナップオンの工具で、問題の回ってしまうステムトップをソケット感覚保持するツール。

特殊工具と性能が同じで、殆どのアメ車に使えます。  ただし2000円前後する。

今回は へそ曲がりな僕の性格故 ”これつかわないでやるとどうなるか?” というのをやってみたいと思います。

例のごとく 「人柱実験~!?」 というやつですね だははははは!

 

 

 

2013年7月24日現在、他にもショックアブソーバーツールを売っているところがありました。 輸入せずとも手に入ります。

価格もさほど高くありません。 

使い方 参考 

 

 

珍しくリフトしての作業となりますが、専用リフト機使わない場合は真下に体や頭を潜らせないで行うのは僕の?常識(なので今回やるのですが)、

腕飛んでも命は残りますが、頭つぶされたらバカみたいですから。

 

指定の場所にジャッキをかけて車体を持ち上げると、フロントメンバの下にコンクリートもしくは

丈夫な重量ブロックを置き、その上に角材を置いて馬代わりにし、ジャッキを弛めてその上にメンバを落とします。

当たり前ですが、ジャッキは完全に外さず、馬と適当に重量を分散する感覚のままにしておくという感じですね。

感覚的には 二つで重量を分散するという感じです。

当然にサイドブレーキはフルに引いて車体を固定し、出来ればタイヤ留め施すのがベスト。

ホイルあげた状態で、車体を前後左右に力入れて押しまくってみて、十分に?安全なのを確認したらタイヤを取り外します。

先にナットをある程度弛めておくと楽ですね。

 

今回交換するのがこのアブソーバー。   KYBの GR-2?  何でもいいや、新品なら

例のステムですが、こんな感じでして。 こんな小さな先っぽをオープンレンチで支えられるはずがない。 だはははは!

新品を取り付けるときはそれでOKですが、 交換時に保持できる訳もないのは素人でも分かりますよね。

 

ショックアブソーバーは3点留めで固定されており、上のナット、下部のボルト2本の計3カ所で留まっています。

交換そのものは猿でも出来る超簡単作業。

 

1995年までのダッジラムバンは車体を持ち上げて、この3つを弛めればアブソーバーがコイル下の穴からポロリと抜けでてくる。

1996年式から先はたしかスプリングコンプレッサーが必要だったと思います。

家の車は1994年なので、そうした特殊工具は不用ですね。 

 

作業開始

 

普通にスパナをかけ、ステムのトップに小さなレンチを咬ませてそりゃ!と回してみたら、

ズリ!

あはは・・・・・  当然の結果。

そこで、今度はバイスグリップでステムトップを掴んでやってみますが、少し弛んだところで、

やはりズリ!    お主できる!(笑)

後はどんなにバイスグリップを強く咬ませてもひたすらステムが回り、絶対に弛むことはありません。

あ~らら!

こうなってしまったら、特集工具も使えず、初めからきちんと買ってやれば良かった・・・と今更ながら思うんですが、後の祭り。 

 

そこで、登場するのがナットブレーカー。 1000円くらいで売っているやつで十分。

回らないナットなら、破壊してしまえばいいじゃないの!という至極単純な発想でして、

滅多に使わない工具ですが、こうした時に便利な工具です。

 

ソケットレンチで回しつつ割作業を開始しますが、あっさりとナットが割られていきます。

注意:ステムの材質は非常に硬い焼入鋼になっているので、ナットブレーカーの歯を当てない事。 あたるまでやると必ず歯が割れます。

 

しかし・・・・・困ったことが起きた。

実はナット下のブッシュリテーナー (ワッシャー)が中央へ凹む形状をしていたんです。

「メーカーは余計なことして~ 涙」 と思うんですが、 KYBの新品のリテーナーにはこのへこみがありません、「ほ~ら見ろ!」と思う僕。

へこみ有るとナットが完全に割りきれず、下の部分だけが割れないでつながっている状態となるんで、厄介ですね~ 本当に 

そこで、本来なら真反対から割り込み入れば二つに割れるのですが、今回は横にも割込み入れ、タガネ(もしくは丈夫なドライバー)でナットがわずかに開くよう叩き広げます。

当然ナットサイズは広がった分だけ大きくなるので、本来の9/16(約14mm)ではなく、16mmのソケットを差し込み(黄色矢印)回します。

ステムトップはもう駄目なので、 アブソーバの太いステムその物をバイスグリップ(赤矢印)で掴んで固定。

そして「そりゃ!」と回すと 殆ど力もいらずにあっさり弛みました。 

ちなみに、サビの程度が大したことが無い場合、この方法で回ります。

 

参考までに割って開かれたナットを見てみます。 ステムトップはボロボロですね。

矢印部分がタガネで広げた部分です。

何度も書きますが、初めからきちんと特殊工具を使えば、猿でもできる作業だったんですがね 

 

万が一それつかっても? 舐めたり折れたりした場合には こうした方法で取る事が出来るという事で。

もしそれでも駄目な場合はサスペンションのアッパーアム等を全部外し、ディスクグラインダーで切り飛ばすしかないですね、多分。 

 

さて、トップが弛めば、後はボロボロブッシュ付いているボトム部の固定ナットを外します。

まずCRCをたっぷりとかけて暫くの時間放置しますが、サビがすさまじく、これ絶対に・・・・    と嫌な予感。     

ガスバーナー使って弛ませる方法もあるんですが、ゴム燃えるしバーナーが手持ちで無い。

そしてスパナかけてそりゃ~!と弛ませていきます。

で、折れた…   「だ~っはっはっは!と大爆笑!!」   左右の4本のうち3本は無事に抜けましたが一本だけこの状態。

あ~あ!  い~けなぃんだ いけなぃんだ! と 頭の中でフレーズが流れる(笑)

 

その2へ続きます。

以上、平日の夕方に分散して少しずつ行っている作業のまとめです、続きは週末の土曜日に行うのでアップは来週。  よろしくね。 

 

 

部品情報

僕は部品をアメリカから輸入していますが、それが面倒という人は国内でてにいれますが、ここが安いです。

有限会社マーズ

 


サルでも出来る プラグコード&センサー交換 ダッジラムバン

2013年05月14日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

さて恒例のサルでも出来るシリーズです。

糞暑いけど、空気が乾燥していて気持ちよい5月の夕方に作業をしました。

今回は クランク角センサー、 ディスビーの中にあるカムシャフトセンサーの二つと プラグコード交換の3つです。

どれも簡単。

 

まず室内側から例のでかいエンジンフードを取り外します。

エアクリーナーが邪魔なので、上の超ネジを弛めてアッセンブリーで取り除きます。

交換するのはエンジンを縛るようにぐるぐる取り巻いている電線=ハイテンションコード。

プラグ8本とイグニッションコイルからディスビーまで来ているコードの計9本。

まずはテスターにて抵抗測定。 これ肝心です。 アメリカの製品は常に用心しておかないと

あとで痛い目に遭います。

無限大でなければ大体5~9kオームくらいあって、コードの長さで抵抗地が違ってきます、長い方が高抵抗。

交換は一本づつ行いますが、これには理由があって、コードの取り回しの問題が有るからです。

丁寧にやる方が結果として早く終わります。

あともう一つ、全部一変にコードを取り外したりすると、点火タイミングの関係でミスしやすくなるからですね。

 

交換ですが、ディスビー側はコードキャップが簡単に抜けてくれるも、プラグ側が固くてなかなか抜けない。

僕の場合プライヤーをつかって半分力任せに抜きました。

 

とりはずしたコードは 、一本づつ新品のコードと長さを合わせながら、これはコードの長さがそれぞれ異なるからですね。

で、無事終了

 

古いコードはこれ 

 

次がディストリビュータの中のカムシャフトセンサー交換。

この灰色のキャップの中に有ります。 

後で配線を戻すときに楽なように、コードキャップの上に番号をふります。

そしてドライバーで黄色輪のネジを外します。

赤いのはローターですね、その下の蓋みたいなのがセンサーで配線が出ています。

ローターは上に引き抜くと簡単に外れますので、後はセンサーをとりはずして交換。

ただ載せてあるだけの簡単な構造ですので指でつまんで持ち上げるだけ。

センサー取り外した状態はこんなふうになっています。

後は新品に交換、してコネクタを新しい方へ接続。 それだけです。

ローターをとりつけ、ディスビーキャップ被してネジ止めし、最後に番号通りにコードキャップを取り付ければ完了です。

 

さて、一番最後はクランク角センサー。

ゲッ! きったね~!   多分ディスビー取り付け部からのオイル滲みですね。

黄色線で囲まれたのがセンサー。

六角レンチのロングで取り付けナットを弛ませます。

ナット抜けたら手で引き抜けば簡単に取り外せます。

新品と比較

このセンサーとディスビーセンサーですが、万が一の時の予備として捨てずに保管しておきます。

故障しての交換ではないので、いざという時用に車の中に置いておき、慌てず修理出来る様にするためですね。

 

取り付けられている部分の穴を見たりしてますが(笑) この部分が回転して、キリカキ部分に来るとセンサーがそれを感知することでエンジンが回転している事を制御コンピュータが知るのです。

なので、このセンサー壊れるとエンジンが架かりません。

カムシャフトセンサーも同じような物です。

で、新しいセンサーを取り付け、コネクタを新しい方に接続して、六角ナットを締めれば終わり。

ちなみにロックワッシャ一を一つ無くして 違うのを入れていますが、問題有りません。

 

以上で終わりです。

ドライバーと 六角レンチ、 マジック とプライヤーだけで出来る超簡単、サルでもできるダッジラムバン メンテナンスシリーズでした。 (爆笑)

 

 


ダッジラム バン 1DIN キット

2013年04月23日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

何気なくヤフオクを見ていたら、ダッジラム VANの1DINキットが売られていた。

価格は2500円と安い!  () 「おお~!」

実は以前、純正の1.5DINのインフィニティ純正オーディオシステムを取り外してパイオニアの1DINデッキへと換えたのですが、 アメリカの規格から日本規格へとコンバートするこの取り付けキットが数年前で1万円近くもしたんです。 高すぎだろこれ?

当然そんな高価な物など買えるはずもありませんから、デッキはポッカリと空いた穴の中に放り込んだ状態のまま使っていたわけです。  ダッセ~

で、「ここまで値が下がればいいんでね~の!?」と、やっとこさ取り付ける気になったという次第です。

届いた商品の袋をあけてみると、中にはプラスチック製の部品がいくつかと 説明書だけペラリ(笑)

 

「なんじゃこりゃ? 大丈夫かいな?」  と思いつつ、適合しているかを再チエック。 

このキットはほとんどのアメ車に対応しており、 配線コネクタが自分で何とか出来る人間には これ一つで十分なんです。

ちなみに配線コネクタまで含めたキットは5000円くらいしますね。

で、取り付けとなるわけですが、まずは組み立てなければなりません。

パチン パチンと両サイドのフレームをはめ込むと、あっさり完成。 

いよいよ取り付けますが、その前にデッキが付いたままだと邪魔なので一度外します。

あれ?と思われる方もいるかと思いますが、実はこのデッキ 純正の背面コネクタが材質不良で

すぐに接触不良となったことから、自分で改造して配線を直付けしたんです。

一応はずしたデッキを1DINキットに入れてみますね。

ピッタリです 一応両サイドのネジを締めてみましたが、部品として入っていた4本のネジの内の2本だけがデッキ取り付けで、 もう二つは 1DINキットを 車に取り付けるさいに使う見たいです。

 

大丈夫なことを確かめれば、いよいよキットを車に取り付け。

インパネのカバーを剥ぐるとこんな感じですが、 アメ車は簡単なので僕は大好きです。

あれれ・・・・・どうなってんだこりゃ????

どう取り付けたらよいのか解らない・・・・・

実は単なる上下逆さまだったということで、  一回転させると、キットの下に出ているプラスチックのベロ部分がフレームに挟まるようにして、後は黄色丸印の処をネジ留めすれば終わりです。

 

 

本取り付けに移行。

まずキットにデッキをいれて両サイドのネジを締めます。    コネクタを接続して

そしてそのまま取り付けてネジ留めですが、作業的にはたったこれだけで、 超簡単!

 

最後にインパネのカバーを取り付ければ 全て完了です。

 

ゴソゴソと昼休み時間の作業ですが、たった20分で終わり、これであの便利な?(笑) 隙間が綺麗に隠されてクールに見えます。 

この車を中古で買って 5年目、やっと穴がふさがったというか・・・・・ 

 

もう少し早くやればよかったかな  だはは 

 

 

 

 

 


ミクニの FF ヒーター  MY16 考察 その1/2 最終編 

2013年04月01日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

ハイエースのキャンピングカーに車載されていた Mikuni 製 FFヒーター MY16

暫く放って置いたのですが、そろそろ捨てるか 5万かけて修理を試みるか?の判断をしないといけない。

本当に コントローラーの故障だろうか?

 

どうしてもそれを切り分けない事には、 ヒーター本体の別の原因だったりした場合、 5万でフレームセンサーを換えてもプラス余計な修理代金がかかりますから。

 

今回は 本体を調べられる程度まで分解します。

灰色のベースから 本体を取り外し、 

コントロール配線カバーを外し、その中の配線もはずします。

 

サイドカバーと モータカバーも外します。

グローのカバーを付けたまま 抵抗をチェック 約0.6~1オーム程度あります。

 

モーターの抵抗測定から入りますが、 構造的に ファン回すと抵抗地が変わりますのでこんなもの、モーターその物は正常に動いているのを確認しています。

ぐりぐり回して

測定すると、 特に問題なし、 ベアリングも問題らしき音も 引っかかりも無しでスムーズ。

  

 

ちなみに モータ起動時に過電流が流れたりするとコントロールボックスはアラームを出します。

ベアリングが駄目だったり、 ファンに何か詰まったり、 した場合ですね。 

 

次に オーバーヒートを検出するセンサーを調べます、型番が書いてあり、データシートが

出てくるか?と番号入れて検索してみましたが出てきませんでした。 残念 

 

これの通常抵抗地は極めて低く、普通は導通状態で、 これで正常なんです。

異常があると 抵抗が瞬間的に無限大となり コントロールボックスにオーバーヒートの異常を知らせます。

一応テストしてみることにしました。 ヒータの異常加熱検出なので 大胆。

テスト方法は極めて簡単に ガスライターの火で、センサー部分をあぶると温度が上がります。

ある程度温度上がると 抵抗地がポンと無限大になります。 簡易テストですが 機能的にオンかオフしかないので、 これでも十分テストできるのですね。

異常加熱のアラーム出したりした場合は 、このセンサーの精密テストが必要になります。

ほら抵抗地が 無限大になりました。   冷えると又導通します。

 

で、センサーの裏はすすで黒になってしまった(笑)  拭けば取れるので気にしません。

異常加熱を知らせるセンサーには、異常がありませんでしたということで、

 

次はグローそのもの。

グローカバーを取り外して、もう一度抵抗地を測ります。 0.5オームとほぼ正常です。

このグロープラグの処には 燃料の配管が来ています。 指で指している配管がそうで、グローが赤熱して そこに燃料を噴射して 着火、運転中は燃料がここで燃えているので 一度つくと その熱で赤い状態を維持するのです。  なので再着火までの間、コントローラーは電気を遮断します。

配線ターミナルを外して グローを取り出します。

こんな形しています。  セラミックの処に巻かれているのがヒーター線。

瞬間的に 加熱させるために 抵抗地が極めて小さいのが特徴。

実際に、これが切れているかどうか、赤熱する様子を見てみましょう。

まずは 33Aの 12V電源。

 

この配線をグローのカプラに繋げると

ほら 真っ赤(笑)

グローも異常有りませんね。 

ちなみに このグローが取り付けられている穴から中を覗いたりして。

異常で オーバーヒート(異常加熱)センサーと グロー、 ファンの三つが問題ないことが解りました。

いよいよ最後は  例の 2フラッシュして故障表示する フレームセンサー。

グローの隣で、燃焼温度を監視するものですね。

見ての通り綺麗ですが、 ミクニに問い合わせたとおり、二〇度で3オームくらいの抵抗地があります。

 

これは温度が上がると 抵抗地が増えますから、 本当ならこのセンサーだけを取り外して

テストしたいのですが、見ての通り配線が出ているために 普通のソケットレンチは使えず、

特殊工具が必要となりますが、 これが高い。

 

で、センサーがきちんと温度変化するかどうか解ればよいだけですから、 本体ごとオーブンにぶち込みます。

乾燥用なので、 内部温度は六〇度くらいまで上がりますので、その温度で約10分程度 本体まるごと加熱。

で、抵抗地を測ってみると 4.2オーム その前は4.7有りましたが、 蓋開けてオーブン止めると

急に冷えてくるので抵抗地が下がる。

センサーも問題は有りません。

 

というわけで、 これでヒーター本体の全て、特に電気的に制御されている部分全部のテストは

完了。

 

2フラッシュの フレームセンサー異常は、 この最後のテストで解るように、きちんと抵抗値が変化しています。

起きているトラブルは 運転スイッチ入れて まだ点火もしていないのに アラーム出して停止しててしまう症状のために 普通ならこの抵抗地が 無限大だったり 導通になったりと、点火前のダイアクノースティック(自己診断)で電気的問題が明らかな場合に出すので。

センサーが正常な場合、 コントローラーに問題が有ると考えるのが理論です。

今回本体の各部をテストしたのは、それら他の電気的部分に異常があり、 それと相互作用して

アラームを出している恐れがあったからですが、一般的な常識から考えても異常なく、 僕の経験からも、何ら問題有るとは思えない。

 

これが点火して運転開始後に アラームを出したとするなら 本体に異常があるとか認められるわけですが、そういった事例とは違うわけです。

参考までに Webast等の FFヒーターも基本的にはこのミクニと基本構造は全く同じです。

もっともミクニはFFヒーターの販売辞めて久しく、 Wabestoは ずっと進化しているために

制御がもう少し先進的と言えるかと思いますが。

さて、次は 最終回、 これまでを総合し、 結論を出してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


人助け かな? (^^)えへへ

2013年03月22日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

コメント欄から ダッジのPCM(エンジン制御コンピューター)の事を聞いてこられた方がいまして、

まあ、僕がスペアとして持っているのはROM型番は違うわけですが、幸運?なことに車屋さんの方で、しかも近くにあるお店。

 

なんでも、納車予定の車で相当困っているらしくて、人のいい?僕はPCM片手に テストをかねて試してみたらどうか?と訪ねることにしました。

 

車屋さんから出てきたその方、 何とも人のいい気の優しいおじさんで、 話を聞くと 納車予定の車のエンジンがかからないとのこと。

PCMを手渡すと おじさん早速 交換し、 IGNキーを回したのですが 肝心の CHECK ENGINEの スタンバイランプが点灯しない。

 

やっぱり型番違いは駄目か~?と思ったのですが、 年式は1992で家の車と基本的に同系のPCM制御システム使っていて、

排気量も同じ5200CCなので、CHECK ENGINEのランプくらいは点いてもおかしくはないのだが・・・・

と、しばらく様子を見ていたのですが、あれ?と気付いた事が有った。

 

古いPCMだと 燃料ポンプリレーとシャットダウンリレーの動作音がしない、でも自分の持って来たのだと、きちんと動作音がするんです。

 

そこで車から 自分で分かりやすく書き直したシステム図を持ってきて(おじさんにあげるため)、始めてしまったのがトラブルシューティング。

きっかけは 「自動車専門の 電気屋さんが全く歯が立たずに 逃げ出してしまった」という一言。

 

プロが逃げてどうする?と ”力有る者は 困っている人に対し無償で助けるのが 人のあるべき道”というのが、僕の基本ポリシーであり、

親から譲り受け、 子供達にもそのまま手渡した(教育)した思想です。

*家の娘がボランティアを多くやってきたのは、そうした背景があるんです。

 

その道のプロが逃げ出したと聞いて そうですか!と 自分も簡単に居なくなる様なまねはしませんね、けして・・・  

 

まず元のPCMと、僕のPCMを何度か相互に載せ替え(接触不良ということもありますから)てIGNキーを回すと 明らかな違いが出る、

上に書いたように古いPCMは本来あるべきキーを回した際に出るはずの上記二つのリレー音が出ない。

ハイ! これ、単純に壊れているんですね、PCMが。

 

もちろん通電チェックと電圧チェックをコネクタ部分で調べ、そちらには問題が無いことを確認しての事です。 

 

で、僕のPCMを載せると リレーが動作する、 基本がクリアーされているということなのでCHECK ENGINEのランプがつかないのは 

単にメータパネルのランプ切れの可能性が高いと、  一応そう推測して故障診断を続けます。

 

*アメ車の場合、 IGNキーを回した瞬間に 燃料ポンプが回り始めるという方式を取っていて、クランクしてから燃料ポンプが始動する

日本の車とはシステムが違います。

 

で、燃料ポンプは動きますか?とおじさんに聞くと、これが動かないらしいのですね。 

おじさんも相当に困っていたらしく、燃料ポンプの不良かもしれないと思い、タンクを降ろしてポンプを外してあった状態だった、なんともラッキーですね。

エンジンの点火要素は 燃料 圧縮 点火 の3つですから、 圧縮はもともと問題なく走っていた車で有る事と、正常にクランクするので問題ないと

みて大丈夫ですね、この場合。

 

点火はPCMが壊れていと火花が絶対に飛ばないので、 PCM交換すればきちんと点火火花が飛びますので これも一応クリアー。

あとは燃料が来ているかどうか?だけとなる・・・・

 

そこで、エンジンが始動しない原因が ポンプそのものの問題なのか? それともそこまで行っている配線の問題なのか? 調べることに切り替えます。

タンクのところへいそいそ移動すると、外してあった燃料ポンプのコネクタを抜き、明るいところへポンプを出し、 ポンプ本体のコネクタから燃料ゲージのラインと 

ポンプモータのラインを テスターで調べ、次に接続コネクタの電圧を一つ一つ調べて行きます。

あれれ?? 電圧が来ていない・・・・ 

 

燃料リレーは動いているのに、電圧が来ていない?????    こうなると配線のトラブルか 燃料ポンプリレーの不良となる。

 

そこで再びエンジンルームを見て、リレーを調べてみると 電圧は来ているのに動作しても出力しない。 おおおおおお

内部接点の焼き付きか接触不良の可能性大。

フムフム・・・  「こうなりゃ必殺 直結だ~~~~!」 

 

で、おじさんに針金を持ってきてもらい、 コネクタを抜くとダイレクト接続。   同じことをおじさんに やってもらって、僕は後ろに移動して

様子を見ていると 燃料ポンプがきちんと動作している。

 

故障の原因の一つ 「発~見!」(笑)。

 

燃料ポンプリレーの明らかな不良という事ですね、これは。   このリレーがダメなら、その隣にある シャットダウンリレーも駄目な可能性が高い。

交換するのがセオリーです。  両方ともPCMに関係しますから。

 

あとはインパネ外して電球を交換して エンジンチェックのランプが点くか調べれば一応はOKなのですが、これはおじさんに任せます。

 

以上、ここまで 約1時間半程度の作業。

あとは 上記の二つのリレーを新品に交換して、燃料タンクをきちんと戻せばエンジンはかかると思います。

問題はテストのために僕が持っていったPCMが はたしてROM番号違いで使えるか?という事だけになりますが・・・・

 

しかし・・・・、おじさんに聞いたら、新潟の業者から一応PCMの図面をFAXでもらっていて、その図面が有った。

そうでありながら、店を構えてお金もらって商売しているプロフレッシュナルが 外車は・・・・で逃げ出すというのはいかがなものか?  

自動車電機整備士 という国家資格が泣きませんかね? 

 

?軍の極?最大の 最先端****システムを守る 、マルチスキルエンジニアが無料技術奉仕のこの一件、 本来なら英文翻訳と解析含めた

時間単価?万円の作業なんですね。    でも~軍なので給料安いけど   だ~っはっはっはっは! 

 

 


スマホ&タブレットホルダー IN ダッジ

2013年02月26日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

最近はスマホを音楽プレイヤー&音楽動画再生に使っている僕。

音楽の方は バイク専用 、 車では動画を見たい。

運転中に注視することはないんですが、 信号とかで停まったりしたときの僅かな時間が、

長い退屈に感じられる僕にはその方が良いんです。

 

あと、色々と検索したり、道路情報表示したりと スマホの特性に合わせて

利点を発揮するには 画面が見やすくて、操作しやすい場所に端末が欲しい。

 

で、アマゾンで 750円だっかな? タブレットホルダーを売っていたので購入。

そのまま放りっぱなしになっていたのですが、やっとこさ付けました。 

裏が吸盤式になっているのですが、そんな物信用しない僕はもちろんドリル付け。

 

だって、吸盤だと必ずボロリとなり、 運悪く画面コツン、 で 「ハイ!うん万円お釈迦~!!」

になるならホルダーその物をネジ留めしたほうが良い。

 

絶対に落ちませんから

 

僕は取れることを いちいち気にしながら運転できる人間ではありませんから。

 

*写真をスマホでとっているので、載せているのは普通の携帯です。

 

本来、7インチ程度のタブレット用なのですが、同梱の滑り止め兼安定用のシリコンパッドをつかってスマホを乗せてみましたが、特に問題なく使用可能。

 

ホルダーも安いので、ぶつけて壊しても何とも思わないのが良いところ。

ん?今気がついたけど これって上に向けると何か乗せられるか?

 

ティーカップでも乗せてみるかいな? ばははははは! 爆笑。

 


あ~あ バッテリーが・・・・

2012年08月22日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

バイク含めて何台も車が有ると、次から次へトラブルが発生する。

今日起きたのは、ダッジバンのバッテリーあがり。

中古で買ったのが2008年の夏だから、もう4年経つのでそろそろだろうな~とは思っていたけど、

いきなりダウン。

出かけている時でなくて良かった 

 

車内にはサブバッテリー含め合計4つ載っかっているのでどれか外して載せ替えれば

帰ってこれるけど、あくまでも応急処置だし、面倒。

 

そんでもって、交換だけど、85D26Rだと日本製では15000円くらいする。

以前パナソニック買って半年しか持たなかった苦い記憶から、さほど品質が悪くないと思われる

輸入バッテリーに交換することにした。 

 

現在載っているバッテリーをネットで調べると、同じ物が5300円とバカみたいに安い。

これで4年持ったんだから、もちろん十分なのでまたこれを使う事にした。 

そんでもって注文して、届くのは数日後、週末に間に合うだろうか・・・・・・ 

 


フロントガラス

2012年03月06日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

割れました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この間の雪の翌日の事です。

 

普段どおりに車に載って通勤。   フンフンフン

このときは全く問題なかった。

屋根の上には、まだ落ちきれない雪が載っていたのですが、平気だんべ、と仕事へ。

さて、帰ろうかと車に乗ると、 「オーマイ○ー!」っとぶっ飛んだ。

ガラスの右上と、運転席真ん前にでかい亀裂が入っている 

 

「なんで~?」 と力が抜けるが、同時に修理費の恐怖が襲ってきた。

さっそく自宅に帰ると、何箇所かに見積もりを依頼。

しかし、「カナダの車はね~」と二箇所からNG、もう一つは16万とかなんとか・・・・ 再涙

 

さすがに車のガラスだけは自分で交換する知識は無く、物が物ゆえにやる気も起きない。

下手にやって新品ガラスを木っ端微塵では、悲しすぎる。

「どうしょう・・・・・・」 と思っていたところ、近くに自動車ガラスのチェーン店があるのを見つけて、

飛び込みで交換を見積もってもらったところ、国産ガラス使用(アメ車のダッジと同じですから)

で10万以内に収まるとのこと。

 

純正より50%近く安いのにUFカット等、性能は上。

そんでもってあっさりお願いしました。

ただ、工場に車が入らなくて、屋外で天気のよい時に出向いてやるとのことで、連日の雨がきれる明日には、真新しいガラスとなりそうです。

 

 


アメリカで部品を買うと安いよね~ 、そうでないと維持できないし。

2011年10月28日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

数週間前に終わったダッジの車検は、すでに10万キロ突破していたのと、1994年型ということで、肝心の部分をきっちりやらねばならなかったので多少費用がかかった。

部品はすべてこちらが供給で、純粋に車検代として支払ったのは16万。   高い・・・・

 

今回まず優先してやったのはフロントと、リアのブレーキの整備。

なんとなく左にハンドルが取られる違和感を覚えていた僕はオーバーホールなんていうのじゃなくアッセンブリー交換。

シール類を取り寄せてオーバーホールという手もあるのだけれど、年式など考えるとピストンの熱変形やらシリンダの腐食等が当然

考えられるので、いっそ交換したほうが安全で簡単だ。 

 

フロントのディスクブレーキは新品にパカット交換してもらって終わり(整備士おお助かりなんですね、これは)。

次はリアのブレーキホイールシリンダだけれど、これは特に問題なかったけれど、年式考えてフロントと同じく丸ごと交換。

ブレーキ系統はまずこれでOK。 

 

次が点火系統ですが、火花を配るディストリビューターとローターは当然の事ながら消耗品なので交換。

実は注文時にうっかりしていてプラグコード一式を注文するのを忘れていた・・・・   

 

これには話があり、「プラグもそろそろ交換だべ?」と今回は寿命の長いプラチナプラグを8本取り寄せた。

ところが車検時に工場から「前回交換してありますよ」と指摘、どうも前回車検時に次回交換品として プラグ と 上に書いたプラグコードを頭のなかでとり違えていたようだ   老化? ボケ? ははは まだ若いのにな~ 

あとは通常メンテナンスで十分だった。

 

さて、その他は車検でやってもらうと工賃等でお金が出て行くので、リフト作業の無い安全に出来るものは全て自分でやるわけだが、

その一つがおととい紹介したリアのショックアブソーバー交換。 

 

後はそろそろやらねばならないフロントの駆動系一式ですが、これは来春までにやる予定なのだけれど、まずはウォーターポンプアッセンブリー、アイドラープーリー、テンションプーリー、駆動ベルト等。

全て消耗品と考えてよいので、一気にやらねばならない。   めんどくせー 

 

そういえば、アメ車には日本車で一時期流行った史上最低最悪の、先進技術名目でいて、その実は適度に車がお釈迦になって廃車してくれるのを期待してメーカが取り入れたタイミングベルトなんちゅ~くだらない物は無い。 

大陸を横断する車は、砂漠のど真ん中でベルト切れによるエンジン大破なんていう様な愚かな構造にはなっていないわけだ。

まあ、余りにも故障が多く、社会問題化しそうになって日本の各社ともタイミングベルトやめてチェンに戻っているけれど・・・・ 

 

とりあえず交換部品として取り寄せたのはこれで全部。

当然これだけの部品を日本車で交換しようなんて考えたら大変な金額になる。 

なぜか日本の部品代金に不満を持つ僕は当然アメリカから輸入、送料が8000円かかるが、日本で買うよりはるかに安い。

以下に大体の値段比較を書いてみたいと思うけれど、ちなみに日本国内にあるアメ車関係ショップの部品価格も参考に書いておきたい。

 

ダッジの車体考えれば、強度的にハイエースより上で、大体クラウンあたりの部品がつりあう同じ程度だろうと考えても良いわけだけど。

たとえるならブレーキキャリパーアッセンプリー  これは向こうの価格で一つ66ドル、円で5000円前後だ。

左右で1万円というところ。

クラウンなら一つ3万からへたすりゃ5万。 アメ車屋で3万からへたすりゃ10万ボッタクられる 

オーバーホールキットでも片側だけで5000円前後と日本車は激高。

 

ブレーキホイルシリンダーにいたってはアッセンブリーで11ドル、たった700円。 クラウンは4輪ともディスクのために

比較不能、アメ車屋でこの部品は5000円から1万する。

ちなみに700円は 普通の日本車のオーバーホールキットより安い。

 

ディストリビュター と ローターはあわせて30ドルで2400円と。 同じV8のクラウンなら数万、 アメ車屋で1万円くらい取る。

 

ウォーターポンプは100ドルで 8000円 パジェロミニのポンプ値段と変わらない(笑) 

、クラウンなら3万、 アメ車屋で2万。

 

駆動ベルトは 50ドルで4000円、 クラウンで同じものは無いがドライブベルト系合わせて8000円、 アメ車屋で1万えん。

 

アイドラープーリーは30ドルで2400円、 クラウンなら(付いているかな?)多分8000円くらい、アメ車屋で1万。

テンショナー&プリー は110ドルで9000円くらい、 クラウンなら(付いている?)16000円くらい、アメ車屋で2万。

プラチナプラグ 一本4.5ドルで360円 日本だと1500円。

 

リアのショックアブソーバーは一本60ドルで約5000円、 日本車なら1万、 アメ車屋なら1万5千円。

 

とだいたい書き出してみたが、どれだけ日本車と日本国内のアメ車やがボッタクリしているか良く分ると思う。 

 

上に書いた価格から、概算で取り寄せたのが4万8千円くらいであるが。

クラウンだと12万円、 アメ車屋だと18万円になる。

 

このコスト差の理由だけれど、今回取り寄せたのは純正品ではないが、純正と同等かそれ以上の性能をもつOEM部品製造会社のものばかり。

アメリカでは純正品より社外品のほうが低コストで性能がはるかに上の製品というのは当たり前のようにあるわけです。

*ただ、その信頼性の高いところを見つけるのは大変ですが。

 

なんで日本車はこんなに部品が高いのかというなら、OEM部品を造って売る、また売れる土壌が無い。

車を所有する物が言われたままの値段にまったく疑いをもたない、またコスト意識が全く無い。

へたすりゃ部品代が高く、修理などでバカ高い金額をはらわされても、逆にそれをステータスにしているやからもいる。

 

このあたりは、少しでも浮かしたお金で家族と旅行へいったり、美味しいものを食べに行こうとする僕にはまったく理解出来ないことです。 

車検代でバカ高いお金払わされて自慢している人間の顔をみると、その値段の分だけ脳みそが足らないように感じてしまう。 

 

とにかく入ってくる収入というのが増えもせず、みんな大して変わりが無いのだから、あとは支出の中から、何が無駄で何が有用なのか?

どうやって品質を落とさず品質の良いものを得るか? 24時間常に考え、それを実行しない限りはただの無駄と後悔だけが待っていると思っているが、まちがいであろうか? 

 

知り合いが車を車検に出し、40万ディラーに請求された話を聞くが、参考までに僕外車所有経歴の中で部品代を除いて、大抵は15万から18万、20万を超えたことなど一度も無い。

こうした日常生活の中にある、無駄の一つ一つを丁寧に減らしていくと、無頓着に生活している年収1000万くらい人の生活が僕にも出来てしまっている。

知識と技術、教養はその人間のもつ力を数倍にして、安定させてしまう。

同じ様な力をつけることを、つい娘と息子に願ってしまうのだけれど、単なる親父の小言にしか聞こえていないところが残念で仕方ない。 

 

えへへ 

 

 


猿でも出来る Dodge Ram VAN のリアショックアブソーバー交換 

2011年10月26日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

北風が多少吹く中、昼休みに 愛車ダッジのリアショックアブソーバー交換をしました。

車検時にまとめてアメリカから取り寄せておいた部品の中で、リフトを使わずに簡単&安全に出来る作業です。

こんなんでも車検時や、特にアメ車の整備工場に交換頼むと結構驚くほどお金がかかるわけで・・・・ 

車は1994年式 B350 マキシーロングですが、この辺りの年式は皆同じで、整備自体は上に書いたように簡単ですから、工具の使い方に慣れていれば、45分程度で終わりす。

 

タイトルにもあるように、猿でも出来る整備の一つです。

 

まずこれが今回交換するリアのショックアブソーバー

 

作業行程は、ショックを固定している上のボルトと下のボルト二本を取り外し、ショックを新しいものへ入れ替えるだけ。

 

弛める場所ですが、まずは下の写真にある黄色矢印二カ所。

別に車をリフトしなくても十分に作業できますので楽ちん。

3/4インチ(約19mm)のスパナ二本でナットを弛めます。

ナットを取り外したら、ボルトはまだ抜かないでください。

 

そして次は上のボルト。

見えずらいですが、黄色い丸印のところにあり、これも3/4インチ。

ここはナットで、ボルトの頭はリアのホイールハウジングの中にあり、 タイヤを外す必要もない。

ボルトはここからフレームを貫通するような感じで上の写真の場所に出ています。

 

 ナットを先に弛め、弛んだら次にソケットレンチなどでボルトを弛める。

その方が早い。

 

さて、上も下もボルトとナットが弛んだら、まず下を外しますが、ショックアブソーバーの下を受けていた部分がナット締め付け時に

微妙に歪んで抜けにくくなっています。

固い場合はドライバー等でこじるなりして取り外します。

はずれると

こんな感じでショックアブソーバーがニューと伸びてきます(笑)。

下が外れたら、上のボルトはあっさり引き抜けますので、ショックアブソーバーを取り外します。

トップのラバーを挟んでいるワッシャーが落ちてくるので、目に当たらないように注意。

 

 

新しいショックを取り付けますが、その際にこのバンドははずさない。  ニュ~と伸びて作業が面倒ですから。

カラーを指で押し込みます。

 

取り付けですが、まず上を取り付け、ボルトを通し、軽くナットを取り付けておくだけ。

そして下ですが、ボルトを通すときに多少腕で押してあげる必要があります。

この際に、下の受けが歪んでいてショックアブソーバーの下がスムーズに入らない場合は木の棒などでこじり、

多少広げる必要があります。

広がってもボルトとナットで締め付けますから問題有りません。

 

後は下のボルトを差し込み、上と下のナットを締めます。

最後にニュ~を防止していたバンドをペンチなどで切れば終了。

 

この作業を反対側でも行えば終わり、とても簡単です。

新品と古いのを並べるとこんな感じ。

交換したショックアブソーバーで腕で掴んで押し下げてみると、まだ一応は生きているのが分ります。

スカスカという感じではなく、10万キロ走った割には良いほうだと思います。

使用したツールはこれ。

 

さて、交換後の感想ですが、走ってみると明らかに違うのが分かる。

今回交換したのはリアですが、ダッジ独特のフワフワした揺れが少なくなり、後ろに乗せてある物が安定しているのもハッキリ感じられる。

KYBは日本のKayaba製で、これを選んだ理由は日本のメーカだからで、他にも色々なメーカー有りますが、どうでもよいこと。

やたらうんちく並べてやかましい人もいますが、

公道かっ飛び、他車にうとまれ、歩道のばあちゃん じいちゃん&女性と子供達に不快をまき散らしてまで自己満足する系統の趣味は全く僕にはありませんから。

最後に、フロントは又お金が出来たらやろうかと思っています。 

 

 

 

参考:国内で部品を手に入れるならここが安いと思います。

有限会社マース


Waeco(Dometic) 冷蔵庫 電子制御化 取り付け編

2011年04月07日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

さて、だいぶ時間を置いてしまいました、そろそろ春なので冷蔵庫を車に取り付けねばなりません。

作業そのものはだいぶ前に終わっていましたが、アップするのが面倒でそのままになっていました。

 

さて、取り付けはそのまま取り付けで、多少の改造を加えています。

 

作成した基盤を使って新たに温度制御できるようにしますが、

僕のした配線は図のようになっています。

電気に強い人は簡単に分りますが、まったく知らない人はこれを実際に配線するのはたいへんです。

赤い斜線で囲ってあるのが電子制御基盤、 5Aと書かれていますが、5Vの間違いです。

 

この作業にあたって元の配線から変更したのは庫内灯の回路で、これは元々トランジスタを使用した余計なものが付いておりまして、

しかも調子悪かった(笑)ので、 古い線を利用して新たに作り直しています。

さらに、庫内灯には冷蔵庫内部の空気の流れを強制的に起こして冷却効率を高めるフアンをかませており、メインスイッチを入れると自動的に作動します。

 

配線ですが、何より面倒なのは外部から冷蔵庫内にどうやって配線を通すかで、はじめはドリルで穴を開けてのつもりでいましたが、

後ろに冷媒の配管などが通る穴があって、隙間があったのでそのまま使って配線を通しています。

粘土みたいなものが見えますが、ここから配線を通します。

さしあたって、庫内側の冷凍室ふたを再度の4本ビスをはずします。

こんな感じになっています。

 

これの上、奥の方に穴がありますので、庫内側からまず針金を通して 配線をはさんで

オリャ!と引き出します。

配線を横に回して温度センサーを取り付けて奥のほうへ固定。

ついでに、サーモスイッチから来ている針金みたいなセンサーがなぜか配管に供留めされているので、

それをはずして、下のほうへ引きなおし固定。

こんな感じになります。

このサーモスイッチから来ているセンサーがなぜ冷媒配管に供留めされているかという理由は、正直知りません。

見かけの問題かどうかはわかりませんが、元の位置にあると、冷却板や冷媒配管にびっしりと霜が着きますから、少し長めに冷蔵庫を使っていると霜で覆われますから、まともな機能を果たさなくなることは明快なのですが・・・・

たぶん見かけの問題なのだと勝手に判断。 これに関して何の検証もせずに(かなりいい加減)取り回しを変更しました。

次が、庫内灯とフアン用電源線、これは元から来ている配線をそのまま利用します。

 この線

そんでもってフアンを固定して、こんな感じ。

フアンの配線は庫内灯のレンズ横から取り出しました。

 

「あれ?」と思われる方もいるかと思いますが、実はこの冷凍庫、すぐ下に冷気調整用のトレイみたいなものが本来付いています。

しかし、これがあると冷凍庫はともかく冷蔵庫が冷えないのが分っている為、以前取り外したまま、以降一度も使用していないことから、

もう使うことは無いと判断し、フアンを取り付けるスペースに使ってしまいました。

 

外部の配線ですが、配線を整理し・・・  といっても結構面倒。

うんしょ!と 車に冷蔵庫を固定、

 

次にコントロール用の配線を通しますので、キッチンの目隠し板に大穴をホジホジ(笑)。

車体にもどすとこんな感じ。

だっさ~!

 

メンテナンスホールから外部配線の最終作業を行いますが、電子制御基盤は雨にぬれないようにタッパの中に入れてこんな感じで固定しました。 もちろんタッパの固定はお得意のシリコンシーラントです。

あー面倒くさいな~

 

最後に室内側の各スイッチを取り付け、電源入れて動作確認。

 

黒いのが操作盤で、左上がサーモスイッチと電子制御の選択用スイッチ。

右上が電源入っていることを表示するブルーLED

下が冷蔵庫のメインスイッチです。

 

電子制御基盤に温度が表示されています、ただしこれはサーモスイッチでも電子制御でも両方とも温度表示するように

してあります。

ゆえにサーモスイッチによる運転時は温度表示はきちんとすれども、コンプレッサーの制御は電子制御ではありません。

 

電子制御側に切り替えると、設定の5℃を基準にプラスマイナス一度の範囲で性格に庫内温度を制御します。

 

使い方ですが、電子制御で普段は動かし、もしそれが壊れたら、スイッチで切り替えてサーモスイッチによるコントロールが出来るように

と考えました。

電子制御基盤そのものが簡単な構造なのでまず壊れることは無いと思いますが、念のため。

 

さて、これで、電子制御側の試運転を行いましたが、なんら問題なく動作&快調。

ただし、サーモスイッチ側は面倒なのでテストしていません、本来の位置からセンサーを移動しているので、それがどんな影響があるか

までは分りません。

テストで作動させる条件化では問題なくコンプレッサーは動いていましたが。

 

最後に

昨年からだいぶ間を置いての電子制御化の 更新。

このシリーズはこれで最後となります。

 

 

 

 

 

 

 


Waeco (Dometic) 冷蔵庫 電子制御化 配線図編 その1

2010年12月08日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

昨日紹介したHPにある配線図は、僕が実験に使用したものとはとは異なります。

そこで、多少手を加えたものがこれ、

*一部図面に誤り、リレーはオムロンではありません。

 

実際に基盤へ実装するとこうなります。

これだと配線のつながりがよく分らないので、図面というか紙に落とすと

 

裏面が重要ですが

右下の赤は5Vの+、 緑は-で、安定化電源基盤よりパワーを供給します。

他に黄、赤、緑の配線が基盤から出て左下へ落ちていますが、これが温度センサーへの配線です。

 

写真だとよく分らないので、同じく紙に書き落とすと

朱書きの線は裏から表に出ている線を黒で書くと混乱するので色を付けて分りやすくしています。

 

以上、次は安定化電源ですが、これは秋月のキットを使うので、特に説明は不要かと思いますが、

これは次回、

それぞれの基盤とDanfossのユニット織り交ぜた総合的配線を紹介します。

 


Waeco (Dometic) 冷蔵庫 電子制御化 資料編 その1

2010年12月07日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

電子制御の実験もとりあえずは終了。

そこで、今回使用した制御回路は、http://www.ni.bekkoame.ne.jp/sogawa/html/auction/thermo886_2.html

のものを使用させていただいております。

理由は簡単、必要なパーツが入ったキットで1400円と安い上に、一番面倒な温度制御用プログラムをすでに書き込んでくれているからなのですね。

ということは無駄な出費が一切無いということです。

これをそのまま応用し、出力が20mAあたりが限界のPICではリレーをドライブ出来ませんから、その辺に転がっているようなトランジスタを使って動かす簡単な回路をオリジナルで追加しました。

図面は次回アップします。

このキットに無いのが配線用基盤、リレー、ダイオード、トランジスタ等ですが、購入は秋月電子という有名なところに注文しました。

http://akizukidenshi.com/catalog/default.aspx

制御回路基板に安定した電圧を供給する電源基盤ですが、 安定度そのものが温度制御の正確性に結びつきますから、これを使用しています

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-00095/

 

実験終了ですから、そのまま組み込み作業に入ればよいのですが、冬でもあることから横着してなかなか進みません。

春までには完全に終了させる予定でいます。

 


Waeco (Dometic) 冷蔵庫 修理 電子制御化 テスト編1

2010年11月26日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

Waeco(現在Dometicに吸収されてます)の冷蔵庫トラブルから始まった修理&電子制御化ですが。

以前から行ってきた動作テストが終了したので、まとめてアップします。

まずテストに使った基盤から紹介、そして配線等は配線図編であらためて紹介し、テストの結果だけ報告してみたいと思います。

まず電子制御基盤はこれ

裏は

です。

そしてこの制御回路には良質な電源が必要なことから

車のバッテリーから供給される電圧約14.5V~10.5Vの電圧をコンバートして

制御基盤に5Vを供給する基盤

両方併せて2000円程度の出費です。

まず配線を接続、ショートしないように気をつけますが、あくまでもテストなので結構いい加減。

それを外気温11度の外に持って行き、さらにテスト用に100Vから12Vを作り出す安定化電源”装置”に配線を施して、早速テスト開始。

気温が低くかったこと、冷蔵庫そのものも全体が冷えていたことから、約1時間ほどで順調に目標温度4度へ到達。

電子制御基盤の設定は庫内温度が4度まで下がるとコンプレッサー停止で、6度まであがると再びON、以後それを繰り返すように設定してあります。

基盤の表示している温度は4.9度、庫内の温度計は

です。

テスト用温度センサーはこんな感じ

しばらくそのまま1時間くらい様子を見ていましたが問題なし。

ただ、思わぬ事がありました。 温度が4度に達すると当然コンプレッサーは停止。

そして6度になるまで動かないわけですが。

その際にフリーザー室の温度は庫内温度と中和していきます。

フリーザーの冷えが冷蔵室に移動して、両方の温度が近づいていくわけですが、庫内が6度になったときには、冷蔵室は約0度でした。

あまり長い時間コンプレッサーを停止させていると、こうした事がおきるわけで、ただ、制御基盤そのものは、細かい設定が出来ますからそれを変えれば問題ありません。

例えるなら4度にてコンプレッサー停止、4.5度で再起動というようにすればフリーザー室温度が0度まで下がることはないと思います。

ちなみに4度でコンプレッサーが動いているときのフリーザー温度はー17度でした。

次は室温20度のところへ移動してのテスト。

まずはコンプレッサーが動いていない状態で、扉をしばらくぱたぱた動かして庫内温度を意図的に上げます。

そうしないとテストの意味がありませんから。

そして電源ON。

この条件も特に問題なしで動きますが、先ほどより温度が高いですからコンプレッサーの再起動までの時間が短く、また庫内温度が下がるもの遅い。

「完全に狙い通りに動きました!」と言いたいところですが。

微妙に5.5度付近から下にいかず、コンプレッサーはずっと運転しつづけています。

もっと下がるかと思ったのですが、この結果は以外。

僕の持っている冷蔵庫ですが、実は修理品で、一度ガス漏れがおきたものを購入しています。

その為に普通と異なってコンプレッサー本体にはフロン再補充用口金が付いています。

「以前より、冷えが落ちたのかな~」なんて思うも、思い違いだろうか? それとも再びガス抜けだろうか? ただ4度にわずかに達さない5度から6度くらいが駄目なのか?ということは微妙、10度になると微妙ですが。

このまま使いつづけて(電子化のため冷えがすぐわかる)、温度が旨く下がらないようなら、フロンを補充してもらうつもりです。

ただ、もともといい加減なヨーロッパ製ですから、個体差によるばらつきもあるのが当然なのですが・・・・

フリーザー室温度を測ると-15度くらいと結構低めなので、そんじゃ~ファンでも入れてみるかとまずは右側に設置

ところがあまり効果が見られない。 そこで左側に設置

すると30分ほどで庫内温度は4度まで無事低下、このときの冷凍室温度は-6度くらいでした。

なぜ右側と左側で異なるのかはわかりませんが、実験ですから結果が全てみたいなところがあるので、素直に”左側に置いた方が良い”と認めざるをえません。

庫内温度が4度に達した後は設定通りコンプレッサーが電制御基盤によりオンオフ制御されて順調に動きます。

次に室温25度。

これだと庫内温度7度くらいでそれ以上は大差がありませんでした。

 

さて、最後が30度まで無理やり室温をあげてのテスト。

暖房をめいっぱい上げ、暑くしてのテスト。

これが一番気になるところです。

結果ですが、残念なことに冷蔵庫内温度は目標の4度まで下がらず、だいたい9度から10度くらい価をたもちながら動き続けています。

このときのフリーザー室温度は-7度くらいでした。

先ほどのファンを設置すれば6~7どくらいまで下がるかも知れないと思いながらやってみましたが、なぜか10度から下にいきません。

フリーザー無いには霜が付き、温度が-5度くらいまで下がるのに、庫内はほぼ一定。

この辺はもう少し解析する必要がありそうです、出来ればですが・・・・

 

真夏に冷蔵庫を使用している環境下では外気温が35度くらい、車体表面温度はそれ以上になりますから、冷蔵庫内部温度が10度付近のままであることは以前確認しています、10度以下にしないような

何かがあるのかも解りません。

ひょっとすると外気温をコントロールユニットで検出していますから、コンプレッサー保護かなにかで、回転数を落とすようになっているのかな?

 

この後、室温を25度まで下げ、コンプレッサー回転数を2000回転にする実験をしましたが、しばらく庫内温度を見ていたところ、13.5度前後まで上昇。 フリーザーは0度でした。

この結果から、コンプレッサーの回転数を抑えると消費電力は少なくて済みますが、温度が20度以下の環境でないと、冷却が追いつかないということになります。

回転数は抵抗値の設定により3500回転までの幾種類かで設定できますから、電流をふんだんに流せないソーラーパネルなどを乗せている人は旨く使えば便利です。

2000回転で冷えないのは、当たり前といえばそうですが、ヨーロッパの涼しい地域ではこれでも十分なのでしょうね。

普通のキャンピングカーでこの2000回転を使うには、秋も深まった頃から冬期に冷蔵庫を使用する方法として有効で、外気温10度くらいなら、おそらく庫内は5度くらい。

車内でFFヒーター付けて24度くらいの環境、電源を消費する事の多い、スキーキャンプなどでは非常に有効かもしれません。

他には、一泊二日くらいの短期キャンプでフリーザー室を冷蔵室として使い、冷蔵庫は単なるもの入れとして使うとか。

人によりもっと旨い使い方を思いつくかもしれません。

 

 

以上テスト結果でした。

 

 

最後に、庫内温度を見ているセンサーはこの大きさです。

本当に小さいので、最終的に冷蔵庫本体に穴を開け、配線を通して設置する予定です。

 

次は配線図編をアップしたいと思います。